角刈り茄子

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グレーな『ラストマイル』

論文を書きはじめるようになると、またあの孤独な生活が始まるのだと憂鬱にもなる。 あの、孤独な生活。私の周りにいる人たちがどこからきてどこへ行くのかを解像度高く眺め続ける生活。自分ではなく、他の人たちが動くエンジンとメカニズムを探す生活。自分の編み上げた社会へのまなざしが、どこかの誰かに伝わるんだと信じ続けなければならない生活。今立っている文脈を相手に、生き延び、自分の感覚を研ぎ澄まし続けなければならないこの生活は、とても孤独な生活だ。 論文から離れると、私は私のことだけを考

    • 追記

      悲しい悲しいと思って眠れなかったけど、ふと思った。もしかして、鬱のまま仕事再開したから不機嫌が溜まってたのでは?それで変わらず仕事続けてたら悪化するのでは? 人付き合いが苦手ってだけではないのでは… 私がもう会社立ち上げて数年経ってたらどうにかできたかもしれないけど、ちょっともう少し必要だな… 親戚ろくな死に方しないなら、お前の死に目くらい私が看取ってやるよという気持ち。 ちょっと考えよ〜っと!つかれた、今日はねる

      • 学問の官能性

        先月、2年付き合った元カレと別れて、気持ち切り替えようと思って酒と煙草をアホみたいに摂取して扁桃炎にもなった。 25にもなって荒療治すぎるけど、ようやく回復してきた。 自分から別れを切り出すのって、その人を愛しきることができなかったと認めることだと思っていたから、結構だいぶ体力を消耗するし、傷つく。 その後他の男の子と遊んだりもして、のぼせあがってすぐ好きってなって。惚れっぽいのももちろんだし、また人を愛せるという確証が欲しかったのもそう。心の奥の衝動的なものが久しぶりに刺

        • 今日は散歩

          今日は7時に起きて朝ドラをみて、そのあと散歩にでました。散歩をしながら人の生活に近い仕事をしたいなあと思っていました。 こころのなかで見た景色を描いたり、悩みを事細かに描写したり、生活のなかから出てくる湧水を無視しないでいたいな。気取らずにできる方法はないかな。これをかたちにできたら、きっといつまでも続く仕事だと思う。 大学での授業も、できるだけ人の悩みからはじめた授業にしたいな。小説の一部分からスタートして、個別普遍学を体現したいな。 今日の朝思ったことです。

        グレーな『ラストマイル』

          ちょっと長い、生活の呟き

          午前中9:00〜12:00、午後2:00〜5:00、夜9:00〜0:00の合計9時間を集中した作業時間にしたい。 労働っていうとなんだか強いられている気がしてしまうけど、そうではなくて指の先まで集中する時間。文字を書くのでも、バイトで接客するのでも、ドラマから構成を学ぶのでもいい。なんでもいいから集中して訓練する時間にする。 英語で書く練習もいいな。どうぶつの森の経営者版ゲームをつくりたいな。たぬきちの立場からどうぶつの森をみてみたい。キャバ嬢のその後のキャリア研究もしたい

          ちょっと長い、生活の呟き

          これからに向けて

          会社設立に向けての、ファーストステップを考えたので書いておく。 まず、参考にしたい生き方をしてきた人を見つける。そのときの私の条件は、 ①自分でなにか締め切りを決めてつくりだせる仕事をした人。 ②それも無形ではなく有形で最高が可能な仕事。有形は、音声でもいい。記録に残るもの。 ③雇われることで自我を殺したのではなく、お金を気にせずに、自分の生活を自由に変えられる余裕があった人。安定してなくてもいい。波があるとなおよし。なぜなら私が波のある人だから。 ④行ってみたい場所に行け

          これからに向けて

          こころと知覚

          これはメモ。 人のこころはどう描くことが可能なのか? この問いに答えるためには、これまでこころがどう描かれてきたのかをみてみる必要がある。 最初に思い浮かぶのは心理学である。 (心理学の学術的変遷と、どんな論点があげられてきたのか) 言葉にすることでこころがはじめてみえるようになることを表してきた言語学、社会学の立場がある。 言語とこころ 社会とこころ 感情というものは社会的に獲得されるものだと発見した。 これまで個人の自然なものとして捉えられてきた感情が社会的に

          こころと知覚

          この絶望

          を考えてみた。他人への無力感だ。 自分の機嫌は自分でとれるし、自分への絶望などしない。だけど、相手が権力を持っているように見えようが、持っていないように見えようが、相手へ無力だということが絶望になってる。他人は変えられない。力がないから権力を使おうとするのか。でも変えられない。誰も人を変えることなんてできない。自分しか変えられない。 だからこそ、わたしのことは誰も変えられないし、屈しない。外からの権力よりも内からの権力のほうが怖い。 じゃあどうやって自分への権力は産まれるの

