コンポーネント スポットライト:#2 コマンドカード
この記事は、HackGuard Kickstarter プロジェクトのupdateの転載です。
元の記事はここで読むことができます:
https://www.kickstarter.com/projects/kakumarug/hackguard/posts/3910240
バッカーの皆様、こんにちは、KakumaruGamesです!
まずはじめに、ご支援頂いているバッカーの皆様に心より感謝申し上げます。そして、これからご支援を考えていただいている方々にも、前回に引き続きコンポーネントスポットライトの第二弾として、このゲームに掛けた拘りをご紹介させていただきます。
コマンドカード:選択の思考の選択肢
第二回のコンポーネントスポットライトで取り上げるのは、コマンドカードです。KakumaruGamesのコンセプトである「より深い思考体験をデザインする」において、コマンドカードの生み出す選択肢の予測可能性はゲームの核心とも言えます。
選択は3回、コマンドは1種類2枚
コマンドカードを2枚に限定することで、同じコマンドは2回までしか打てず、3回のコマンドのうち1回は異なるコマンドとなります。この制限はプレイヤーが相手の動きをより緻密に予測するヒントとなります。
勝利条件と予測
このゲームはアブストラクトな対戦ゲームとして制作されていますが、勝利条件は相手のプライベートネットワークに相手よりも1手でも早く到着することのみであり、その1点においてはレースゲームライクなゲームでもあります。
そしてそれは互いに同一のコマンドカードにより実行されるレースであり、1手の遅れが致命的な敗北に繋がる事を意味します。
たった1手のコマンドカードの重さが、無限に近い選択肢の中から相手が辿るであろう確率の高い常識的な道筋を自ずと示してくれるのです。
罠と推理
コマンドカードの選択制限と勝利条件が、相手を罠にかけるための推理材料となります。
最適解は何か、コマンドカードの選択は何か、何回までその方向へ進めるか、そしてその方向にどのようなバッチチップを置くか。
それがどう予測されるかが予測できれば、その罠をどう回避し、相手をどのように罠にかけるかを考慮する事ができます。
予測のヒントが罠を生む
3回の移動の内1回が必ず別の動きになるという制約は、相手の動きを予測する明確なヒントであり、それは同時に相手が必ず考慮するであろう点でもあります。
私達はそういった思考の読み合いの相互作用が生まれるようこの制約をコマンドカードに加えました。
それは間違いなく、あなたと対戦相手が盤上で語り合う一助になるでしょう。
お読みいただき、ありがとうございました。
皆様のご支援と共に、私たちはより良いゲームを作り上げていきます。次回のUPDATEもお楽しみに!
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