【読みもの】エクファン フレーバーテキストストーリー「緑の世界 1章」
大地、天空、海底、冥府。
それぞれの力と文明が、それぞれの正義をもって生きる、
自然豊かな惑星「エクストン」。
舞台は大地。
この星のすべての生命の循環を司る「生命樹」。
生命樹を守護し、この星の生命を守る使命を持つのが、
「ダウィの騎士団」なのです。
ルゴンの森という聖なる森ににそびえ立つ生命樹に危機が迫っていました。
ルゴンの森には、生命樹の花粉を得て進化した神秘の力を持つ植物が多く生い茂っています。
何万年も異常がない生命樹を管理するという楽な仕事を担っている
「ワンダー・ライブラリ」の賢者たちは、どうやらこの星に大きな災いが迫っていることを、預言から知り得ます。
それは「光の脅威」と呼ばれる、桁外れの力を秘めた球体のような異物。
ある日、空にぼんやりと現れたそれは、大地を攻撃し始めたのです。
攻撃を受ける生命樹、それをワンダー・ライブラリの賢者たちは魔法で必死に食い止めます。
この物語の主人公、
ルゴンの森で友人たちと遊ぶ青年、ナポはかつてこの森を「ファーブルの狩場」との戦争で守った英雄ガイアの息子です。
その臆病な性格から、
彼は偉大なる父であり、この森の英雄であるガイアの死を受け入れられずにいました。
彼は、自分自身がガイアの持つ勇気と力を受け継いでいることを知りません。いえ、向き合うことから逃げていました。
ワンダー・ライブラリの賢者、ワッチチは
４つの世界に存在するという「勇敢」「情熱」「知恵」「暗黒」の英雄と出会い、光を倒す力を手にする旅に向かうようナポを諭します。
生命樹が崩壊するということは、
この森の仲間たちに危機が迫るということ。
そして、父ガイアの守ったこの森の思い出が消えてしまうこと。
父との約束を果たすため、ナポは、ビィとハームゥともに旅に出ます。
もう一人、大切な友人であるワンダフル・ウィザード ゴンは
森に残り、生命樹を支えることを選びました。
友との別れもありましたが、
ナポの旅がここに始まります。
気まぐれなビィと、お調子者のハームゥとともに。
そんなナポの前に「アサシン・ロー」や「アサシン・レイヴン」ら、
ダウィの騎士団の隠者たちが現れます。
アサシンたちはナポの命を、
正確には、ナポの存在をこの”歴史”から抹消するという「依頼」を果たすべく、
ナポたちの前に立ちはだかります。
ナポとアサシンたちとの死闘が、月夜の森で幕を開けます。
ナポは傷付きながらも、ワンダフル・ウィザード マルスの協力も得て、
なんとかアサシンたちの襲撃から脱出し、先に進むことができました。
アサシンのひとり「アサシン・タイクーン」は
あと一歩のところでナポを取り逃してしまいます。
そこには何か躊躇のようなものが見えたと、レイヴンは怒ります。
タイクーンは月夜を見て、口を開くのでした。
「ガイア…あの時…俺は…。」
アサシン・タイクーンの過去は、また別のお話…。
ナポは、自分の弱さを悔やみました。
このままでは仲間が傷ついてしまう。
ナポは、ガイアの友人であった「マスター・ゼブラ」のもとを訪ねます。
ゼブラのもとでナポは剣の修行を積み重ねます。
一度はくじけることもありましたが、ナポは心も技も体も、一回りも二周りも強くなりました。
「情熱」の勇者がいるという
赤の世界「天喰火山」へ繋がる道のりのひとつ、「静寂の森林」にナポたちは向かいます。
そこが恐るべき、ファーブルの狩場のハンターたちの縄張りであることも知らずに・・・。
ナポは今度こそ、マスター・ゼブラに教わった剣撃で友たちを守るため戦います。
そこには、父の命を奪ったというファーブルの狩場のボス「ショウグン・ドクガ」との再会も…。
そしてアサシンたちもナポを追います。
彼らの本当の目的とは何なのでしょうか。
アサシンを裏で動かす者の正体とは。
満月が照らす「静寂の森林」で、
ナポたちVSファーブルの狩場VSアサシンの三つ巴の戦いが始まります。
一方、その頃、
「三剣士のラビリスタ」は、「三剣士のトランスロ」と合流すべく
「静寂の森林」を彷徨っていて…。
ラビリスタを、皆こう呼びました。
勇敢の英雄と。
◆◆◆◆◆◆◆
「…ここまでが俺の知ってるハナシ…。また聴きにおいでよ。
チップは奮発してもらうけどね…ククク…。
しかし、ハームゥは達者でやってるのかねぇ…。
いやぁ何でもない…。
今日の月は綺麗だから、ここで終いにさせてもらうよ。」
つづく
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