          暴力的な「やさしい世界」

           差別はよくない、暴力はよくない、と「他者への想像力」を得た人びとが高らかに発する言葉自体には、差別をしないという選択肢をとれる、力をふるうこと以外で支配から逃れる選択肢をとれるという見えない優位性がある。  どういうことだろうか。最近よく日常でも聞く「優しい世界」という言葉に私はうんざりしているのだと思う。私は大学で、いかに自分がこれまで無意識に人を差別してきたのかを意識するようになった。日本人、中国人、アメリカ人、男、女…国籍や性別など生まれた時に社会にあらかじめ振り分

          暴力的な「やさしい世界」

          怒るということ

          眠ろー!って思ったけど、ベットからでてきた!今日は惚気る!  私はこれまで怒ることができなかったの。いや家族には怒ってたけど、家の外では人が不機嫌になったらびくっとして楽しい話にもっていったり、私が苛々しても「これを耐えればまた素晴らしい大人になれる」と思って全部をいい経験だって思うようにしたり。実際、そうやって培ってきた自分の機嫌をとる技術によって、私はいっつもハッピーだった!  でもこの一年くらいで、怒るようになっていった。付き合っている人に怒るなんてこと、本当に難し

          怒るということ

          リハビリ

           今やっているアルバイトは、リハビリのようなものだ。世の中にはちゃんとした大人がいる、仕事を教えてくれて、給料を支払ってくれる大人がいるということをもう一度ちゃんと体感するためのリハビリのようなものだ。  大学院に入ってから、そこらへんの感覚がおかしくなった。誰にもお金を払わずに自分の好きな研究をしているならまだわかる。だけど、私は大学院に対して2年で160万を奨学金という名の借金を背負いながら支払い、授業を受ける。その授業が自分にとって身になっていて指導されるものならいい

          合同会社設立への道のり③

           疲れて休んでた。よしよし。考えるぞ。なんだっけ、ツアーガイドとガイドブックだったな。あれからガイドブックをちゃんと読んでみたりした。これまで自分が旅行にいくときは結構写真や地図ばかりをみていたけど、文字からはその場所での流れが想像できて面白かった。書いている人の(もちろん綺麗な部分だけれど)感想のわかる体験談という感じ。  それから、吉本ばななの『哀しい予感』と西加奈子の『舞台』を読んだ。前回の表現の話でいうならば、小説はひとつの表現で、ほかにも写真、音、空間・・・ってい

          合同会社設立への道のり③

          合同会社設立へのみちのり②

           朝起きて思ったんだけど、なんか本って安いのでは?なぜ?私も古本屋で100円の本とかたくさん買ってきたけど、これ100円ってすごいよな…でも書く側からみたら、それはそれは悲しいな。一方で、写真集とかは紙もよくて5000円とかするよな。学術書も4000円とか5000円とかするけど、やっぱり他の本が安いからか、2000円超えたらもう高いって思っちゃうんだよな。  なんかどっかで、学術書は学校の教科書として使ったりするから買ってくれる人を一定数確保できるみたいなことを言っていたよ

          合同会社設立へのみちのり②

          合同会社作成へのみちのり

           1年ぶりになったけど、自分の会社をつくってみようと思って、もう一度計画を立てることにした。ゆうてこの相関図を担うのは私ひとりですが。以前からの大きな変更点は、開発事業部と経理・総務部を同じにした点。  最近、坂口恭平さんの「生きのびるための事務」を読んで、ん?そしたらこの二つをわけたらダメだな?と考え直し、あわせてみた。よしよし。それから、具体的な内容が決まってきた。ガイドブックやガイドツアーの会社にするぞ。ライフスタイルイメージとお金の流れをキーワードに、ここで①②

          合同会社作成へのみちのり

          はー!!

          な〜んか人間って難しい!一貫性はないのに周りには一貫性を求めるしなんか映画みたいな!!!

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          明日がくるのがだいぶ遅くなってしまいましたが。 前回は私が自分のなかにつくった4つの部署のうち、軸となる②の研究・教育部について少し書きました。 今回はこの軸を維持するための工夫として生まれた③事業開発部について書こうと思います。 事業開発部の仕事は、現在自分が持っている技術の可能性を模索することを目的に、 ・どうしたらもっとよい研究・教育ができるのか と軸そのものを伸ばすと同時に、 ・現在どのようなビジネスの形態があるのか ・そのままビジネスに変えられるか ・どうや