森達也『A』『A2』
20代前半にみたドキュメンタリー映画『A』『A2』は確実に僕を変えた作品だった。
物事を一方向から見ることの危険性、日本の同調圧力の気持ち悪さ。オウムというパブリックエネミーとされた者へのヒステリックな扱い。
3.11後、公敵となった東電と原発の是非などの状況で、自分が少しばかり冷静にいられたのはこの『A』に出会っていたからかもしれない。
もしこの映画を見ていなかったら、東電=悪という図式に安易に乗っかりtwitterで嬉々として「社会正義」の名の下として安全地帯から非難ツイ