見出し画像

北海道ツーリング3日目|2022.7.15

画像1

ツーリングの朝は早い。
特に7月の北海道は高緯度のため、稚内では日の出が3:48、日の入りが19:26と日が長く、日の出と共に始動することで13時間以上も明るいうちに遊べるのである。
 また明け方は素晴らしい景色を拝める機会が多く、雲海や朝焼けを拝めるのは早起きしたものにしか見られないものなのだ。

ということで朝3:00に起きた。
風の音がうるさくて。
昨晩から風はあったものの、深夜は風がテントに当たる音で目が覚めた。

湖からの風がかなり強かったらしく、湖岸のテントがひっくり返っていたのだが、持ち主はどこへ行ったのだろう。と思っていたらしばらくしてひっくり返ったテントから出てきた。この状態で寝ていたのか…。

画像2

とっととテントを撤収し積丹半島は神威岬へ向かう。以前にも立ち寄っているのだが、灯台に関心を持つ前だったので写真をまったく撮っていなかったのだ。
 いやあ、あの岬まで行くのかなり大変なのよね。けど仕方がない。灯台がそこにある限り行かなければならないのだ。

しかし空模様は昨日に引き続き曇天で、たまに雨がパラついたりして、相変わらず気分が乗らない。ヘルメットから見える景色はずっと色がない。

画像3

雲がかかって尾根しか見えないが、どうやら羊蹄山らしい。

画像15


当初はニセコパノラマラインで颯爽と積丹半島まで行くことを考えていたが、その方角を見上げると真っ暗な空色で、曇天どころではなく、高度があるところは間違いなく雨が降っている。
パノラマなぞ拝めるわけがないので最短ルートで向かうことにした。小一時間ほど走るとそらに青いものが見えた。なんだろうと思ってバイクを停めてしかり見てみると、それは青空だった。「空って青かったんだ」と思い出すくらいに灰色の世界に慣れてしまっていた。
雲の隙間に見える青空は向かう方角ではなかったが、世界にほんのすこし「色」が着いていたことに希望を持てた。

画像4

その希望は海に出て現実となった。
晴れていたのだ。

画像7


そして見えるすべてのもに影が現れた。

画像6

影を意識したことはあるだろうか?
曇天では影が存在しない。色彩がなく、明暗がないということは景色に立体感と奥行きがないということなのだ。
さきほどまでがウソのような色彩豊かな世界が広がっている。

画像5

ああ「晴れ」とはなんと尊いのでしょうか。

ウキウキ(死語)で積丹半島をライディングし、神威岬に到着。
気温も上がり暖かくなってきた。
いざ神威岬灯台へ。

画像9

積丹ブルーの海が美しい。そして道のりがシンドイ。
岬の先端まで続く片道15分の道のりはアップダウンがあり、ライディングジャケットを着てきたままなのに後悔した。汗だくである。

画像9


そして積丹といえばウニである。
朝食にウニ丼を流し込む。

画像10

そこから高速道路で札幌に向かう。
札幌で以前仕事でお世話になった書店員さんに挨拶のため立ち寄り、また高速に乗って今度は石狩灯台に。
道中、風速7mの横風が恐ろしかった。

画像11

石狩灯台は1892年(明治25年)1月1日に点灯を開始した灯台で、木下惠介監督の映画『喜びも悲しみも幾歳月』(1957)の舞台ともなった灯台である。


さあ、北へ。

画像12


コレからが北海道ツーリングの本番である(晴れているからノリノリだ)

画像13

バイクに設置したGoProで撮影しようと傾きを正そうと掴んだら根本からもぎれてしまった。
こんなことある?
りんご狩りみたいにGoproが「モギっ」って取れた。運転中に。いや、りんごの方がもうちょっともぎるのに手応えあるぞ。
慌てたので握ったGoproをそのままポケットに突っ込み、駐車できるスペースでマウントをし直した。

画像14


風も穏やかになり、幌灯台に立ち寄ったあと16:00にはテントを張った。

画像16


初めは周囲にだれもいなかったが、世は三連休前で、日が暮れると次々に車が乗り付け、21:00過ぎてもペグを打つ音が響き渡る。

野営場があっという間にテントで溢れかえる。こうした密集したキャンプというのは経験がないので落ち着かない。テント内での会話は外にまる聞こえなんだが、気にならないのだろうか。

明日も天気は持ちそうだ(朝だけ)
夜明けと共にここから脱出しようと思う。

画像17

本日の走行ルート

※無料公開中。下記有料部分はありません。

ここから先は

0字
有料記事でしたが、全編無料公開中です

2022年7月13日〜26日の期間中 北海道ソロキャンプツーリング中にアップした日記です。

期間限定!PayPayで支払うと抽選でお得

最後までお読みいただきありがとうございました。 投げ銭でご支援いただけましたらとても幸せになれそうです。