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Claude3.5、検索AI、スライド生成AIで「そこは任せられないと思っていた業務」をさくっと任せる方法(詳細解説Ver.)
生成AIを活用して、自身の作業が思ったより圧縮できたので、
そのやり方を具体的にまとめ、この3か月くらい興味を持って頂いた20社100名程度に個別に共有していました。
![](https://assets.st-note.com/img/1726656813-tbXND6yk5OHeQaqVl2STKwEP.png?width=1200)
提案骨子作成やパワポ作成、申請書作成などにも使える方法をお伝えしたところ反響をいただいたのでnoteにもまとめてみました。
1)生成AIで業務効率、という言葉の解像度を上げてみた
勉強会に参加いただいた方からは軒並み「ここまで任せられるんだ!?」という驚きや好反応をいただくのですが、
事前に何の勉強会か?と伝えるときにいつもちょっと困っていました。
生成AIを活用した業務効率削減が勉強会のテーマになります。
・・・。
解像度、あっら。
日本全国で無限に開催されてそう。
でも他に言いようって無いしなー。
いや、無いのか?
考えてみよう。
で生まれたのが、
生成AI(その中でもClaude3.5のProject機能!)を活用すると、
そんなの任せられると思っていなかった、
着手できていない業務が、たった数分で大体完了します
というものでした。
簡単に説明するために仕事の種類をこの2つの軸で分けます。
・やる気が出る仕事、出ない仕事
・やり方が分かる仕事、分からない仕事
![](https://assets.st-note.com/img/1726269334-GvIecYfSobxOaLpmyrTKk27d.png?width=1200)
そして、良くある業務タスクをプロットしていきます。
(完全に私見ですが、勉強会でお会いした方たちの最大公約数的な感じ。)
![](https://assets.st-note.com/img/1726314865-PbG478yeiQBouaxtUgNp9s1q.png?width=1200)
でまず、この右下。
ここは、やり方なんてもちろん分かっているけど、他の仕事よりも優先順位も低く、というより作業自体がダルくて着手できない領域です。
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次に左下。
ここは、やり方はいまいち分からないけど優先順位は高めなものが多い。だから早めにこなさなきゃいけないのに、調べ方を調べたりヒトに聞いたりするのがダルくて着手できない領域です。
![](https://assets.st-note.com/img/1726445757-n8ZIlMXsVGoUCHDfkxhz03JO.png?width=1200)
そしてこの2つは、一瞬で良質のたたき台を出してくれる生成AIとの相性がめちゃくちゃ良いです。
着手するまでの、取り掛かるまでの、一歩踏み出すまでの、精神的な戦いや、無駄にダラダラする時間を瞬殺してくれます。
![](https://assets.st-note.com/img/1726318483-cDxQsTyHe4f2wYMF8mNhkCPL.png?width=1200)
ここは勉強会で聞いてもメンバーから管理職まで多くのヒトに当てはまっているので、該当人数×変化率で日本の生産性を爆上げしてくれる可能性をとても感じています。
2)Claude Projectsは、その道のプロを簡単に召喚できる神機能
ここからは具体的な方法をお伝えしていきますが、その際、
タイトルにあるClaude3.5の Projects機能(※)が多くの有料版を触った中でも最高レベルにあるので、この機能を使って説明していきます。
(※Claude3.5有料版の機能。価格は他の生成AIと同じく20ドル/月です)
![](https://assets.st-note.com/img/1726663043-vXfNOSjQq4nIA9uYiLHpbCPx.png?width=1200)
Projects機能の凄さは、「その道のプロを自分用に簡単に召喚できる」という点にあって、
例えば、各種補助金のプロやアンケート調査分析のプロ、さらには自社のトップ営業も簡単に召喚できちゃいます。
3)実際の画面を見ながらサクッとでProject(部屋)を作ってみる
その道のプロを簡単に召喚できるとはどういうことか、実際の画面で使い方を見ていきます。
まずはプロを召喚するProject(部屋)を作ります。
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![](https://assets.st-note.com/img/1726658701-5CLmrXUGZJ69peQ2wz4EivVu.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1726658754-KGsDr5PuSbvnTegpOmR8A12W.png?width=1200)
これで事業再構築補助金の部屋は完成です!
