主体力量強化こそが権利獲得の唯一の方途
朝鮮では、1月5日から労働党第8回大会が開催されている。注目に値するのはその報告の内容だろう。5年間の成果が何で、不足点と教訓が何なのか、そして、その要因が何に起因するのか、修飾語ではなく科学的で詳細な分析となっている。私は、金正恩朝鮮の国力の反映であるとつくづく思う。というのは、国力が弱く、主体的力量が脆弱であったならば、不足点や教訓など公開することはまず無理だからだ。党大会の内容については、今後、おいおい書いていこうと思うが、今、一番言いたいことは、去る5年間、朝鮮の主体的力量は、日本のメディアが想像もつかない、いや、朝鮮に住んでいる人たち以外、何人も感じることができない、まさに驚異的に強化されたということであり、その原動力は一言で、人民大衆の支持であるといえよう。
そのような意味で、私自身、2021年のテーマを、主体的力量の強化としたい。在日朝鮮人権利問題も例外ではない。人権の妥当性、正当性を否定する人はいないが、それが実現しうるかどうかは、まさに、権利を主張する主体の力量による。主体的力量の強化なしには人権の実質的保障はありえない。
朝鮮の自主路線、人民大衆第一主義の神髄を、私たちの実践的課題として学び、そして、具現していくべきではないだろうか。
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