しおかぜ杯ふりかえりとか
今回で5回目の開催となりました。しおかぜ杯。
1年目は年2でやったので4年目になるかな。
節目なので、思ったこときっかけとか振り返りながらつらつらと書こうかな
こういう思いついたことつらつら書くの好きなんだよね。読んでもらうための文章じゃないので読みにくいからそのつもりで。
しおかぜ杯はチーム戦の緊張感を楽しむをコンセプトとして企画し、チーム戦を楽しめるように頑張ってルールを考えた。
ていうのは、うそ。
しおかぜ杯は、元にしている大会がある
(最弱王も)
むかしむかし、桃色大戦ぱいろん という美少女麻雀ゲームがあった
ぱいろんの時は、大手8コミュと呼ばれるチームが8つ+αあり、それぞれ掲示板に集っては麻雀うったり雑談をしたりしていた
そして、この8コミュで戦う大会が年に何回かあり、
それがしおかぜ杯のパクリ元になっている
(最弱王は、僕が所属していたチームで毎月やっていたチーム内大会を丸パクr……元にしている)
ようするに、ぱいろんの時に参加して楽しかった大会のマネをしてるのが、最弱王であり、しおかぜ杯なのだ
ところで、ぱいろんは惜しまれつつもサービス終了してしまった。サ終した時僕は大学入る前で、大人になったら美少女とVR麻雀するゲームを作るんだーーーって決意して工学部に進学を決めるわけだけど(それだけじゃもちろんないけど)まさか自分がかわいい女の子になって麻雀するとは思わなかったですね。
ぱいろんがサ終して、コミュニティもほぼほぼ人が居なくなってしまった。おのおの別のゲームをするようになり、そちらのコミュニティへと散り散りになった。
共通のコンテンツを失ったコミュニティは自然と消滅する。VRChatも終了したら、二度と会わなくなる人が沢山いるだろうね。
第0回しおかぜ杯をはじめたきっかけはあんまり覚えてなくて。ぼんやり2つある
ひとつは元ぱいろんの民とVRCで出会ったこと。
それで、ぱいろんの時の麻雀の話で盛りあがって、またあの楽しい麻雀大会参加したいなぁと思ったんだと思う。
もうひとつは、麻雀部というコミュニティに入れてもらったこと。毎週水曜日に行けば麻雀ができる環境が出来て、人が増えて、コミュニティができた。
コミュニティとして、目標とする大会があったら楽しいだろうなーってのと、他に麻雀を打つコミュニティがあるなら交流出来ないかなって感じだった気がする。
VRChatはコミュニティのゲーム、結局楽しいのは人なんだ。ってのは、3ヶ月ぐらいVRChatしてる人ならほとんど賛同してくれると思うけど、VRCにはコミュニティ、界隈がたくさんあるので
麻雀をきっかけにコミュニティが盛り上がるような大会を目指したのがしおかぜ杯 という感じ。
お手本は、ぱいろんのときの8コミュ対抗戦。5人が2日戦う構図はそのまま引き継いでる
せっかくだから、コミュニティ同士もかけ合わせたいなぁとおもって自己紹介書いてもらったりしてるけど、そっちはまだ改善の余地ありって感じがする。チームシャッフルしてペア戦前夜祭とかありかなぁ。
しおかぜ杯に関してはもう1個、思想を反映してるところがあるんだけど、どこでしょう……とか言うまでもなく水着点なんだけど。
水着参加で+2000点!(点数は回による)ってやつだね。このルール実はかなーりこだわりがある。
このルールは単に僕の欲望……性癖……もとい、お願いを反映したルールってわけじゃなくて……いや 、そうなんだけど。2つ程健全な、目的があって、それで性へ……お願いを見えないように梱包したつもりなんだけど、そうは見えてないらしい。
1つめ、「Quest村発のおもしろいことを作ろう」
これは、この頃やだなぁって思ってたことに対する小さな反駁。この頃はQuest2がではじめたばかりでQuestだと出来ないことがたーくさんあった。
この頃の、Questでは出来ないことを列挙して文句をいうことが嫌いだった。
