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学級通信1994年10月下旬

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│ 3C通信 │
│   第42号│
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◎合唱練習 教室割り当て一覧

◎それぞれのパートを聞いてみて
 但馬牛という曲は、長いです。しかし、メロディラインは単調です。そして、ハモる美しさが必要だと思った。曲自体がきれいな和音になっています。日本語の歌ですからはきはきと歌う必要があると思った。自分のパートをきちんと歌うことができるようになったらサイコーだと思います。
◎ごめんなさい
 進路希望調査をすることになっていたのですが、7日に配り忘れてしまっていました。〆切は12日 ごくろうさまですがよろしく。
 
という高校の今年の流行
 の高校に刺激されたのか、推薦入学試験をやるところが増えてきました。先生たちが行っている高校説明会でもそのような話が出てきています。推薦入試というのは、その学校を第一希望にするかわり、他の人より早く(1月17日ごろ)入学試験をやってしまおうとしている学校です。教室においてあるパンフレットにもそのように書いてある学校が増えてきましたが全然試験がないわけではありません。で、気をつけてほしいのは「口頭試問(こうとうしもん)」という言葉です。
 口頭試問というのは試験官の先生が、口で問題を出して、それについて答えるのです。
例 アメリカの首都はどこですか?
  今の日本の総理大臣は誰ですか
  BTB液は酸性液では何色ですか?
 というように教科 を問わず口で質問をするわけですから非常に対策を練るのがむずかしいかも知れません。答えられないと0点 みたいなことになってくるのです。(逆にテストのほうが楽かも知れない)
 他に 面接ってあるので、そっちで 今までにおこなわれてきたような面接があるのだと思います。
例 尊敬する人はだれですか
  兄弟げんかはよくしますか
  おこずかいはいくらですか
 こんなのは今までにもあった面接です。口頭試問というものが増えたおかげでこっちもたいへんになってきたと思います。受験生はたいへんだなー

あとは情報として、・・・来月のテスト前に三者面談があります。
         ・・・来月昨年と同じように 診断テストがあります。

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│ 3C通信 │
│   第42号│
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◎来週の予定

◎合唱まで二週間になりました。まだ、自由曲の方は聞いただけに終わっているので、練習をしっかりしなければなりません。二週間で何回歌えるかという勝負が必要だと思います。練習を聞いている範囲内では、きれいな声です。でも、声量と感情についてはまだまだだとおもいます。
 来週は但馬牛を何とかしてしまおう。

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│ 3C通信 │
│   第43号│
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◎東京参上

 先週の土曜日に東京へ出かけた。東京へは毎月一回は出かけている。目的は秋葉原だったり、芝居だったりする。その日の目的はというと芝居を見るためだった。ところが、同じ日にローランドのサウンドパーティというのもやっているのを発見してそちらにも行った。ローランドはみんなも知っていると思うけれどもパソコン室の音楽関係をすべて揃えてくれたメーカーである。そこへ行くとわたしのようなおじさんはほとんどいなくて、みんな若い青年達だった。おじさんは何をするのかというと、新製品を見て 「これ 学校にほしいな~」なんて言っているだけなのである。若者はというと、ギターにさわりエフェクターにさわりバンバン音楽しているのである。おじさんはそんなことしていないのだけれども、営業の人をつかまえては、いろいろ質問しているのがおじさんである。ちなみにわたしは知り合いの営業の人が抽選券をくれたから抽選をしたら、トレーナーがあたってしまった。トレーナー一枚でももらえば もういっちょ 何か買おうかななんて思うからこわいんだ。またボーナスが吹っ飛んでいってしまう。一等は、パソコン音楽システム一式だったけれども というわけで近いウチにもらったトレーナーを着て学校に行きたいと思います。
 今度は本筋の芝居を見ていて、といっても30年ぐらいまえに書かれた芝居なのだけれども、おじいさん役の人が言うせりふで「学校でいろんなことをならったけれども、結びつくのはこの歳になってからなんだなぁ」っていうのがあった。そうだよ そうなんだよ ってわたしは思ったのである。君たちに教えている学問は、君たちの中では、あまり利用価値の多いものとは言えない。ところが、歳をとってからそういうことに気がつくという事なんだ。今の歳では「なんでこんなことするの~」なんていう人も多いかもしれないけれども、それがわかるまでには少なくとも数十年の年日がかかるっていうことなんだ。
芝居なんて何で見に行くのってみんなは言うのかもしれないけれども、芝居 というのは、にとっては、テレビを見るようなモノなんだ。一家での共通の視覚体験ができるのは 芝居か映画くらいしかない。(わが家にテレビがなかったころの話である。)というわけで、私の父の友人の演出による芝居はほとんど全部見に行っている。最近こそ少なくなったが、それでも、月に1本*1程度は芝居を見ている。今月の29日の芸術鑑賞会は「芝居」です。本当の芝居と違ってホールで見るわけではありませんが、雰囲気は味合うことができると思います。 ができて、この地区からも少々は芝居が見やすくなってきたように思います。青年よ テレビを捨て芝居を見よう 
・ほめられて図にのっちゃぁいけないんだけれども っていう話
 先生(本校音楽科教諭)が、きのう「3Cは、一応(・・)(ここ大事)音がとれている。」っておっしゃいました。わたしは、ほめられればやっぱり悪い気持ちはしないので気分がよかったです。わたしは他人にすごい って言われるのはいいのですが、自分では 「どうだ すごいだろ~」って言えない人間なのです。私は表面上ではあまりあせってはいないようなのですが、ところがどっこい、教室の外に張られた先生が書いた歌詞を見て、「ウチのクラスのは長いな~」と思っています。他のクラスの二倍はあるのではなかろうか?と思っています。これをあと2週間で歌うことができるようになるのだろうか?という疑問がわいてきて困ってしまう。なんといっても3Cは、歌の小節数でも他のクラスよりは多い。(ウチは119小節ある)他のクラスのをみせてもらってごらん。短いはずだから・・・・・
 先生には言わなかったけれど本当は、今週の前半で但馬牛のパーフェクトをめざしたのである。あの歌は 序破急*2 というパターンにのっている。前半が序 民謡調の部分が 破 最後は 急 といったようにである。これは、踊りとかのパターンに似ているのである。土曜日に 序 月曜日に 破 火曜日に 急というようにやって行こうと思ったのである。ピアノのあるところでは、課題曲をやって そうでないところで、パート練習をしっかりやりたいな って思っていたのである。そうしたら、月曜日の音楽の時間に指導していただいたおかげで、一応、音にはなっている。今度は、 曲の中の強弱付け 感情をいれるところっていうのが必要になってくるのだと思う。まだ、君たちの状態は音が出ているだけだとおもう。私のクラスは自慢していいとおもうのは、ハモることができるということである。課題曲などを聴いていても、ハモる部分などは、身震いがするぐらいいいなっておもう。かえって、斉唱の部分の方が、きたならしく聞こえてきたりするよ。
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│ 3C通信 │
│   第44号│
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◎来週の予定

