種から初めに出るのは「芽」ではなく「根」だ_木村秋則

やる気に満ち溢れた学生と接する機会があり、たくさんの話や想いを聴かせてもらいました。こちらもパワーを注入してもらいさらに頑張らねばと思うまるやまです。

学生のうちから視座が広く、思考を絶えず行えている彼らをみていると将来が本当に楽しみになります。こちらでできることがあれば全力で応援したくなるのは私がおじさん化しているからでしょうかw

* 見知らぬおじさんのイラスト


本日は世界で初めて無農薬・無施肥のリンゴの栽培に成功した日本農家の『株式会社木村興農社』代表取締役 木村秋則氏 の名言を紹介します。


種から初めに出るのは「芽」ではなく「根」だ

                     木村秋則


自然を相手に仕事をする人は、無意識のうちにこの世の真理を掴んでいるのでしょうか。小学校の夏休みの宿題と言えば、アサガオの種を植えて観察日記を付けた人が大半ですが『種をまくと地面からひょっこりと小さな双葉が顔を出す』みんな基本的にはその光景を思い浮かべるかと思います。

そのせいか、種が育って一番最初に出すのは「芽」だと思っていませんか。しかし、木村さんは『すべての植物の種は、最初に「根」を出す』と言っています。

「自然界の作物は、本来、根が充実しないかぎり地上部を育てようとしない。ところが、ある時期がくると突然、びっくりするほど地上部が成長する」


私たちは芽が出ると、「早く育て、早く育て」と水をやり肥料をやりと、成長を促します。自然栽培では、地上部の初期生育が一般栽培の作物よりもゆっくり育つそうです。

何かを成すためには我慢の時期が必要

どんなことでも芽をつけるには、目には見えないところの日蔭で努力がある。その下準備の労がある。その労という名の肥料が多ければ多いほど、きれいな花を咲かせるのです。

あなたはどんな花を咲かせますか。その花にどれだけの肥料をあげますか。




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