QuestVRCとPCVRCを比較して、Quest版は、やれシェーダが見えないから良くないだの、あのイベントがないから良くないだの、PCと比較して出来ないことを数えて、それに文句をいうことが幾分あった。Quest対応したコンテンツもPC版のコンテンツと比較して機能やシェーダーが制限されていてQuestには出来ないことってのはどうしてもたくさんあったし、それに対して不満や文句を言う場面は少なからず見かけた。そんななので逆にPC界隈も、QuestはQuestの人達で遊んでればいい。PCの界隈に来て文句をいうなという意見もあったなと思う。
せっかくHMDを被るだけで、一般のご家庭にはあまりないゲーミングなPCがなくてもVRができる!って素敵デバイスなのに、劣化PCVR機としてだけ見るのはもったいない。Quest村にしかないイベント、楽しいことはたくさんあるのに、都会PC界隈と比べて決して埋まりきることの無い出来ないことの穴を何とか埋めよう埋めようとする風潮が少しあって、
出来ないことじゃなくて、やりたいことで動けばいいのになぁって思ってた。どうしたってQuestVRはPCVRと同じにはならないんだから。
Questじゃ出来ないことをなくそうって考えると、PCと同じにしようとするから、無茶な最適化を要求したりしちゃうし、出来ない不満を無くしたいという気持ちなので、不満を産む環境に文句を言って終わってしまう。もったいない。
Questでやりたいことをやろうってすれば、やり方にこだわる必要がないから、Quest村らしい新しい面白いことが増えていくし、希望を実現したいという気持ちなので、周りの人にも協力してもらおうってなる。
だから、出来ないことに文句をいうんじゃなくて、やりたいことをやっていこうよ、Quest村発の楽しいイベントを増やそうよ、と思って麻雀大会をはじめた。たぶん。
それで、Quest村におもしろいイベントがあるからアバターのQuest対応して遊びに行くかーってなったら素敵じゃないですか。文句いわれるから、Quest対応しとこってなるよりQuest対応した方が世界が広がって楽しいよ〜ってなればいいなって思ったんだよね。
たまーに、なんでおたくの麻雀イベントはQuest対応してるの、えらいね。っていわれるけど、逆なんだ。Questというお手軽VRでやりたかったことが麻雀で、PCの人にもQuest対応して遊びに来て欲しいから両対応にしてるのだ。運営Questで入れた方が楽だし、初期はQuest単騎で運営してたりするんだ。
当時のお気持ちを今頃表明するのは卑怯かなぁとは思いつつ。お気持ちって難しいね。
……水着出てこなかったなぁ。あれ?
2つめ、「Quest界隈に水着を増やそう」
これは要するに堂々とスク水になれる場所を増やそうということなんだけど。最初の頃、Questで水着で集まれる場所というのはあんまりなかったし、水着改変も余りみなかった。水着になれる場所があんまりなかった、のには理由があって水のシェーダーがQuest非対応のものが多く、お風呂やプールのあるQuest対応のワールドが少なかったからだと思う。
水着改変の普及にとってみても、Quest村にQuest名湯巡りが果たした功績は大きいと思っているが本題とは関係ないしイベント主催としては他のイベントを持ち上げるのはなんか悔しいし嫉妬しちゃうのでここでは取り上げない。
なんにせよスク水に堂々となれる場所を増やしたかったんだよね。かわいいし。
堂々とスク水になれる環境を作るためには、一般の常識のようなものが敵になる。
VRCは好きな姿になれるといいつつ、TPO的なものはあって、ここで水着はちょっとって思われてしまう時はある。だけど、VRCはあまりTPO気にせず好きなカッコで居ていい文化の方が僕は好きだ。見たくないアバターはhydeなりブロックなりすればいいわけだし。まあ、規約を違反してもいいという気は無いし、ここでそのあたりの是非を論ずる気は無いけど、VRChatなんだから別にスク水着てても当たり前だよね~って感じに歪んだままのVRCが僕は好き。それが段々、パブリックでは水着はおかしいとか、プールでないのに水着はおかしいとか、当たり前で普通の価値観が浸透していったら嫌だなと思う。VRCはみんな頭のネジが3本くらい抜けてて、常識が70°ぐらいずつ曲がっていて、それを許せる、楽しめるのが好き。
