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足の裏が痛い!足底腱膜炎について


こんにちは!
理学療法士の荻尾です!

今日は足底腱膜炎についてお話ししていこうと思います!



足底筋膜炎とは何か

足底腱膜に対する反復ストレスによって足底部に痛みを引き起こします。
特徴として、
・40歳〜60歳代の方に多い
・朝や安静後の最初の一歩目で踵骨の足底腱膜付着部への痛みが発生
・動作後に痛みが緩解する
・長時間の立ち仕事や長時間歩行など、荷重がかかる活動をした場合、徐々に痛みが強くなる
足底腱膜炎の患者の約70~80%は9~12ヶ月経てば症状の軽減が見られると言われています。
しかし、5~10%は足底腱膜への外科的介入が必要になります。


足底腱膜の基礎知識

続いて今回の主役である足底腱膜の基礎知識についてまとめます。

足底腱膜の解剖

・踵骨内側結節から、第1趾〜第5趾基節骨に付着
・内側線維束、中央線維束、外側線維束から構成される
・厚さは前足部は1㎜、踵骨付着部は1㎝程度
・足部内在筋である小趾外転筋、短趾屈筋、母趾外転筋と連結
・腓腹筋と連結
・ウィンドラス機構とトラス機構(後述)


ウィンドラス機構 (推進力増加作用)

ウィンドラス機構とは、足底腱膜の緊張が増加することによって足部の剛性を高め、立脚中期以降の力の伝達効率を高めることです。
メカニズムとしては、以下のようになります

足趾MP関節の背屈(足趾伸展)+下腿三頭筋による足関節底屈

足底腱膜の緊張増加

足部アーチの増加

足部の剛性増加

立脚中期以降の推進力増加


トラス機構 (衝撃吸収作用)

トラス機構とは、荷重時における足部の衝撃吸収作用のことです。
メカニズムとしては以下のようになります。

立脚初期から立脚中期において距骨下関節とショパール関節の回内、リスフラン関節の背屈

足部柔軟性増加

足部アーチの低下

足底腱膜の伸張

荷重時の衝撃吸収作用


足底腱膜炎となるリスク因子

個人因子

解剖学的因子:肥満、扁平足、凹足、アキレス腱の短縮
生体力学的因子:足部の過剰な回内、足関節背屈制限、足部内在筋力の低下、足底屈筋群の筋力低下


環境因子

環境因子:筋のアンバランス、マルアライメント、デコンディショニング、硬い表面、裸足歩行、長時間の体重負荷、ストレッチ不足、靴が合っていない


足底腱膜炎以外の疾患との鑑別

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