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一度読んでほしい、児童精神科の漫画『リエゾン-こどものこころ診療所-』

これはおすすめしてもらった漫画で、普段ジャケ買いをするぼくからすると、同じく医療系の『医龍』は買うけど、この絵のタッチはなんとなく、ほんわかしたイメージなので買わないはず。

そんなきっかけがあり読めたことに、そもそも感謝しています。

作品紹介
遠野志保は小児科の研修医。遅刻や忘れ物の常習犯だ。見かねた研修担当医から、系列の小さなクリニックに“飛ばされる”。

そこで志保を待ち受けていたのは風変わりな児童精神科医・佐山だった。志保は唐突にある診断を下されて……。

大人も子供も生きづらさを抱える現代——。悩める親子に向き合う“児童精神科医”を描く、新たな医療漫画がスタート!!

(モーニング公式サイトより引用)


導入では個性と発達障害の違いが描かれているんですが、僕はこの手の打ち消し方をちゃんとしてくれる漫画が好きだと再確認しました。

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『リエゾン ーこどものこころ診療所ー』(竹村優作/ヨンチャン/講談社)1巻より引用

第1話、主人公の遠野志保は研修中にミスをしてしまい、系列のクリニックへ飛ばされてしまいます。そこで告げられたのが

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『リエゾン ーこどものこころ診療所ー』(竹村優作/ヨンチャン/講談社)1巻より引用

こんな感じです。
凸凹(でこぼこ)という表現も本当に好きですが、僕は一歩間違うとそれは個性という綺麗っぽいことばで隠れてしまいそうになっていて、発達障害の本質から目を背けてしまっている気がしていたんですよね。

ただ、今度は逆に障害という言葉が先行するとまた、社会が変わってきているにしても、単純に100%受け入れられているのか?という疑問はまだあります。

ここでは佐山先生もこう言います。

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『リエゾン ーこどものこころ診療所ー』(竹村優作/ヨンチャン/講談社)1巻より引用

ちょっと話が飛びますが、ぼくというか、UUUMもパラリンピックの応援に努めていて、以前その一環でイベントに登壇したことがあります。

共生社会について」といったテーマでしたが、僕は障害者や健常者という言葉があること自体に疑問を持っていて、障害という言葉は個性を潰していることはないのかな?と思っています。

身体的にハンデを背負っていると言われる人、その人自身はそれをハンデとは思っていない人もいるはずです。もちろん最初は違ったかもしれません。ただ、綺麗事かもしれませんが、それを乗り越えたら個性なんだと僕は思っています。

ふと漫画のレビュー書いてたらそんなことを思い出しました。


さて、もう少し本編に触れると、こんなシーンがあります。

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『リエゾン ーこどものこころ診療所ー』(竹村優作/ヨンチャン/講談社)1巻より引用

ここを読んでぼくが一番思ったことは、あぁ、なんて僕達は自分勝手に世の中の出来事を捉えて、判断して、偏見を持つんだろうってことです。

自分の考えがベースではない、世の中いろんな考えを持つ人がいる、本当に大切なのはまずはその人のことを理解するところからである。

そんなことを言われたような気がしました。

もちろん理解するためには、自分にも知識が必要であり、それならこの漫画を読んで知識を身につければいいんだよ。と唱えてくれているような作品なんじゃないかなと。

最後に、どうしてこの漫画ができたのかについて、講談社さん作品なのでFRIDAYさんの記事がありました。色々と思うところがありますよ。

一度読んでみて欲しい漫画ですね。


それではまた明日!


最後に。
読んで頂きありがとうございます。
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