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青春のアイドルに会う時
今堀恒雄の隠れファンだと思う。自分は。
兄の残した録画を見ていたアニメ「トライガン」('98)。
当時、13歳ぐらいかな。その音楽はどうしても「今堀恒雄」だった。WOWOWの番外編に続いていた「カウボーイ・ビバップ」の菅野よう子の音ですら、裏で弾く今堀恒雄の音を探していた。そう90年代後半から00年になる瞬間、少年/キッズの自分は今堀恒雄のギターの音が唯一無二だった。
高校生になるともう立派な「ヒップホップ」だった自分がギターを手にしたキッカケは「ゴンチチ」と「今堀恒雄」だと思う。トライガンの「楽園」/「砂の星」がどうしても弾きたくて…。
初めて新宿ピットインに行ったのが高校生の時だった。水上聡さんの「ラクダカルテット」。ティポグラフィカが解散して、リアルタイムでは体験できないのはわかっていたけど、今堀さんが参加しているバンドがあるというのは探して聞きに行って。
その日にふらふらとサックスの吹きに来たその人は「菊地成孔」だった。その後に書籍「スペインの宇宙食」が書泉グランデに平積みになっていて、この人「ティポグラフィカのバンドメンバーの人じゃない?」みたいに読み始めたのが最初。そう。お茶の水にあった文化学院生だった自分は本当に毎日「ジャニス」で音を探していたな。
その後は、菊地成孔さんのペン大に通い、東大のアイラー講座に潜ったり…
でも、今堀恒雄が最初。
ギターを始めて手にした時、ネット上にころがっているTAB符を目にした時。ゲーム世代から作られた音の伝えられ方だと思う。とにかくわかりやすい。
インターネット・フォーラムでやたらトライガンのオープニング・テーマ「H.T」のTAB符があり、活発にBBS(掲示板)で採譜のやりとりがあって、その海外フォーラムで「今度、トライガンの制作チームが「ガングレイブのアニメ作品を今堀恒雄が作るんだよ」と書いたらすごい信じられないぐらい反応を得た。
あの時のインターネット・ジェネレーション元気かな…?
色々あるけど、俺は今堀恒雄を自分の店に来てくれたよ。
余り余る愛というか、原点すぎて実感沸かないし、当日そのきっかけを作ってくれた素晴らしいレジェンダリーなヴォーカル「酒井俊」さんに申し訳ない。でも、「今堀恒雄」がお店にくる。それは店が10年やっていたギフト以上で、人生ここまで生きていて良かったかなという話。
マジで当日、何の話しようかな…
ペンタングルからバート・ヤンシュ…。そう、ミュージック・マガジンの「目隠しプレイ」の…あっ、井上陽水さんの「森花処女林」の今堀さんの…
そのKAKULULU店主が「推し」に会う現場が近々あります。どんな顔して会ったら良いんだろう。そんな瞬間を見届けください。
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