音の海 ~Extra edition~
こんにちは。Amelie(アメリー)です。
本日は、「音の海」シリーズの番外編になります。
今回の番外編では、印象に残っているMV、好きなMVを紹介していきます。
番外編なので、サムネも少し変えてみました。
楽曲やアーティストの世界観が詰まっているMVは、短編映画を見ているようで、小説を読んでいるようで、とかく感性や想像力を刺激されますよね。
特に感性を揺さぶられるMVは、深く長く印象や記憶に残ります。
いつものように音楽を聴きながら作業していて、好きなMVについての記事を書きたいなぁと思い、今回、番外編として記事を書くことにしました。
deadman - follow the night light
まずは、deadmanの「follow the night light」です。
今回、番外編を書きたいと思ったきっかけの1曲です。
「Life is a series of one day #7-1」シリーズのあとがきでも紹介したアーティストで、私の音楽のルーツの一つにもなっています。
deadmanの楽曲は世界観が確立されていて、昔も今も退廃的な魅力に惹きつけられます。当時の私は「生」は眩しくて、より「死」に近いものを好んで選んで、読んだり聴いていましたね。
MVを見た方と、見解を語り合えたら楽しそうですね。
自分が見ているもの、見えているもの、見ている方向、
相手が見ているもの、見えているもの、見ている方向。
どちらが善で、どちらが悪なのか、
どちらが正義で、どちらが悪なのか。
正義の反対は正義であり、善も悪も表裏一体。
見る角度や見ている方向が変われば逆転する、紙一重の世界。
正義もまた、人を狂わす。
私の中で「follw the night light」と、「additional cause for sorrow」はセットになっていて、ぜひ、「additional cause for sorrow」も併せて観ていただきたいです。
deadman - additional cause for sorrow
米津玄師 - サンタマリア
次は、米津玄師さんの1st Single「サンタマリア」です。
今回、番外編を書きたいと思ったきっかけのもう1曲です。
deamanの「follw the night light」とは別のもう一つの世界ですね。
お互いに優しさを持ち合わせていても分かり合えず、ガラスで隔てられてしまう優しい世界。
相反するもの、相対するものではなく、
同じ方向を見ていても、同じ方向が見えていても、
決してそちらには行けないし、分かり合えることはない。
分かり合えないこともまた、優しさを蝕んでいく。
分かり合いたくて、大事にしていたものさえ、その身に取り込もうとする。
優しさもまた、人を狂わす。
それでも、手を取り合って歩んでいく。
手のぬくもりを感じることはできなくても、ガラスが崩れることは無くとも。
人を信じることをやめられない。
何かを頼りにしなくても、そこにはお互いの手がある。
印象に残っているMV
次は、印象に残っているMVを紹介していきます。
まずは、Perfumeの「Spring of Life」です。
「人生の春」というタイトルの通り、明るい楽曲で聴いていて気分が上がる曲の1つです。だからこそ、このMVは印象深いですね。
ある意味で、人生を象徴している一部でもあります。
知らないままの方が、楽しく生きていけるのでしょうか。
知ってしまっても、絶望せずにいられるのでしょうか。
夢や希望もまた、人を狂わす。
始めなければ、終わることはない。
でも、始めなければ、何も進まない。
結局は自分次第。
待っていたって何も変わらない。
・・・
次は、キズの「ストロベリー・ブルー」です。
このMVは、もはや短編映画ですね。人や人間社会の闇が表れています。
いつもの日常の裏側でこぼれ落ちていく命があろうと、自分には関係ない。
自分とは違う世界。自分の居る世界の外側。
そこで誰がどうなろうと関係ない。他人事だから。
無機質で希薄になっていく人間社会。
それでも、繋いで、枯れて、朽ちていく。
見過ごされた命たち。
性もお金もまた、人を狂わす。
人は美しいものに惹かれる。
残酷なものほど、美しいと感じてしまう。
それは、人間の残虐性の現れなのでしょうか。
それは、慈悲が在るが故の必要悪なのでしょうか。
見る角度や見ている方向が変われば逆転する紙一重の世界で、自分の命はどちらに流れていくのか。
人を狂わすモノ
モノに狂わされる人
あとがき
今回は「音の海」シリーズの番外編として、印象に残っているMV、好きなMVを紹介しました。今後、本編と一緒に番外編も展開していきます。
私はロックやバンドサウンドが好きで、普段はロックをメインに聴いていますが、洋楽、J-POP、アイドル、アニソン、ボカロ等、ジャンル問わず聴いています。
私がV系も聴くようになったきっかけは、兄が聴いていたからなんですが、兄が名古屋系と呼ばれるバンドを聴いていたので、私もその流れで名古屋系のバンドをよく聴くようになりました。
兄とは感性とか、本質的なところで似た部分があるのでしょうね。顔は全く似ていないし、性格も好みも違うのですが、兄妹なのでやはり似ている部分があるようです。
以前、兄が好きな作品について、どういうところが好きなのか尋ねた時に、「○○○(主人公)の言葉選びが好き」って言ってました。
まさに、「この兄(妹)にして、この妹(兄)あり」だなって。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございます。
皆さまも良き音楽ライフを。