『エンジェル・ハート』
水曜日ですね、今日のマンガは『エンジェル・ハート』です。『シティーハンター』のパラレルワールドのマンガですね。とにかく、いい話なんですよ。
そもそも、全人類が幸せになれる映画『劇場版シティーハンター <新宿プライベート・アイズ>』を観終わった瞬間に、シリーズ全巻のマンガを買い直しちゃったんですよね。
ここから結構一生懸命に『エンジェル・ハート』を読み直しちゃいました。
まずは『シティーハンター』をさらっと読み返して、奥付をパッとみたら「2013年」とかってなってるんですけど、
そこじゃないよ!上の1985ね!!ぼくが生まれた2年後ですね。それぐらい前のマンガです。
もうnoteでは「シティーハンター」より先に、『エンジェル・ハート』を読んでいるっていうのはお伝えしたと思うんですけど、こっから始まっているんですよ。
『エンジェル・ハート』の冒頭では、暗殺者にパパが殺されるところからはじまります。
これがきっかけで、暗殺者はもう嫌になってしまって飛び降りるんです。
さらに、二日後にある事件がおきます。そして、結局のところ暗殺者は心臓移植をされて生きているんです。一瞬「可愛いな」「キルビルみたいな世界観あるのかな」と思っていたんですけど、全然そんなことありません(笑)。
パパを殺したのは、幼少の頃から訓練を受けた殺人のエキスパートだったんです。こうして、グラス・ハートはいろんな人を殺すことになってしまったと。そんな全てが嫌になって自分の心臓を貫いたんです。
でも、声が聞こえてくるんです。
このとき、冴羽獠は相変わらずなんですけど、さすがにもう年老いているんですよね。さらに、冴子も出てきます
あと、決して『シティーハンター』では描かれなかった、香と獠のイチャつきシーンがめっちゃ多いんですよ。そこはグラス・ハートがみる夢を通して描かれていきます。
こんなデートもしてたんだなと思っていたら
香は子どもを助けようとして、事故にあってしまっていたんです。グラス・ハートの心臓移植に使われた心臓は、亡くなった香のものだったんですね。
ここから、グラス・ハートが動き始めます。「シティーハンター」もそうなんですけど、人を平然と殺すんですよね。
そもそも「シティーハンターってなに?」っていうと強盗でもなんでもなくて、スイーパーなんですよね。なので、人をあっさり殺すんです。
それがちょっとすごいなって思っていて。
で、徐々にグラスハートが新宿に行くと。で、冴羽獠と出会って少しずつ人の心を取り戻していってとストーリーが進んでいきます。
なんでぼくがこの『エンジェル・ハート』を好きかっていうと、(1st シーズンまでしか読めていないんですが)
グラス・ハートは冴羽獠の養子になり、アシャンと呼ばれるようになるんです。そして、アシャンは獠のことを「りょうパーパ」って呼ぶんですよね。
こうして、絶対に2人は恋愛関係にはならないんですよ。
それが本当にいいなって思うんですよね。"実の娘との会話ってこんな感じなのかな"っていうシーンが、めっちゃあるんですよね。
例えば、この話です。そもそも、冴羽獠ってめちゃくちゃ女好きなんですよね。10巻では、冴羽獠が朝倉朋美というニュースキャスターと付き合うんですよね。
獠がないないないって言っていたら、女の子専用携帯を無くしちゃうんですよ。
そうしたら、拾い主が現れて「営業携帯電話でさぞ困っていません?」って、女の子からめっちゃ電話が掛かってくるから「あなたホストでしょ?」と思われていたんです。
こうして話していても、どんどん掛かってきて「売れっ子ホストなんでしょ?」と追及されます。
で、お店に連れてってくださいって言われた獠は、面倒だから自分がホストだからということにして、本当に朋美を連れて行ってしまいます。
ここで、朋美はオーナーから無愛想であることを指摘されてしまうんです。
そして、獠が帰ってしまったあとで、ホストではなかったことを知らされます。ここで朋美は、獠のことを悪く言うんですが
みんなから反論されてしまうんです。
そこで、どうして適当に振る舞っているはずの獠が、みんなから好かれるのか気になりはじめます。そのことを、朋美が獠に電話で話すと
もうね、年齢を重ねた男性はいい色気を出しますよね。
中村雅俊って感じです。このエクボとか。
そこから、朋美も変わり始めます。
急に笑いはじめるんです。
でも、獠から全然電話が掛かってこない。「なにイラついているんだろう」と。「恋人からの連絡を待っているみたい。」「どうして連絡してくれないの?」
やっぱり、このね娘目線。ここがいいんですよ。
そうしたら、アシャンがいるみたいな(笑)。
そして義理の娘の前だろうと、あなたから電話がないとイライラするって言われていても、冴羽獠の電話は止まらないんですよ。
ここらへんが、またいいんですよね。
勢いに押されて返事しちゃったな。っていう、アシャンはいつもりょうパーパの味方なんですよね。
あと、ここがぼくはすごく嫌だったんですけど
