ミミコ、味になる / 田中ヤコブ
最初に紹介するのは interfm 『TOKYO MUSIC LIFE』から、『田中ヤコブ/ミミコ、味になる』。
田中ヤコブさんは、前にラジオで紹介させていただいた、ラッキーオールドサンのサポートギタリストをされていた方。
家主というバンドでも活躍されています。
この曲は2020年の曲なのですが、素晴らしいメッセージが詰まっているので紹介させていただきます。
これは私の学生時代の話になるのですが…
みんなそうかは分からないけど、みんなと違うことするのって怖いじゃないですか?
私なんて目立つのもよく考えたらあんまり好きじゃないし、視線が集まると手が震えるし。笑
学生の時もやっぱり、変わってるよね〜ってよく言われてて、「変わってる」って言われるの大っ嫌いで。
私は今よりもっと弱かったので、変わってる要素はできるだけ隠してました。
なーんか教室は狭いし、グループとかあるし、人間関係難しいし、、あんまり学校っていうシステムも好きじゃなかったです。笑
でもそんな人は多分少数派で、みんなそれぞれ学校生活を楽しんでて…。
あ、楽しい時ももちろんあったんですけど。
学生の世界って狭いから、どうしても「ちゃんと楽しめない変わった人」に分類されちゃうんですよね!
その分色々傷つくこともあったし、悩んだし。
今となってはなんてことない狭い世界なんですけど…
で、この田中ヤコブさんの曲を大人になった今聴いてるのですが、「君が欲しいものなら欲しがるべきなのさ」という歌詞に全て詰まってるなと思って。
私は高校生の終わりぐらいから今の仕事がしたかったし、どうしても音楽に関わりたかった。
だからずっとSNSで音楽について発信し続けてて…。
でも、周りの友達はみんな就職していくじゃないですか。周りの人にも「大丈夫なの?」とか言われるし。
だからこそ周りの人にはハッキリ言えなかった。弱いですね。。
「大丈夫なの?」って聞かれて、「大丈夫!」って言い切れるような仕事じゃないし、「お金とか将来の安定の大丈夫レベル」なら就職した方が圧倒的に「大丈夫」だなんて分かってるんですよ。
みんなが就活してる中で、誰にも言えないで一人で夢を見てるのは正直かなり不安でした。
でも、私の欲しいものは今の仕事ができる環境なので、周りに色々言われても、心配されても、孤独でも、欲しがり続けてよかったなあと思って。
「学校じゃ教わんないよ
正しさなんて歳を取れば取るほど分からなくなる」
これもこの曲の歌詞なんですけど、本当にそうだと思う。
学校って学ぶものも多かったし、たしかにイヤイヤ参加してみた行事が意外と楽しかったり。
(大人になると自主的に参加しないと新しいものには触れられないので…!)
学校ってものを一通り卒業して、ようやく「あれは正しかったのか?」と思えるようになったのが最近の私です。
教え込まれた正しさに疑問を持てるようになった
今、時々人の言葉に揺れてしまう今、
もちろん、学生の時に聴いてもしっくりくる曲だと思います。
田中ヤコブ/ミミコ、味になる