高校ダンス部の青春を体験できる漫画『ワンダンス』
おすすめしてもらった漫画なんですが、僕的にダンスという領域には無知というか、全然興味はなかったはずが、読んでみたら意外や意外って感じでした。
『ワンダンス』(珈琲/講談社)1巻より引用
そもそもが吃音症の主人公がダンスをするということについて、非常に設定が面白いなと思いました。以前に『英国王のスピーチ』でも書きましたね、吃音症については。
さて、本作の感想に話を戻すと、主人公であるカボくんはダンスに対して、最初は恥ずかしいという気持ちを抱えていたのに、気づけば夢中になり。
『ワンダンス』(珈琲/講談社)1巻より引用
そして、その隣には湾田(わんだ)さんという、非常に可愛くダンスに夢中、そしてとてつもない才能を持っている女性に惹かれながら高校生時代を過ごしていく、青春あり、ダンスありってやつなんですが..
『ワンダンス』(珈琲/講談社)1巻より引用
常々書いてきたように高校生の思い出は何物にも変え難い、そんな時間に夢中になれることがそもそも素晴らしいという前提を思い出させてくれます。
その上で、今では義務教育になったダンスというものをアドオンしてくるわけですが、専門用語は出てくるにしろ、素人が見ていても読みやすい。
そしてキャラクターのタッチがすごく繊細。その人たちが纏ってるオーラみたいなものも、すごく上手に描かれています。
『ワンダンス』(珈琲/講談社)1巻より引用
ぼくは一番ここを評価したいなと。
ふと思い返してみると、『ブルーロック』にもオーラのような描写がありましたが、『ワンダンス』はまた違った世界観の描き方をされていると感じました。
この表現があるから、その人の感情、音楽の世界観、そして、最終的には作品全体の世界観というところに落ち着いてるんだと思います。
『ワンダンス』(珈琲/講談社)1巻より引用
ストーリー上でこれが気になるっていうよりは、全体を通して世界観を体験することができる。そんな作品なんじゃないかなと。
巻を重ねるごとに、ダンスと音楽の関係性、コンテストとバトルの違い、各ジャンルについてなど、シーンを深掘りする内容になっていきます。
それでも、1巻では初心者だったカボくんが様々なダンサーと出会い、成長していく姿を追っているうちに、自然とハマっていっちゃうんですよね。
オススメです。
それではまた明日!
最後に。
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