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巨大迷路のこと

小学生の頃、実家で定期購読されてた新聞紙だったか雑誌だったかに掲載されてる巨大迷路をよく解いていた記憶がある。

スタートからゴールまで無数に道が分岐しているので、スタートから線を引き始めてもどちらに行けばいいかすぐに分からなくなってしまうし、勘で進んだら進んだで行き止まった時にどこまで戻ればいいかさっぱり分からなくなるような。そういう迷路を解いていた。というか、ひたすら塗りつぶしていた。

無数にある行き止まりのうちの一つを適当に選び、行き止まりの先端から道の分岐点まで塗り潰す。
ただただ、それをひたすら繰り返すだけ。

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そうすると、最終的にスタートからゴールまでの正解の道筋だけが綺麗にのこる。
時間はめちゃくちゃかかるし効率が悪いけど確実にゴールできるという、誰でもできる攻略法だった。

今思うとつまんない遊び方だなとは思うけど、ひたすら塗りつぶす作業はなかなか楽しかった気がする。


大人になった今も、なんだか似たようなことをしてるな〜って思った。最後にはちゃんとゴールまでの道が浮かんでくると信じて今日も明日もひとつずつ塗り潰していく。

久々に迷路、やりたくなってきたな。

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