2024年、年末の振り返り
今年お世話になった皆さま、ありがとうございました。
最近はより一層、生命ーいのち・INOCHIーとしてのつながりを感じる知性の重要さを感じています。
2024年の最後の1ヶ月は、これまでの中でも特に色んなご縁の機会がありました。
来年につながる事も多かったこの1ヶ月のことをfacbookに投稿しようとしたけど、長くなりそうだったので久しぶりに(4年ぶり)にnoteに書いてみようと思います。
この1ヶ月、新たな出会いだけでなく、11年ぶりの再会があったり、Zen2.0のご縁でオンラインでしかお会いしていなかったオランダ在住のローバートさん、幸子さんご夫婦が鎌倉に来てくださり、初めてリアルでお会いさせて頂く機会もありました。
国を超えてオンラインからつながる嬉しいご縁、本当に有り難いです
その他、この1ヶ月間で主にあったことを順不動で書いてみます。
まずはリベラルアーツという切り口から。
12月18日は、日本の神様カードの大野百合子さんと企画している「日本の神話、伝統文化から、現代に必要なリベラルアーツ(人間として自由に生きるための知性)を見出し、人間が持つ可能性の扉を開くことを目的とした学び・体験をする集い」であるおけの会-OKE CLUB-を久しぶりに鎌倉で開催しました。
おけの会の”おけ”は、古事記や日本書紀、古語拾遺にも出てくる岩戸に隠れた天照大神が再びこの世に出てきて暗闇の世から光溢れる世になったと言われる「天の岩戸開きの神話」の場面で、神々が歌った喜びの言葉「 あはれ、 あなおもしろ、 あなたのし、 あなさやけ、おけ!」 の「おけ!」となります。
今回の企画では、最近「音――美しい日本語のしらべ」という本も出版され、日本の精神文化に詳しいはせくらみゆきさんにお話していただきました。
何と、はせくらさんと「魂の約束 すべては導かれている」対談本を書いているドキュメンタリー映画「祈り」などの白鳥哲監督も急遽参加してくださることになり、白鳥監督の数々の映画の裏にある世界に関する学びも。
様々な話の展開とともに、笑いはお祓いである神道の世界にあるお笑い神事の体験もあり楽しい時間となりました。
白鳥監督とは、2013年に淡路島でご一緒させていただいた以来、11年ぶりの再会をさせて頂く嬉しいご縁でした。
ちなみに「おけの会」とはこんな感じで2017年に初めた会です。
今回のおけの会-OKE CLUB-の最後には大阪万博で上映が決まっている映画LIFEの監督でありアーティストである橋本昌彦さんと共に、大阪大学の堂目先生が主催する「いのち会議」のスローガンでもある「いのち宣言」の詩に橋本昌彦さんが作曲して完成した歌「いのち / INOCHI」を皆んなで歌う時間はいのちのの一体感を感じる貴重な時間に。
お二人とともに私も登壇させて頂いたのですが、今年の9月に高野山で開催された「いのちサミット」で、初めて「いのち / INOCHI」」が披露されました。その時に様子がこちらです。
リベラルアーツ文脈の企画、「アリストテレス」
12月21日には事務局としても関わらせて頂いている元岡山大学副学長の荒木先生とのアリストテレスの勉強会の鎌倉逍遥塾にて、新しく極楽寺を創建した「忍性」の映画の上映会とのコラボ企画を開催させて頂きました。
長年の哲学の宗教の研究から荒木先生が注目する真言律宗の僧侶の「忍性」
仏教の社会実装として社会福祉事業に尽力した「忍性」の世界と「万学の祖」と言われるギリシャ時代の哲学者アリストテレスの世界の探求では、ニコマコス倫理学を軸に精神的な側面の社会実装に関してアリストテレスの世界はつながるところがあり大変興味深い。
精神的な哲学の社会への実装としてのアリストテレスの集大成とも言われる「政治学」では、最終章が「音楽」であることにも注目して研究される荒木先生と共に、引き続き勉強会の趣旨でもある日本的リベアルアーツの探求に繋げていけたらと思います。
12月9日のクールジャパンDXサミットでは、日本の精神性という切り口で登壇もさせていただきました。
