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チェンナイ旅行

アクセサリー修理依頼がてら、一泊二日チェンナイ旅行に行って来た。チェンナイは何年ぶりだろう。12,3年ぶりくらいかなぁ。あまりに昔なので記憶も薄れているし、デリー生活も間に挟んでいるし、もはや何がどのくらい変わったのか、判別がつかない。

早朝の便で到着後、Murugan Idly Shopに直行。ほんとおいしい。デリーで食べてたドーサはドーサじゃなかったと気づいた。

チェンナイは何度か来てるので、おおまかな土地勘はあるのだが、いつも同じところに行ってしまうので現地ツアーを頼んでみた。結果的に参加者1人のプライベートツアー。ちょっと高めだったけど、お願いしてよかった。

まずはラーマクリシュナ僧院。ガイドさんにラーダクリシュナ・ミッションとヴィヴェーカーナンダについていろいろ教えてもらったが、まだ消化できていない。ヒンドゥー教の可能性の一つの形といえばいいのだろうか。静寂な場所だった。今度パハールガンジへ行くときには、ラーマクリシュナ・アーシュラムに立ち寄ろう。

次はカパレーシュワラ寺院。ゴープラムが色褪せた気がする。ゴープラムの頂上にある金色の部分は、終末的事態に備えて穀物などの種子が入っているということ。初めて知った。16年に一度、入れ替えるらしい。境内は以前よりも外国人旅行客が多く、白人のグループもいた。本殿はHindu Onlyなので入れないが。
敷地内には、以前はいなかった牛や七面鳥(?)が飼育されていたり、子宝祈願の樹木に以前は赤い紐だけが巻かれていたと思うのだが、祈願グッズが供えられていたり、いろいろと変化したようだ。

ヴァースプージャ・スワーミー白衣派ジャイナ教寺院。カパレーシュワラ寺院の近くにジャイナ教寺院があるとは知らなかった。寺院内の各種の掲示板すべてヒンディー語で、タミル語は使用されていない。大理石はタミルでは産出されないので、北インドから運んできているとのこと。アジメールでジャイナ教の世界観に驚愕したけれども、ここでも同じような絵画やシンボルがあり、非常に興味深い。

そして、サントメ聖堂。チェンナイの観光スポットとしてはよく耳にしていたが、キリスト教関係に興味がなく、訪れようと考えたこともなかった。サントメってイエスの使徒の一人トマスのことで、その遺骨の一部が保管されているとか、ヒンドゥー教寺院様式の影響で敷地内にポールがあるとか、トマスと言ったら「doubting Thomas」(イエスの復活を信じずに体の傷跡を確かめた逸話のこと)とか、聖堂の壁の絵はイエスがゴルゴダの丘を十字を背負っている歩いた道のりを描いていて、その道中の14の出来事が起きた場所をstationと呼ぶ、とか、たくさんのことを教えてもらった。

イエスの磔刑像といえば、通常は半裸で腰巻のみを身に着けているが、ここは完全着衣、この時は花で隠れていたけれど足元には蓮華、そして二羽の孔雀が足元に佇んでいる。

四者四様の宗教施設、非常に興味深かった。すべてマイラポール地域の徒歩圏内にあるのだが、カパレーシュワラ寺院以外は初めて訪れた。インドにいると、宗教についてアレコレ考える機会が多い。私の中での答えはまだ出ていないが、今回の経験もまた、非常に面白いものとなった。
後は、Tナガルでショッピング。ゴールドを買いたいのだが、なかなか思い切れない。22Kグラム7500ルピー、約13500円。昔はグラム4000円くらいだったのになー。つくづくあの時買っておけばよかった。

しかし、チェンナイ空港はきれいだし、Uberも使えるし、メトロはジャカジャカ工事中だし、モールもあるし、格段に旅行しやすくなっている。

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