だから、僕のコントロールできる場所に「水着で麻雀を打つのが当たり前」の環境を作ることにした。自分が主催する大会で、集まるのは参加者だけってなれば、誰にも文句はいわれずにみんなの常識を少しずつ曲げられるとおもったから。
主催の性癖を全面反映した大会とよく言われるけど、少し違う。僕はスク水が好きだし、全員スク水着てほしいと思っているから、性癖全開にするなら全員にスク水送り付けるし、着用必須にする。……って何の話だ。
えっと、水着点は水着を着てもらうことを目的にしてるんじゃなくて、みんなの常識をゆがめることを目的にしている、つまり、「水着を着て麻雀打ってもしおかぜ杯なら、VRCなら、おかしくないよね」を広めるために水着点はある。モチベは性癖駆動だけどやってることは回りくどいのだ。
スク水アバターなら100万点ってほんとはほんとはやりたいけど、それはしないのは、望んでないスク水改変無理やりさせても常識は歪まないから。水着で麻雀はおかしいっていう理性を歪めたい、参加者のブレーキを壊したいのであるから、参加者がもともと好きでやりたいことじゃないと、やってもらう意味がない。ブレーキは壊したいけど、ハンドルとアクセルは自分で踏んで欲しい。全部思い通りにしちゃったら、僕が運転する車にみんなを無理やり乗せただけになっちゃう、主催はスク水狂いの変態って思われて終わってしまうのは思惑と違うのだ。
水着点を点数にしたのも少しこだわりがある。
環境で行動を変えよう!だ。
他人に行動を促すときに環境に働きかけるのがいちばん効くんじゃないかと思っている。
ちょっと脱線してお気持ちをするけど
他人に何か行動や変化を要求するときに、~してくれないのは悪だ、悪い人だっていって、それを論理で武装して相手を説き伏せて反省して貰おうとするお気持ち砲をまれによく見る。
でも、相手に反省してもらって行動を変える試み、これは良くない、というか成功しないよ、という話。
Quest対応してくれないあいつは悪い人みたいな主張をして、その後、自分が悪くない理由を並べるやつ。これは気持ちとしてはよく分かるし、その時は周りがみんな敵に見えてしまうのもわかるから、やっちゃいけないとは言いづらいけど、やるなら不特定多数に向かってじゃなくて親しいフレンドとかに向かってするべきだと思う。
たいてい相手に反省してもらうのは上手くいかない。悪い人っていわれたら、反省するんじゃなくて、そんなことないって反発したくなってしまう。Quest対応を押し付けるなとかとか。どんなに自分が正しくて、正しさを伝えたとして、相手を敵にしてしまったら行動は変わらない。
他人にして欲しいことが出来た時に、ついついなんでしてくれないの~みたいな言い方をしてしまいがちだけど、伝え方を少し変えて、してくれる人をいい人にして欲しい。~してくれたら嬉しいなって言って伝えて欲しい。たとえあいてが悪い人であっても、誰かのためになれること、役にたてることは嬉しいのだ。そうして嬉しい気持ちになってやっと、この人には協力しなきゃって思ってもらえるし、悪かったことも反省できるんじゃないかなと思う。
お気持ちおしまい
ようするに、僕がスク水を着てほしい!って思って
他人の行動を変えたいとおもったら
「僕がスク水をみたいので着てくれたら、嬉しいな」になるわけだ。でも、それでは僕が変態にしか見えないし、主催の性癖を満たすために参加する大会になってしまう。それは困る
そこで、ルールに委ねることにした。
水着だと点数がもらえることにして、着ても着なくてもいいようにしたのだ。やっぱりアクセルは自身で踏んで欲しいし。着なくても悪者にならないように、水着対応出来なくても痛手になり過ぎない点数のつもりで水着点は設定している。
最後に
僕の主催する大会は、
僕がやりたい遊びにみんなに付き合って貰ってる感覚で運営している
僕がおもしろいと思ってることに、
みんなもおもしろいって思ってもらえたらやっぱりうれしい。
思い付きで振り回してしまうことも多いけど
協力してくれるみんなのおかげで何とか運営できてます、ありがとう。
これからもどうぞよろしくー。
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