カクガリ先生

ブレずにカクがって生きていこうぜ リーガルマインド 情熱教室 朝日関係専門家 DPRK渡航歴20回以上

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既存の計算法を本当に取り下げたのか?

電撃板門店面談が世界を揺るがしている。ハノイ会談が決裂したと思われていただけに、昨日の事変を予測した人は少ないだろう。朝鮮は、アメリカが既存の計算法を取り下げなければ今後二度と会うことはないとまで断言していたので、今回の面談・会談は、アメリカの計算法の変更意思を朝鮮に伝えることに最大の目的があったといえよう。  朝鮮外務省とポンペイオ・ビーカーラインで実務交渉が行われるとのことなので、今後、同時並行行動で、非核化プロセスに進むことがほぼ確定的であろう。  2018年1月の金正

    • 米韓合同軍事演習決行に際して

      日本のメディアは、朝鮮が何かしらの挑発をするのではないか憂慮する報道ばかりを流している。しかしながら、その憂慮を誘発している要因は、米韓合同軍事演習だ。しかし、米韓合同軍事演習をやめるべきとの報道は一切なされない。 アメリカは、朝鮮を敵視したものではなく、通常の演習だと述べて、緊張激化を回避しようとしているが、それこそ虚偽にすぎない。 従来の私なら、アメリカに追随する韓国政府を批判するところだが、文政権4年間を振り返ると、不憫でならない。正直、批判する気持ちにもならない。

      • 並外れた意識を!

        植村邦彦の著作、『隠された奴隷制』を読みました。 私自身の問題意識と相俟って、非常に気付きが多かったです。 賃金アップを要求する労働者たちに対して、マルクスは、賃上げ反対ではない、賃金制度の廃止だと言いました。なんて、並外れた意識なんでしょうか! しかしながら、今、このような並外れた意識を持つことが要求されているとつくづく思います。 資本という巨大な怪物に回収され、資本の基準が私たち自身の内面に規範化されてしまったこの私たちが、真に公正な感覚を取り戻すためには、やはり

        • 政治への天職

          マックス・ウェーバーの『職業としての政治』を再読しました。ウェーバーが1919年1月に行った講演なので、今から100年も前の話。しかしながら、今読み返しても示唆に富む非常に気付きが多い著作です。 政治家を目指す学生たちには必読だと思います。 ウェーバーは、「政治とは、情熱と判断力の二つを駆使しながら、堅い板に力をこめてじわじわっと穴をくり抜いていく作業である。」と述べています。 そして、「自分が世間に対して捧げようとするものに比べて、現実の世の中が-自分の立場から見て-

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        • 憲法講義
          2本
        • 在日朝鮮人の法的地位について考える
          2本

        記事

          青年は現在の主人であり未来の主人でもある!

          朝鮮では、明日から、青年同盟第10回大会が、5万人の規模で平壌で行われる。今回の大会で、名称がリニューアルされるとのことなので、大会に対する注目度は、非常に高い。 青年問題は、革命における最重要問題だ。なぜならば、自主のための闘いは、一夜では終わらず、長期性を帯びるからだ。世界を見渡してみたら、一目瞭然。多くの国が青年問題を解決できなかったが故に、正義の道、真理の道を進めず、挫折し、一部の支配者たちに骨抜かれた青年たちが、目先のことに専念してしまっている。青年たちのせいではな

          青年は現在の主人であり未来の主人でもある!

          アジア的価値観という響き

           西洋中心主義的価値観が人類に与えた影響は、良くも悪くも莫大である。しかしながら、進歩と思われていた西洋価値が、現実においてはほころびを示して久しいし、この価値観に対抗する思想潮流が存在しているのも確かだ。  ただ、そのような思想潮流を言語化するとき、多くの学者たちは、西洋価値観を体現した言語をもって表現する。したがって、アジア的価値観というとき、その響きは、光ではなく影であり、表ではなく裏であり、普遍ではなく特殊となる。  西洋価値観が普遍ではないことが実践を通じて検証され

          アジア的価値観という響き

          リーガルマインドを備えよう!

           コロナ禍のせいか、物事についての人々の判断に、余裕がなくなっているきらいが見受けられる。人は何かに切羽詰まると、正しい判断が出来なくなり、往々にして、不寛容な判断を下しがちになるのだが、昨今の状況は看過できるレベルを超えている。それが個人レベルであるならばその被害は少なくて済むが、国家がそうなったら、まさに悪夢であろう。  リーガルマインドとは、法的思考を通じて、問題を解決する判断枠組。具体的な法律知識の習得ではなく、法的思考を駆使して問題を解決することに重点がある。昨今の

          リーガルマインドを備えよう!

          人生について考える

           一般的に、人間の生に対する見解、観点、立場、態度を人生観という。人間の生とは何かに対する問いは、どのような人生を送ることが幸せであるのかと言う答えに連動する。したがって、どのような人生観を確立するのかは、人生を左右する非常に重要な問題なのだ。  しかしながら昨今の状況は、人生観を確立することが容易い状況ではない。何が正しいのかを見出すことが非常に困難なのだ。街からは歌が消え、声が消えた。スマホが人間生活自体を根底から変えた。人々は、人とのつながりをスマホを媒介させてしか感

          人生について考える

          人生観とは何か?