◎今年度は私立高校で「推薦入試」って言うのがあるぞ
 推薦入学試験っていうのが今年の入学試験からはじまるみたいです。今までお兄さん お姉さんが中学校を卒業したとしてもそんなのがなかったのだから、わからないかもしれないけれどもそういう制度がある学校があるという話だ。
推薦入学試験というのは、その学校を第一希望で校長先生の推薦をうけた生徒だけが受けることができます。試験の内容は主に 面接と口頭試問だけ(数校では、二月に試験をやる学校もあります。)それで試験日はというと 1月17日ぐらい、合格発表は翌日または翌翌日ぐらいにあります。 っていうことは、願書を出しに行くのは、三学期がはじまってすぐ、願書を取りに行くのは 二学期中っていうことになるでしょう。で、どの学校に推薦入試があるかどうかっていうことについては、わたしが三年生の先生に配るテキストを作成中なので できてから公開と言うことにしましょう。
 極端な話 1月17日に試験があって、1月20日前後には合格か不合格かがわかってしまうわけになってしまうのです。
 まあ、その先一月後ぐらいには公立の試験もあるわけですから、今までのように、全員が2月中頃の試験を受けるということにはならないと思います。
方式とよばれる 方法の変更によって、いろいろな届け出書類やらしくみ手続きがかわってきています。それをまちがいなくおこなうためには、文書などはよく読んでおいてほしい。
◎先生が職員室で、話していたのだけれども1Bの歌を聴きにいってくれたブロック委員がいて、心配してくれてうれしいとおっしゃっていました。同じブロックで最優秀と優秀をとりたいと思うのは人情です。当日は両方のクラスで賞がとれるようになるといいね ちなみに、一年生男子の中では1Bの声が一番出ているのだそうです。三年パワーで応援しよう。
◎歌は歌う回数に比例してうまくなる
音は出ている。されど、いかんせん いやがる仔牛(こうし)をつれていくような感じではない。その感じにするのが来週の課題だと思う。「いやがる仔牛をつれていくのは」誰でしょう? わたしは牛買いのおじさんだと思います。その人に向かって牛を売る家の人か母牛の いう言葉が「いやがる仔牛をつれていくのはだれだ」というせりふになるのだと思うのです。その牛に牛を売る家ではおばあさんが売られていく牛に向かって かんざしをさしたり、おひねりを与えたりしてその牛がその先で幸せになれるようにしているのです。おばあさんの動きがでてくるところでは、おばあさんが歌うわらべうたのようにうたうのがいいんじゃぁないのかな?例「ねんねんおころり~」みたいなノリで歌を歌ってほしい。
 激しいところは激しく やさしいところはやさしく というように 変化をつけてやってほしい。他のクラスの歌も 変化がついています。音がとれている分変化に富んだところがほしい。「だれだ~」なんていうところは絶叫に近いと思う。但馬の人たちは自分の子どものように牛を育てているんだから、その人から牛を連れ去るというのは誘拐(ゆうかい)に近い状況だと思う。但馬牛350Kgぐらいに育ては 神戸(六甲山)や松坂(三重県)に売られていってしまうのです。その中でさらに育てられていくのです。但馬で育ったことのある牛はサシ(牛の脂)ののりが非常によく*1、最高級のすき焼き用の牛肉になります。そして、その肉はあまり市場にでまわらないので非常な貴重品として扱われることが多いのです。
 よそのクラスの生徒にいわれるのだけれども、「わたしのクラスが優勝したら、但馬牛のステーキ少々食べてみる」というのは守りましょう。ただ、お礼というのがこわいんだが配るのは 某S先生(与えないとあとでウルサイ)とT先生(こりゃさしあげないと失礼っていうもんだ)とN先生(調理場代)だろうな。そりゃ 物干し竿だとか 山だとか ソルジャーをあげるっていっても・・・

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