突然発狂したクラスメイト
僕のクラスには、“横山君”という男の子がいる。
横山君はあまり人と関わりを持とうとしない人物で、いつも無口だった。
そして頭が良かった。いつもテストは上から数えて五番以内にいる。
そう、所謂“真面目くん”なのだ。
だがある日、事件が起こった。
それは、数学の授業中の出来事だった。
「それではこの問題を……横山君。」
横山君が先生に当てられた。
皆の視線が横山君に集まる。
だが、待てども待てども横山君は俯いたままで、立とうとしない。
教室がシンとなる。
その時、横山君が俯いたま