【チャイナの洗礼】健康診断という文化体験
晚上好、シエ子です。
中国に来た日本人なら、こっちにきて日本と違ってびっくりした経験が誰しもありますよね。
それはもうたくさん。
中国に来てからすぐの2.3日後くらいに、居留許可申請のために保健センター的なところで健康診断を受けたんですね。
それが割と衝撃的で超面白かったので、その時のことを。
受付して更衣室へと促され、普通に更衣室で着替えようとしたんですね。
一応中には鍵のかかる個室があったので、着替えようと個室の一つを開けたら、あーらビックリ♡
アラブ人男性がお着替え中でした。
(更衣室、男女一緒かよォォォォ!!てか鍵閉めろwwwwwwwww)
と思いつつも「スミマセェン!」と日本語でかわいく(?)平謝りしてその場をやり過ごす。
(安心してください。履いてました☺️)
気を取り直してアラブ人男性の隣の個室で検査着に着替え、いざ出陣。
この時点で日本の健診を想像していたので、
流れもまったく説明されてないし誘導係がいるのかな?
と思ってたら、いくつかあるであろう検査室の廊下にポツポツといるのは、国籍・性別・年齢入り乱れた受検者たちのみ。
空気を読んで必要な検査をクリアしてけってことね。
突然言葉が通じない環境に、ガチの布切れ一枚の状態で放り出されて不安な気持ちになるが、クリアしないとここから出られない。
検査部屋の先生も各部屋1人のみ。
とりあえず順に並んでみるが、誘導は誰1人としていないため、やはり後から来た受検者たちもかなり戸惑っていた。
いくつか検査をクリアすると要領がわかってきたので、迷える外人たちをジェスチャーで導いてあげたりした。
心電図の部屋とか、部屋の仕切りも簡易的な感じで
はだけながら検査室から出てきた女子もいたりして
そこには普通に男性たちもいるわけで。
なんだこのカオスは?!?!?!って訳がわからなくなりました。。。
気にしないのかな、みんな。
自分の時は死ぬほど気をつけました。
しかも検査待ちの時に前に並んでた韓国人のおじさまに話しかけられ、この状況であんまり話したくないところだが、しばし会話する。
(英語力があればもっと話せるのに…とやるせなくなる)
採血も、並んでる人たちの列の目の前でドカドカとやるもんだから
いつも採血の後血の気が引いてベッドで休ませてもらうんだけど、
「倒れたらあかん」っていう緊張感からかな。
意識がしっかり保てて、なんとか大丈夫だった。笑
視力検査もさ、日本はcの穴の空いてる方向をさすけど
中国ではEなのかwなのかよーわからんマークで。
え、どっちさすのが正解?!?!?!
って混乱して爆笑してしまったり。
あとみんなの尿検査のビン、自分で空いてるとこに置いてくから、丸見えな。
いろ〜んな色があった(聞いてない)
そんなこんなで突然のチャイナの洗礼を受けたわけですが
無事に健康診断も終了しました。
常識を覆されましたね。
いかに自分が日本で配慮されて生きてきたのか。
ここでは配慮とは無縁だし、みんな他人にも興味がないし、人の目も気にしてない。
ということがなんとなく肌で感じられて、ほんとうに
面白い経験でした。
日本のきめ細やかな配慮は本当に素晴らしいけど、細かいことを気にして本質を見失うというのも日本あるあるかな、と思ったりしたのでした。