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今さら尊敬の念…「レペゼン地球」
昨年末、福岡のpay payドームでのコンサートを機に解散した、
若者に大人気のグループ「レぺゼン地球」。
福岡出身の5人組男性グループで、現在20代半ば~後半ぐらいの年齢。
2015年から2020年まで活動を続けていました。
テレビを殆ど見なくなり、
ちゃんと存在を知ったのは、解散後。
きっかけは、私が日常的に見ている人気YouTuber「ヒカル」の動画でした。
(動画自体は、1年程前に公開されたものです。)
https://youtube.com/watch?v=nG9hhPKk47k&feature=share
彼とレぺゼン地球がコラボした動画にて、動く彼らを初めて見ました。
この動画、ヒカルさんが、メンバーの1人である「ふぉい」君とコラボした動画。
最初の方(0:54~)で、ヒカルさんがふぉい君に、メンバーの暴露話をする毎に1万円をあげるという企画をします。
その中で出てくる暴露話が、
引っ越しして1週間でAV女優と家に帰るのを週刊誌に撮られるとか、ファンと体の関係を持つとか、性病になった話とか。。。(笑)
「面白い、、、いや、全然笑えんやん!(笑)」って思わず博多弁でツッコミました。
その後、二人でカラオケに行き、ふぉい君が、レぺゼン地球の曲をランダムで歌い、
歌詞を見ずに歌いきれるのはどの曲か、という企画をします。(1:19:56~)
歌を生業としていても、最近出した新曲やいつも歌っている定番曲以外は、
歌詞はうろ覚えなのは、想像がつきます。
彼らは5人グループですし、自分のパート以外は特に難しいでしょう。
ただビックリしたのは、歌詞がうろ覚えな事ではなく、
彼の歌があまりにも「特段上手くない」事。
普通、プロの歌手がカラオケで歌えば、MISIAや宇多田ヒカルのようにめちゃくちゃ歌唱力が評価されていなくとも、
「やっぱりプロの技術って凄いな」「一般人と声量が全然違う」
ってなりそうじゃないですか。
(実際、手越君のカラオケでのアカペラは絶品でした、、、笑)
でも、ふぉい君の歌は、全然洗練されていないんです。
別に下手ではないんだけど、もう普通に、男友達の歌を聞いているぐらいの感じ。
あ、悪口じゃなくて、批判しているのでもなく、
そこが良いな、と感じたのです。
(後で調べて知ったのですが、下ネタ系の曲が多いグループなんですね。笑)
そして動画の最後の方(2:08:55~)で、2人が語り合います。
ふぉい君はじめ、レぺゼン地球の5人のメンバーは、「MG脇」君を除き、
全員が名前の前に「DJ」がついているのですが、
DJ社会はかなりの縦社会なのだそう。
無名でも、何年も下積みをし、レギュラーで何年も回している人が偉い、という考え方の世界。
そこに手ぶらで飛び込んで、イロモノ扱いされ、
LIVEでは、観客は10人ほどしかいない。
リーダーであるDJ社長とともにライブ会場に入ったら、スタッフさんと間違われたこともあったのだそう。
東京では、半年間ホームレス。
美容専門学校に行きながらボーイのアルバイトをしていた華やかな今どき学生から、
「人気者になりたい」と決意した先には、
沢山の「悔しさ」が潜んでいました。
普通に就職する道を捨てて人気商売の道に進むなんて馬鹿だ、
と言ってしまえばそれまでだけど、
彼らの「熱い思い」には、私にないものが沢山あると感じてなりません。
きっと彼らより私は沢山の本を読んでいると思います。
ボキャブラリーも私の方が多いはず。
敬語だって私の方が正しく使えているだろうし、
多分、空気を読むのも、私が1ランク上でしょう。
でも、「自分がワクワク出来ること」だけを、「他人の期待」を気にせず、
やり続けられる能力は、私の何十倍も、何百倍も、彼らの方が上です。
彼らがグループを結成した2015年。
当時大学3年生だった私は、
「叶うかな、、、でもなぁ」と思いながら、アナウンサーを目指し、
密かにアナウンススクールに通い始めました。
当時は、スクール代を捻出してくれている親以外には、
「アナウンサーを目指している」事は秘密。
「私なんかがアナウンサーを目指していて、
誰かにバレるのは恥ずかしい。。。」と思い、
大学4年生での就職活動時にも、ずっと周りの友達には言えないままでした。
私の心のくすぶりとは逆にレぺゼン地球は、
グループを結成し、いつまで続くか、終わりがあるのか分からない下積み時代に、
足を踏みいれていたのでしょう。
YouTubeを中心に曲を公開し、ドームでのコンサートを夢見て奔走する日々。
正統派の音楽からは「音楽」は呼んでもらえないような彼らの異色の音楽は、
やがて人気を博し、YouTubeでは数百万回の再生数。
そして、昨年末には、夢だったドームでのコンサート。
彼らの歌を聞いていると、「正直で熱い気持ち」や「有言実行する力」が伝わってきて、
歌が上手でなくても人気になるのが、分かる気がします。
「風の時代」と称され、様々な働き方・生き方の選択肢が増える中、
それでも結局大切なのでは、
「本当にやりたい事を"やりたい"と言い、それをやり続ける」事が全てなのだと、
彼らを見ていて思います。
私なんて、、、お金ないし、、、忙しいし、、、経験少ないし、、、
周りになんて言われるか分かんないし、、、
親に反対されるかもしれないし、、、
それらの邪念を全て跳ねのけた「レぺゼン地球」。
同世代で同郷ですが、心から凄いと感じます。
今は解散して、新しく「Candy Foxx」として新たなフィールドに挑戦する彼ら。
次に目指すのは「世界」だそうです。
パクリだとか、こんな曲じゃ世界は無理と言われているようですが、
きっと彼らは、そんな批判どんと来い、寧ろ注目してくれてありがとう!ってところなんでしょう。
今までリアルタイムで追えなかった分、これからの活動が楽しみです。
彼らのような潔さはありませんが、私も新たに挑戦してみる事にします。
「Twitter、開始1ヶ月でフォロワー1万人チャレンジ」
https://twitter.com/kali_20210213
達成出来たら電子書籍を出版、
達成出来なかったら、潔く会社員に戻ります。(笑)