お盆に入った今日、私の両親が向かったのは、母方の祖父・曽祖母・祖父が入っている墓だ。私はというと、体調があまり芳しくなかったのと、卒論の進捗の悪さのせいで付いて行くことは断念した。ただ、これだとあまりの罪悪感に居た堪れないので、代わりに故人の思い出を語ることで供養になりはしないかと思いながら、自分勝手に曽祖父・曽祖母・祖父の順番に、書き散らしていこうと思う。 一、 まずは曽祖父について。曽祖父は、私が生まれる前に亡くなっているが、小さい頃、この時期に祖父母宅の仏間に飾られる