アートめぐり テート美術館展 光 -ターナー、印象派から現代へ
国立新美術館で2023年7月12日(水)〜10月2 日(月)で開催されている『テート美術館展 光 -ターナー、印象派から現代へ』に行ってきました。
テート美術館は、イギリスの国立美術館で、その所蔵の中から『光』をテーマに名品120点を一度に見られます。
精神的で崇高な光を描いていた時代から、自然や室内の光、光の効果、色と光、光の再構成、広大な光へと展示が進みます。
同じ『光』でもアーティストが違うとさまざまな表現があるんだなと楽しめました。
少しばかりですが、わたしの気に入った作品をご紹介します。
●ジョゼフ・ライト・オブ・ダービー
《トスカーナの海岸の灯台と月光》
幻想的で、とても綺麗です。月明かりってなかなか描くのが難しく思えますが、海の月明かりの反射がとても見事でした。
●ジョン・リネル 《風景(風車)》
雲の表現が素敵で、光の当たる陰影や全体的な構図が好きです。
●ジョン・エヴァレット・ミレイ
《露に濡れたハリエニシダ》
幻想的で、美しいです。露の細かい表現が本当に素晴らしいですね。
●ジョン・ブレット
《ドーセットシャーの崖から見るイギリス海峡》
チケットにも使われているとても綺麗な海の絵です。色合いや光の差し具合などすべて好きです。
●ヴィルヘルム・ハマスホイ 《室内》
静謐な室内の表現が、ハマスホイらしくて好きです。
●ブリジット・ライリー 《ナタラージャ》
目がチカチカしてしまうようなカラフルな作品。インパクトがあります。
●デイヴィッド・バチェラー
《ブリック・レーンのスペクトル2》
独特な色合いのカラータワーで、とても大きく、全体像は撮りきれませんでした。
●ピーター・セッジリー
《カラーサイクルIII》
変わっていくサークルの色。どうやったらこの色合いになるのか、不思議な作品でした。
●オラファー・エリアソン
《星くずの素粒子》
素敵なタイトルの作品で、周りに飛び散る光も影すらも綺麗な作品でした。
絵からモニュメントなどまで、作品の幅が多く、飽きずに楽しめました。絵画は、幻想的なものが多く、素敵なものが多かったです。
時間がなくて、グッズは買えませんでしたが、気に入った作品のものを買えばよかったと少しばかり後悔してます。