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2018年9月の記事一覧

釣りとは関係ないけど釣り人に読んでほしい本 10冊+1

『FlyFisher』2017年1月号   シーズンオフになりました。みなさま後悔はしてませんか? 「あの川へ行けばよかった」とか、「こうすればもっと釣れたんじゃないか」とか、「バラしたイワナは尺上だった」とか、そんなことをオフになってから酒でも飲みながら釣友にこぼしてませんか? 釣友はたぶん話を聞いていません。信じてもいません。尺上だったなんて戯言だと思っています。そしてあなたも釣友の話を聞いていませんし信じてもいません。そうやって頭のなかで今シーズンの釣りを振り返り、み

映画の中のフライフィッシング/『FlyFisher』2016年3月号掲載

くだらない場面から、意味深な描写まで、映画の中に登場する釣りシーンは実にさまざま。釣り人としては思わずツッコミを入れたくなるような場面は多いが、なぜ釣りをするのか、なぜフライフィッシングなのか、そんな意味を考えつつFF登場映画を振り返ってみる。 グーフィーと釣り オフシーズン、自宅でフライフィッシングに触れるには映画やドラマがいい。 と言って簡単に紹介できればいいのだけれど、実はフライフィッシングをまともに扱った映画は少ない。数えても片手で足りる。いや指二本で足りてしまうか

「後悔」と「言い訳」の釣り文学/『FlyFisher』2014年11月号

『FlyFisher』2014年11月号掲載  釣りに行く時はタックルと一緒に本を持っていく。実用系の本ではなく、随筆などのいわゆる釣文学と呼ばれる本である。 では釣場で読むかと言えば十中八九読まない。 文字を追うより魚を追っていた方が楽しいからだ。しかし、夕闇が迫り、浮かべたフライが見えなくなるのを合図に納竿し、テントの中でページをめくるのだ。一日を眠りにつくまで釣りに浸れる幸福感は格別なのである。 お酒が飲めない僕にとっての睡眠導入の役割も否定はできないが。 今回、釣