          一般的に、人間の生に対する見解、観点、立場、態度を人生観という。人間の生とは何かに対する問いは、どのような人生を送ることが幸せであるのかと言う答えに連動する。したがって、どのような人生観を確立するのかは、人生を左右する非常に重要な問題なのだ。しかしながら昨今の状況は、人生観を確立することが容易い状況ではない。何が正しいのかを見出すことが非常に困難なのだ。街からは歌が消え、声が消えた。スマホが人間生活自体を根底から変えた。人々は、人とのつながりをスマホを媒介させてしか感じること

          人生観とは何か?

          直球に込められた新たな意味

          数日前、えんとつ町のプペルという映画を見た。アニメだし、なんか、見に行くのが恥ずかしくもあったが、背中を押されたのであまり期待せずに見に行った。しかしながら、映画鑑賞中、何度も胸を打たれ、涙腺も緩んだ。正直、予想以上の充実感と満足感を覚えた。内容は非常にシンプル。空には星があるという信念。「あの煙の向こう側を誰か見たのかよっ! 誰も見てないだろっ!? だったら、まだ分かんないじゃないかっ!」 なんて、シンプルで単純な言葉なのか。 しかし、その単純さ、シンプルさこそが、今、社会

          直球に込められた新たな意味

          主体力量強化こそが権利獲得の唯一の方途

           朝鮮では、1月5日から労働党第8回大会が開催されている。注目に値するのはその報告の内容だろう。5年間の成果が何で、不足点と教訓が何なのか、そして、その要因が何に起因するのか、修飾語ではなく科学的で詳細な分析となっている。私は、金正恩朝鮮の国力の反映であるとつくづく思う。というのは、国力が弱く、主体的力量が脆弱であったならば、不足点や教訓など公開することはまず無理だからだ。党大会の内容については、今後、おいおい書いていこうと思うが、今、一番言いたいことは、去る5年間、朝鮮の主

          主体力量強化こそが権利獲得の唯一の方途

          政府に忖度からの脱却のために

          日本学術会議から、共謀罪や安保法制に反対した学者たちが任命除外されました。菅内閣が安倍内閣継承の色彩をあらわにしたともいえましょう。携帯を安くすれば国民は喜ぶくらいの軽い民主主義観、ゴートゥートラベルで世の中の雰囲気を操作している間に、菅内閣は、政権の政権による政権のための政治をさりげなく行ってます。ますます国民が政治から排除されていく今日、民主主義の本質を改めて再確認する時期なのではないでしょうか。政府に忖度から脱却するためにも。

          政府に忖度からの脱却のために

          自民党新総裁選出

          昨日、自民党総裁選が行われ、菅義偉官房長官が選出された。明日、臨時国会にて99代首相に指名され、同日中に新内閣が発足する。菅氏は、規制改革をうたっており、役所の縦割り、既得権益、先例主義を打破すると力説している。任期は1年だが、具体的にどのような政策をうつのか注目される。しかしながら、安倍政治継承が自民党の選択である以上、大きく変わるとは考えにくい。安倍政治を実際にコーディネートしていたのは菅本人であったのだから。世論に耳を傾けず、違憲ともいえる安保政策を推進、大企業優先政策

          自民党新総裁選出

          安倍首相の辞任

          安倍首相が辞任しました。 体調が悪い、政治判断を誤ってしまう、首相の地位にいてはいけない、だから辞任する、ということです。首相の自発的辞任は憲法上許されています。政治的にはどうかとは思いますが。 在職期間、数々の悪法を可決、日本という国をある意味「わかりやすい国」にしたと思います。とりわけ朝鮮と在日朝鮮人に対しては敵視的政策をあからさまに敢行した政権でした。一言で、敵視政策は国策でした。憲法改正以外、彼らがすべきことは全部したんじゃないかと思います。そして、辞任。NHKが取り

          安倍首相の辞任

          渋谷交差点路上での出来事

          昨日、渋谷交差点路上で、ある男性のリュックサックが燃えるという事態が起こった。その男性が、交差点路上にて、自分のリュックサックを自分で燃やし、そしてその燃えるリュックサックに自身が覆いかぶさったのだが、周りにいた多くの人々は、その男性に対して止めることもなくただ通り過ぎてていくし、車もその男を避けて通り過ぎていく。通行人はその光景をただただ携帯に収めている。一体、この現象はなんなのだろうか。一人の人間の命が危険にさらされているのに携帯に収めるだけで、誰も助けようとしない光景に

          渋谷交差点路上での出来事

          2799日

          2799日。この日数は安倍首相の総理在職期間。今日をもって歴代総理の中で在職期間1位となった。政策に対しても人柄に対しても、この7年間、国民からこんなにも支持されてこなかった首相であるが、安倍一強が7年間も続いた要因はなぜか。研究を深める必要があると思われる。制度として、日本の議院内閣制についての解剖学的研究が不可欠であろう。国民主権を真に具現しうる統治機構はどのような様相であるべきか、憲法論の課題であるともいえよう。自民党の中で人気がある人と国民から人気がある人は同じではな