似ているようで違う面白さを語り合いたいマンガ『ジャガーン』
ジャケ買いしてからずっとそのままになっていた『ジャガーン』。面白いと教わったので早速読んでみたんですが、あまりにも面白すぎて、まだ完結してないうちに読んでしまったことを後悔したのがつい先日のことでした。
最近このパターンが多いんだよな。。。
そもそも『ジャガーン』は何が面白かったのかなと少し考えたんですよね。
ストーリーはSF寄りですが、人間が変形してしまった壊人(カイジン)を倒していく主人公も結局は壊人であるという設定。ここまでは別に「よくある話じゃないか」と1巻あたりを読みながら思っていたんですが、後半になるにつれて何度も「なるほどね」と。そう思えるポイントが、ぼくのなかにいくつかありました。
①正体を隠すもの
まず主人公も壊人ということはすぐにバレます。そこから正義の壊人たちが次々名乗り出てきてチームができるんです。この展開は新しいなと思いました。でも、もし現実になったとしても同じことになりそうな気がして妙な納得感があります。
②亡くなった彼女と新しい恋人
人類が壊人になってしまう原因は「キチガエル」と呼ばれるカエルのような生物が体内に侵入し、宿主の欲望につけ込むためですが、これを全部倒すとひとつだけ生命を創れるようになります。
それを知った主人公は亡くなった恋人を生き返らせるために戦うことを決めますが、道中で違う相手を好きになって付き合います。笑
これも意外なほどに納得できちゃう、読んでいるうちに「恋が実って欲しい」と願うようになるんですよね。このストーリーがなかなか良いです。
③正義が簡単に悪に負けること
先程「正義の壊人が集まってチームに…」と書きましたが、意外とあっさり負けます。この展開の速さが本当に飽きないんですよ。次々に定義が上書きされていくテンポが本当に良いです。
④自分の能力に限界から進化すること
主人公ジャガーンの能力は交番で警官をしていた経験と「ぶっぱなしたい」という欲望を持っていたことに由来しています。
右手から弾丸?を打つんですがそこからの進化がヤバイです。
10巻くらいまで進むと蛇ヶ崎銃(ジャガン)がどんどん進化してジャガーン自身もカッコ良くなります。これはこれでまた読み続けたいと思っちゃうんですよね、最高です。
⑤さらに歪んだセカイになっていく
そしてさらにそのままですが、世界が一向に良い方向に向かわないところがぼくは好きです。混沌とした世界ができあがろうとするなかで、その設定の素晴らしさが際立っていて、よく考えられているなと唸ってしまいます。
ぼくにとっては「GANTZ」とも「今際の国のアリス」のあらすじとも違う、どのSF的なマンガとも似ているようで違う、今どきなマンガながら設定が素晴らしく一気に読めてしまう、そんな作品でした。
ここ最近でのヒットですね。『ジャガーン』を読んだ者同士、どこが面白かったのかを語り合いたいものです。
それではまた明日。
最後に。
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