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部埼灯台|福岡県北九州市

2024年10月26日
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部埼灯台(A)|福岡県北九州市 2021年10月16日/2024年10月26日

石造の部埼(へさき)灯台は六連島灯台の点灯から2か月後の1871年(明治5年)に周防灘に面した北九州企救半島に建てられた、大坂約定(大坂条約)5灯台のひとつ。
リチャード・H・ブラントン設計。
 六連島灯台の工期と同じであり、大きさも形状も部埼灯台と同じであるため、双子灯台とも呼ばれる。
 しかし部埼灯台には六連島灯台との大きな違いが内部に存在する。部埼灯台の内部は壁と壁の間に隙間がある二重構造で作られていて、これはブラントン設計の灯台では犬吠埼灯台と尻屋埼灯台のみで採用されてる構造であり、欧米の灯台には見られない日本独自の灯台の構造である。これには日本人技術者が大きく関わっていたのではないかと考えられている。

 点灯開始時には六連島灯台と同じく4等不動レンズが設置されていたが、3年も経たずに3等不動レンズに格上げされた。そのときの3等レンズは鍋島灯台(香川県)に設置されていたもので、部埼灯台の4等レンズは鍋島灯台のレンズと交換される形となった。その後明治28年に再び3等回転レンズに交換されている。
 
 部埼灯台が建設される以前、天保年間には下関から乗合船で高野山へ向かう修行僧の清虚が難所の絶えないこの地に庵を結び、船舶の安全を祈り一生を賭して終夜かがり火を焚き続けたという。
 現在ではその功績を称え、部埼の海岸には清虚の立像が建立されている。

灯台下の海岸に立つ清虚の立像
清虚火焚場跡
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部埼灯台と併設されている潮流信号所の潮流信号電光版
部埼潮流信号所

航路標識番号
[国際標識番号] 5409 [M5312]
位置 北緯33度57分33.7秒 東経131度01分22.4秒座標: 北緯33度57分33.7秒 東経131度01分22.4秒
所在地 福岡県北九州市門司区大字白野江
塗色・構造 白色 塔形 石造(花崗岩)
レンズ 第3等小型フレネル式
灯質 連成不動単閃白光 毎15秒に1閃光
実効光度 閃光180,000cd
不動光7,000 cd
光達距離 閃光17海里(約32km)
不動光10海里(約18km)
明弧 全度
塔高 9.7 m (地上 - 塔頂)
灯火標高 39.1 m (平均海面 - 灯火)
初点灯 1871年(明治5年)1月22日
管轄 海上保安庁
第七管区海上保安本部
門司海上保安部



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すずきたけし
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