男にとってGPSなんて、なにもいいことないですよ。でも、このページすごい好きで。アシャンの娘目線がいいんですよね。
あと、俺は絶対この人無理だと思ったのが、
とか。
ここも面白いんですよ、みんなでこうやって。
こういうところ意外と好きです。
雑踏のなかにのほほんと転がっているシーンが好きなんです、ごく普通に。
あと、これもいいんですよ。7巻ですね。昔、香と生き別れになったお姉ちゃんが会いに来るんです。
でも、「知らない女がいる?なんで?」とお姉ちゃんがなっていたところに、アシャンが「カオリマーマ?」となって。
ここから、香の心臓がアシャンに移植されている事情を説明したり、いろいろあって誤解は解けていきます。
ただ、アシャンは手術後に薬を飲んでいたんですね。他人の心臓を移植しているので、拒絶反応が出てしまうんです。それを薬の服用で対処していて、結果的には生きれるけど副作用で辛くなっちゃうという問題がありました。
それがアシャンは新宿にいると、限りなく適合率が100に近づくんです。新宿っていう環境が、そうさせてくれます。
さらに、お姉ちゃんがアシャンにあることを言うんです。
お姉ちゃんは、この町ごとNYには持っていけないもんね。私、帰る。だから、一緒に今夜は寝よう。
ってなるわけですよ。で、2人は寝るときに同じ夢を見るんですね。
香の小さい頃とか。
香から笑顔が消えたこととか。パパが帰ってこない。パパの真実を受け入れられずにいるとか。
で、いつもお兄ちゃんがいて。
こっからお父さんと同じで、お兄ちゃんも最終的に警察官になっちゃうんですよ。でも、はじめは警察官になるもんかって言ってるんです。
それなのに、笑顔を守ために警察官になったんです。
めっちゃいい話じゃないですか。
ここから、夢は続いて
新宿でシティーハンターって知ってる?XYZって書けばどんな依頼でもくれるっていう都市伝説
当時、香が冴羽獠と出会ったときに、お前が足手まといだからシティーハンターの役目を分業しようぜとか、いろいろに聞こえちゃうんです。ヘロイン200kg強奪しようぜとか。
で、行ったら現物があるんです。
そして、獠とお兄ちゃんが確認に行くと、さっきまであったはずなのになくなっていて、いろいろ探してもうダメかもしれない
ってなったときに、いつものように駅へ依頼の確認に行ったら
で、バレて。シティーハンターの役目を分業してやっていこうって。香もちょっと怒るけど。
シティーハンターはこうして始まったんですね。
で、ここです。これも見てほしい。
香のお兄ちゃんが亡くなってからは、香が掲示板を確認して獠に一時情報として伝える役割だったんですね。
なんで、XYZを見に行って、たまにはって現場に行ったら
香が「獠なにやっているの?」って言ったら、みんな出て行って
これから、プロポーズするらしい。
って、ここからアンジャッシュっぽい軽いコントが続くんですよ。
結婚ってどう考えてるの?とか、30ってうるさいなとか、お前って好きな人いるのか?とか
お、これはいい雰囲気じゃんってなるわけですよ。
獠は香のお兄ちゃんが亡くなってしまったときにも、一緒にいて…
だから、みんな分かっているんですね。
なのに、獠はなんで俺に黙っていたんだ。
誰だそいつはってなるんですよ。
そして、冴羽獠は本名も国籍もないんですよね。
っていうね、こういうのが当時あったんだよっていうのが
お姉ちゃんとアシャンが一緒に寝たことによって、同じ夢を見て分かるんです。
なんていい話なんでしょう。
結論やっぱり冴羽獠は、事件は絶対に解決するしなんかすごいわけですよ。なんだかんだ、大人の温かみがあるし。
いろいろなマンガがあると思いますけど、ぼくは寝る前に読むことが多いので文字が多と読んでいて眠くなったりします。
もしくはストーリーが気になりすぎて眠れなくなるマンガもあるんです、"一気読みしちゃおう"とか思うような。『青のオーケストラ』はその勢いでバーンって読みました(笑)。
でも『エンジェル・ハート』は読みながら"寝落ちしてもいいかな"って思える、そんな感じのマンガです。ぼくは1st シーズン しかまだ読んでいないので、もしかしたらここからまた変わるのかなっていう楽しみもありますね。
(ヘッダー画像引用元:COMIC ZENON&ゼノン編集部 )
それではまた明日!
最後に。
読んで頂きありがとうございます。
そして読んだということで「スキ」「ハート」をポチってください。人間リアクションは大切です。
そしてお知らせ!
①人生相談というnoteを書きました。ちゃんと回答していきたいと思うのでぜひあれば書き込んでみてください。
②note内にサークルがあります。こちらもよければ。
ここから先は
漫画オススメまとめ(コメント有料版)
いままで書いてた漫画についてのレビューをスタートさせます。(2021年11月より) 漫画をレビューした後、良かった、コメントしたいという…
良いと思ったらサポートお願いします。嬉しいので。 もちろんちゃんと返信させて頂きます。