海外の方々が求める日本の精神文化の体験として注目を浴びる「トランンスフォーマティブトラベル(自己変革の旅)」は今後益々注目されそうです。
その他、クールジャパンDXサミットでご縁を頂いた、元サッカー日本代表の鈴木啓太さんと株式会社 福光屋の福光 太一郎 さんと、俳優の斎藤工さんと 対談のテーマであった”発酵”の話は大変面白く、日本の食文化の奥深さを感じました。
クールジャパンDXサミットは今後、アーカイブ配信があるようです。
発酵の話は、今年Zen2.0に登壇いただいた桐村里紗さんが推奨する地球と人の健康が土壌細菌と腸内細菌という微生物で繋がるプラネタリーヘルスのお話とも繋がります。
微生物を通して見る "いのち”のつながりの世界、今後も注目し、実践の機会を増やしていければと思います。
そして、不思議な「いのち」の繋がりのご縁から、12月22日には富士山の麓の日月倶楽部で、四則和算の光吉先生と桐村里紗さんとウルトラゴングの水谷翔さんのこれまでZen2.0に登壇して頂いた3名のコラボ企画がありました。
光吉先生の四則和算の数理のお話と共に、水谷さんのウルトラゴングの「音」の体験は四則和算の世界の体感ともなり、大変興味深い時間で新しい時代が切り開かれていく頭ではなく身体で思いっきり感じる時間に。
その他にも色んな出会いありましたが12月の上旬には、名古屋に伝わる愛智神話の口伝の伝承者、牧勝昭さんのお話会に参加させて頂きました。
牧さんの語る日本の歴史の話は教科書に載る歴史とは違って大変興味深く、日本の古代からの歴史の深掘りを色んな角度で探求を引き続きしていきたいと思います。
瞑想が人生の大きなきっかけを作られた元世界銀行本部人事カウンセラーの中野裕美さんにのお話は、8年前に亡くなった母が持っていたカードが、中野さんが作ったものであったり、色んなシンクロもあり話がつきませんでした。
星読みアーティスト、山下ルミナさんとのご縁では、曼荼羅とホロスコープのつながりの話が大変興味深く、宇宙の神秘の奥深さが散りばめられていました。
別の日にNIHOで開催されたイベントでは、モノリナ(Monolina)という音響療法に特化したドイツの弦楽器を奏でてくれたルミナさん。ルミナさんは星読みの世界だけでなく、曼荼羅と呼吸法・瞑想の世界にも通じていてさらに音の世界も重ねて活動もされていて大変学びの深い方でありがたいご縁です。
宇宙産業関連の新たな企画「スペースデモクラシー」では「宇宙と精神性」というテーマで登壇させて頂くなど新しいチャレンジもありました。
スペースデモクラシーの今後の展開が楽しみです。
そして、今年、再起動した”Kamakura Gatheringという集い、対話から未来を作る”会では、宮沢賢治にも影響与えた日蓮が立正安国論を書いた安国論寺での多様なジャンルの方々の集いの会も開催させていただきました。
そして、私が主に自由に話す場という新しい形での企画を鎌倉のNIHOでのKamakura Gathering Universeを実施させて頂いたりしました。(企画してくれた泉さん、石坂さんありがとうございます!)
Kamakura Gathering
https://www.facebook.com/Kamakura.Gathering
中世ヨーロッパが生んだ自由になるための技術「リベラル・アーツ」(=自由七科)は、文法・修辞学・弁証法の3学と算術・幾何学・天文学・音楽の4学。
来年の2025年は、つながりの中に存在するいのち-INOCHI-全体が本来の可能性を自由に生きるリベラルアーツとして、数学(数理・物理)、天体・宇宙としての天文学、そして音の世界(音楽)に関する話を自由に対話するKamakura Gathering Universeのような機会を増やしていければと思っています。
そして9年目となるZen2.0 は新しいチャレンジを予定しております。
ぜひ楽しみにして頂けると嬉しいです。
この記事では書ききれなかったご縁を含め、本当に多くのご縁に支えられて今があるのを改めて感じる年末。
ご縁を頂いた皆様、本当にありがとうございました。
それでは、良いお年を。