Ⓜ️モンスターペアレント日記【汚れているのは母親の考え】
僕は現役で中学校教師をやっている者です。
日々、生徒とともにこんだけ生活をしていれば様々な問題、考えられない出来事というのは多いです。
普通だったら絶対に他言できないこと。
それを、noteに匿名で出来事を書き込みます。
是非お読みになり、今の学校現場の現実を知ってみてください。
全て実話です。
モンスターペアレントとは、子どもの教育に関して過度に干渉し、学校や教職員に対して過大な要求や不適切なクレームを言ってくる親を指す言葉です。この問題は年々深刻化していて、その要求もエスカレートするいっぽうです。
今日は、以下のテーマの実際にあったエピソードを書きます。
「汚れているのは母親の考え」
これは、実際に僕が働いていた中学の国語の教師が受けたモンスターペアレントの事例です。
中学の国語では、学期ごとに数回書道を行う時間があります。
学校側の配慮としては、
•汚れてもいい服を着てきてもOK
•ジャージが汚れないようにエプロンつけてOK
など、汚れてもいいような対策をしています。
しかし、ある男子生徒はそれを知っていたにも関わらず、ジャージのまま書道を行い、墨をジャージに飛ばしてしまいました。
すぐに洗いに行かせたようですが、なかなか落ちませんでした。
すると、放課後その国語教師に電話がかかってきました。
その汚れた男子生徒の母親からです。
内容は以下になります。
「今日書道で墨を飛ばして、体操服を汚して帰ってきた!いったいどんな授業をしているんだ!学校で洗え!それができないからクリーニング代を支払え!」という要求でした。
学校としてもあらかじめそうならないように対策はしていますと説明をしましたが、その親は、
「では、私の息子のせいだというのですか?」
の一点張りでした。
一から事情を話し、飛ばした後も水洗いをするなど事後対応もしたことを、伝えると納得はしてくれましたが、本当に大変そうでした。
でも、その国語科の教員が悪かったところはその子が帰る前に事前に母親に一報を入れなかったことにあると思います。
リスクマネージメントの重要性を学んだ出来事でした。