石狩灯台|北海道石狩市
石狩灯台(C)|北海道石狩市 2019年9月17日/2022年7月15日
日本三大河川のひとつに数えられている石狩川の河口部に建てられた石狩灯台は北海道庁により1892年(明治25年)1月に設置点灯。初代石狩灯台は木造六角形不動灯。高さ14m、塗装は白黒横線だった。
1908年(明治41年)に白単色の鉄造円形閃光灯に改築され現在に至る。明治期に建設され現存する灯台としては北海道では石狩灯台のみ。
1957年(昭和32年)には木下惠介監督の映画『喜びも悲しみも幾年月』のロケ地となる。撮影では日本映画のカラー化が進められた時期でもあり、カラー作品の効果を出すために、それまでの白一色の塗装から白赤に塗り替えられた。この塗装が昼標としても効果があったことで、そのほかの北海道の沿岸灯台も白赤に塗り替えられたものが増えた。
1999年(平成11年)には移設保存工事が完了。
参考
『燈光 2012年2月号』(公益社団法人 燈光会)
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