2021年 印象に残った映画5選
もう2022年になってしまいましたが、2021年で印象に残った映画を5つ選んでみました。
今年公開・配信された映画ではなく、あくまで自分が今年鑑賞した映画です。
ということで、2021年の映画5選!
■ジョーカー
年老いた母親を介護しながらコメディアンを目指す一人の男が、社会に打ちのめされて追い詰められていき、狂気の果てに『ジョーカー』として覚醒するまでを描いた、今や説明不要の名作映画。
劇中でアーサー・フレックがやらかした事は肯定できるものではありませんが、これが現代社会の一面であり、誰かにとっての”現実”かもしれないということは理解しています。
自分も何かしらの不幸なきっかけで、”そちら側”に転んでしまう可能性があるのかもしれない・・・という陰鬱な恐怖を感じました。
上手く言葉にできないのですが、とにかくいろいろな意味で強烈な印象が残った作品です。
■カメラを止めるな!
こちらも今や説明不要の大人気映画ですが、今年になってやっと鑑賞。
ゾンビ映画としての前半部分に対する、「解答編」的な後半の展開が面白い。
昔から怪獣映画が好きで、怪獣映画のメイキングシーンを観て特撮スタッフの工夫や技巧に感動することがあるのですが、それに通じる「虚構をリアルにするための苦労」「モノづくりに対するスタッフの情熱(もしくは狂気)」に感動しました。
鑑賞後はゾンビ映画を観る際の視点が変わりますね。
とりあえず、他のゾンビ映画も見たくなったので、『ショーン・オブ・ザ・デッド』を観たりしています。
■パンズ・ラビリンス
本作については個別で感想をかいたので、そちらを参照で。
ギレルモ・デル・トロ監督の個性が光る、美しいダークファンタジー映画です。
■シン・エヴァンゲリオン劇場版
かつてエヴァにハマり、旧劇場版で心を折られ、新劇場版で再び希望を抱いた者として、この完結編は見届ける必要がありました。
そして完結編では、登場人物がそれぞれ「落とし前をつける」ために動き、贖罪を果たし、遂にエヴァという物語はグランドフィナーレ。
テレビ版最終回や旧劇場版ですっきり完結しない物語にモヤモヤした感情を抱えていたファンの一人として、やっと成仏できた感があります。
ここまで、長かった・・・
相変わらず情報量の多い作品なので何かを語れるほどには理解が追い付いていませんが、とりあえず本作の完結に立ち会えたのは僥倖です。
■ヒトラー 最期の12日間
こちらも個別に感想を書いているので、詳細はそちらで。
本作のような、敗者や散り行く者達の心理や葛藤、各々の選択を描くドラマというものに大きな魅力を感じます。
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