『農家はもっと減っていい』
こんにちは。
受験対応と息子のマイプロジェクトの対応でnoteを書く余裕すらありませんでした。
よくないですね。。。
新幹線の車内で『農家はもっと減っていい』を読了できました。この本は長い間読んでいました。考えながら読み込んだので、時間がかかりました。どの章も学びが非常に多かったのですが、最後の章の自分を「栽培」できない農家たちは、納得でした。私ももっと自分を労らないとと再認識。行動に移します。
久松達央氏の著書『農家はもっと減っていい 農業の「常識」はウソだらけ』は、現代日本の農業が直面する課題と未来への提言を詳細に論じた作品です。著者は自身の経験を基に、農業に関する固定観念や誤解を解きほぐし、新たな視点を提供しています。
本書を通じて、著者は以下の点を強調しています:
農家の減少は必然:資本とテクノロジーの進化により、農業の大規模化と効率化が進み、小規模農家の淘汰は避けられない現実である。
小さくて強い農業の必要性:公的支援や大組織に頼らず、自立した経営を目指す「小さくて強い農業」のモデルを構築することが重要である。
有機農業の再評価:有機農業は単なる「安心・安全」や「環境に良い」という価値だけでなく、ものづくりとしての深い魅力と可能性を持っている。
人材育成と新規参入の支援:農業は特別な職業ではなく、多様な人々が参入できる環境を整備し、新規就農者の成功を支援する仕組みが必要である。
農業者自身の健康管理:農業者が自身の健康を適切に管理することで、持続可能な農業経営を実現し、長期的な視野での発展が可能となる。
著者は、これらの視点を通じて、日本の農業が直面する現実と未来への道筋を示し、読者に新たな視点と考え方を提供しています。
本書は、農業に関心のある方や、現役の農業従事者、新規就農を考えている方々にとって、貴重な示唆と具体的なアドバイスが詰まった一冊となっています。
私もとても勉強になった1冊です。