商店街にカフェを作ろう
友人たちと進めている活動が、少しずつ形になってきました。「ふらっとカフェ ひどこ」のご紹介と、オープンまでの道のりについてお話していこうと思います。
まずは、友人たちのカフェへの思いについて
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こんにちは!
僕たちは大曽根の商店街に、新たな居場所を開きます!
誰もがふらっと立ち寄れて、フラットな関わりが生まれる、名付けて「ふらっとカフェひどこ」です。
大曽根地区は、名古屋市の北区と東区に跨る交通の結節点です。大曽根駅はJR中央本線・地下鉄名城線・名鉄瀬戸線・名古屋ガイドウェイバスゆとりーとラインが交差するターミナル駅として知られています。その大曽根駅に面した場所にあるのが、「ふらっとカフェひどこ」ができる大曽根本通商店街(オゾンアベニュー)です。
「ふらっとカフェひどこ」には、大きく分けて3つのコンテンツがあります。
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①ふらっとカフェ
週2日を目安に、カフェ営業をします。1杯1杯丁寧にお出しします。時間は少しかかるかもしれませんが、「ふらっと」気軽に手に取れる価格でお出しします。待ち時間で、以下の3つのコンテンツを見ていただいたり、気軽な交流を楽しんだり、腰を下ろしてぼーっと気を抜いて、ゆっくり過ぎる時間を味わっても良いかもしれません。
できるだけ長い時間開いて、時間を気にせず立ち寄れるお店を目指しているので、僕らのいない時間、店番をして頂ける方を募集しています!
②結箱
結箱は、ショップとしての利用・展示スペースとしての利用・趣味の発信としての利用などの多様な使い方ができる最小単位の「空間」です。この箱を通して、「誰かと誰かの関係性を“結ぶ”」「誰かと場所/地域との関係性を”結ぶ“」ことを大切にしたいという願いから「結箱」と名付けました。
結箱は、「組手什」という木材を組み立てて作る木箱です。オーナーになっていただく方には、誰でも好きな大きさに組み立て、店内の壁に設置していただくことができます。(サイズ上限あり)好きなもの・自分で作ったものを箱に入れて、自分だけの空間をつくりませんか?
③商店街の関係案内所
商店街の店舗から商品やチラシをお預かりしたり、自治会や地域の活動のビラ等をお預かりし、案内していく予定。
「商店街/大曽根地域の関係案内所」として、商店街や地域のことを紹介したり、関わり方を案内できる取組みを行なっていきたいと考えています。
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この場所は、僕らだけではなく、みんなで作っていく場所だと思っています。色々な人が「ふらっと」立ち寄れるまちの居場所にしたいし、色々な人が自分を表現できるまちの余白にもなったら良いなと思うのです。
そこで、以下の2つについて、皆さんの力をお借りしたいのです。まちの居場所/余白を、一緒につくりませんか?
①他の曜日の店長/オーナー/大将/マスター
「ふらっとカフェひどこ」を僕たちが運営できるのは、週2日程度。
それ以外の日にちは、ミニチャレンジの場として貸し出そうと考えています。ショップとしての利用・レンタルスペースとしての利用など、詳しくはお問い合わせください。
②”結箱”のオーナー
1ヶ月1,000円で自分を/自分の活動を発信しませんか?
結箱は、自分たちでつくるDIYのWSで作成!
ショップ/展示スペース/趣味嗜好等の発信など用途は自由(一部条件あり)
⭐️ご関心のある方は、ぜひコメントやmessengerでご連絡ください!
