見出し画像

慢性的な疼痛を治療するために重要な考え方

みなさんこんにちは!
理学療法士の荻尾です!

今回の記事もまた現場レベルの話をしていきたいと思います!
主に評価時の考え方や対象者に起きている事象を考察するための方法になります!

是非最後まで読んで頂き、日頃の臨床の参考にして頂ければと思います!

では、いきます。

そもそも私は、ピラティススタジオを経営しているのですが、お客様の中で今すぐ完治を目指している人、1回で症状を改善したいと期待して来る人はなかなかいません。

というのも、今すぐ改善したい、1回で改善したいという方は整形外科な大学病院などの医療機関に行くと思います。

しかし、我々のような自費整体やピラティススタジオをやっている方はわかると思うのですが、痛みを改善しようと思った時に対処療法で治療する場合は疼痛感覚の低下、閾値を上げるということはできると思います。

ですが、再発しない身体作りをしようと思えば、根本から動き方や各アライメントを修正する必要がありますし、【自発的に動いて、自分の意志で、随意下で、動きをコントロールする】ということが必ず必要になるわけです。

私は常にこのような考え方で臨床をしているので、
対象者の方の評価には本当に時間をかけて、丁寧に実施していきます。
※但し、サービス提供することが重要なので検査測定を入念にやるとかではなくエクササイズを提供しながら動きの評価やアライメント評価、重心コントロールなどを考察しています


関節の状態や筋の状態がなぜこのようなアライメントなのか?アライメント不良でこの関節の状態や筋の状態を招いているのか?




皆さんも対象者の方を評価する際に、アライメントや関節可動域、筋出力、筋力、これらを評価すると思いますが、

例えばの話、
膝の伸展制限があるから、大腿四頭筋の筋出力が弱い
大腿四頭筋の筋力が弱いから、動きの中で膝関節の伸展制限がある
ハムストリングスが短縮しているから、膝関節伸展制限がある
膝関節伸展制限がある状態で動きを続けるから、膝関節伸展制限に移行した

など、このように臨床を考察すると思うのですが、
アプローチする際に、どちらが問題か?
ということを悩むことありませんか?

膝関節伸展制限あるけど、大腿四頭筋を鍛えてみよう・・
膝関節伸展制限があるのはハムストリングスを短縮が検査結果から考えられるからハムストリングスのストレッチをしよう・・・・

このように考えてアプローチしても、
あれ?全然結果が出ない・・・・・

なんてことありませんか?

本来は疼痛除去ということを考えると動きに介入していく必要があるので
動きのトレーニングまで実施する必要がありますが、Impairmennt(機能障害)レベルの修正でつまづく方も多いと思います。

結論どうしたらいいか?

私の臨床経験で特に結果が出ているやり方は、

ここから先は

1,506字 / 4画像
この記事のみ ¥ 500

この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?