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〈貝原より〉
僕は「居場所」に関心を持っています。最初に強く「居場所」だと感じたのは、ひどこ住人の西山が4年前に立ち上げたサークル、「まちと学生をつなぐサークルLプラネット」の創立に向けた会議の場でした。そこには、誰もがその在り方・居方を尊重される、フラットな場がありました。僕にとって、素のままの自分を出せて、それが受け容れられて、それでも楽しく過ごせる場はそこが初めてでした。
それをきっかけに、その会議をしたオープンスペース「shake」とLプラネットは僕の居場所になりました。後になって第三の居場所、サードプレイスという概念を知り、家や職場・学校以外の居場所を求めるようになりました。カフェに通うこともこの頃覚えました。ユースクエアという若者向けのオープンスペースに通ったり、友人とシェアハウスを始めたり、自分らしく在れる生活を模索してきました。
そんな中で、まちなかに、もっと気軽にベンチに座るような感覚で「ふらっと」立ち寄れる居場所があったらいいのに…と感じていました。
僕は考えすぎて行動できないタイプの人間なので、どんな場所に行くにもハードルを感じていました。お金もあまり持っていないですし、どこに行くにも、その場所の役割に自分が規定されてしまう、つまり「何かをやっている自分」にならなければならないと感じてしまいます。だから結果的に軽い気持ちで出かけることができず、家にこもりがちになってしまいます。
だから、何をするでもなく、まずはただ居るだけの自分を受け容れてくれる居場所が欲しいなと感じていました。「居る」ことができるからこそ、期待される何かではなく、自分ごととして取り組める何かを見つけられるのではないでしょうか。
そういった関心もあり、卒業論文では第三の居場所、サードプレイスという概念そのものを公共性の観点から捉え直すという試みをしました。
卒論を書き上げるため、居場所について調べていくうちに、居場所は単に居心地の良い場所であるというだけでなく、もっと、多様な人やニーズに応えられたり、自分の中にあるそれを発見できるという社会的な意義もあるのでは、と考えるようになりました。
都市は機能の集合により成り立っていますが、その考え方を突き詰めると機能のない余白は「埋めるべき無駄」になります。しかし、そういった場所は機能がないのではなく、機能が「見えにくい」場所なのではないでしょうか。そういった場所こそ、「何かをやっている自分」にならなければならないという圧力から解放され、誰もが自分でその場所の機能を見出すことができる、自由な場所になるのではないでしょうか。
最初に強く「居場所」だと感じたあの会議の場が楽しかったのは、自分の意志で参加し、それを尊重され、自分らしく居られて、これから何かが生まれるのだというワクワク感があったからだと思います。
だから、そんな場所をつくりたいと思います。「ふらっとカフェひどこ」を、何かが描き込まれる「キャンバス/余白」であり、誰もが受け容れられる「避難所/居場所」にしたいと思います。
〈西山より〉
大学に入学した際に「面白い地域があるよ」とユースクエアの白川さんに紹介されたことが、大曽根に関わり始めたきっかけでした。初めて連れていっていただいたのは、商店街を通り過ぎて森下駅の近くにあったコミュニティカフェ「アンリカフェ」でした。(現在は閉店)当時、誰も知り合いのいない中、コミュニティカフェのオーナーをされていた荒川さんや常連の方と色々な話をしながら時間を過ごしたことが、気づけば「この街って面白い」と思った原点だった気がします。
現在、大曽根の商店街の中に「誰もがふらっと入れる場所」がないと感じています。例えば大学生がきた時にそこにいけば誰かとコミュニケーションが取れる、とか時間をゆっくり過ごせるとか、そういった場所。これはこの辺りに住んでいる方々__商店街のストリートを普段通学や通勤の中で通行しながらも普段利用しない方々__においてもそうだと考えています。
大曽根の商店街は周辺に住んでいる人口が増加しており、特に30-40代のファミリー層・単身世帯層が多いと言われています。僕は商店街が生き残っていくためには、「周辺に住んでいる方々にとって必要とされる場所」となるべきだと考えています。必要とされるものはきっと『買い物のニーズ』だけでなく、『自己実現のニーズ(表現・小商等)』『誰かと繋がっていたいというニーズ(コミュニティ)』なのではないかと考えています。
だから、僕は商店街のストリートのアクセスが良い場所に「誰もがふらっと立ち寄れる場所」をつくることはとても価値があることだと感じています。そしてこの場所において、「結箱」という仕組みを用いて、色々な人が人・地域との関係が結ばれるということを促進していきたいと思いました。きっとこの場所を通して、商店街において必要とされる「新たなニーズ」に向き合いたいという想いがあるのだと思います。
詳細🎵↓↓↓
また順次ご報告致します🎵今はここまで‼️
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