4)(申請書作成)何でも聞けて、申請書のたたき台も作ってくれる補助金コンサルを召喚!
次は、面倒な行政宛の補助金申請のプロを召喚してみましょう!
![](https://assets.st-note.com/img/1726658868-vFGxZawEylSXshOrgBCMjNeQ.png?width=1200)
たとえば、事業再構築補助金のプロを召喚するには、右に見本データをアップロードするだけです。
事業再構築補助金は経済産業省の管轄なので、経産省のHPに行き、指針やガイドラインなどのPDFをダウンロードしてきます。
これらの資料は、この補助金の詳細説明や、NG事項、記入例など網羅されているので見本データ(=この道のプロ)になるのです。
![](https://assets.st-note.com/img/1726658916-dIjJuBrA1EyVnf46wqosQgRO.png?width=1200)
経産省HPにあった、手引き、指針、ガイドラインを右側にアップロード完了。
![](https://assets.st-note.com/img/1726658960-EyhjUzm9YSl4M2i60rfOPnv7.png?width=1200)
たったこれだけで、事業再構築補助金のプロが常駐する部屋(Project)を作ることができました!
プロが召喚され常駐してくれているので、何を聞いてもOKです。
左側の入力欄で何でも聞いてみましょう!(聞き方も粗くてOKです)
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会社概要のPDFやHPのテキスト情報を添付するだけで、その会社の申請書のたたき台を作成してくれます。(ここが勉強会で多くの方がマジでか!?のポイントでした)
5)(提案書作成)社内のトップ営業も召喚!あなたの商談メモから企画骨子を作ってもらえる
さて次は、社内のトップ営業を召喚してみましょう。
右に見本データをアップすれば召喚できるので、例えば右にトップ営業が作成した提案書データ(※機密情報は削除したもの)をアップするだけで、
そのトップ営業に何でも聞ける部屋が爆誕します🔥
![](https://assets.st-note.com/img/1726665543-LUTnou2NCRvI1DWEB6VmdzHM.png?width=1200)
普段忙しいトップ営業メンバーがこの部屋にいるので、「受注に向けて工夫うしている提案書の書き方は?」といった質問もじっくりできますし、
商談メモを左側に添付して「この商談メモをみて、この顧客に対しての提案骨子を考えて」みたいなプロンプトでも完成度6~7割くらいのアウトプットをすぐに作ってくれます。
(※社内情報のアップについては所属会社の運用ルールに則ってくださいね!)
整理しておくと、補助金でも提案資料でもデータ分析でもSEO記事作成でも、
見本を①にアップロードするだけで、生成AIがそのデータを重点的に学習し、そのナレッジを持ったプロが召喚出来て、②で何でも聞けるし、たたき台もすぐに作ってくれます。
6)(パワポ作成)テキストやリンク貼り付けるだけで、一瞬にして60点版のパワポを作る
スライド自動生成サービスもちらほら出始めていますが、いくつかのサービスを使ってみて、個人的にはテキストを貼り付けてから、わずか3クリックでスライドが生成されるGammaがおススメです。
しかも無料である程度の本数が作れるので自分に合うかも確かめやすいです。
Gamma:https://seleck.cc/gamma
7)(議事録作成)そのままクライアントに送れるレベルの議事録を一発で作成
ほぼ毎日使っているのはこのプロンプトです。
クライアントとのMTGだけでなく、社内のMTGでも重要な流れになったら自動文字おこしを設定しテキストメモに保存しておきます。
そのテキストメモをClaudeに添付して2スライド目のプロンプトをにコピペするだけで、クライアントに送れるレベルの議事録が生成されます。
ちなみに、同じプロンプトをGPT4o、Gemini、Copilotの有料版にコピペして定期的に検証していますが、残念ながらクライントにそのまま送れるレベルではありません・・(24年9月時点)
8)(検索)検索型生成AIでGoogle検索には戻れない効率と快適さを手に入れる
知ってる人には今更ですが、もし知らない人がいたらすぐに使ってください。検索サービスなので、難しく考えず、ググってもらえれば大丈夫です!
代表的なサービスは以下で、無料で使えるFelo、Gensparkがおすすめです。
↓
Felo:https://felo.ai/search
Genspark:https://www.genspark.ai/
Google検索よりも秀逸な点は以下で、
↓
1)広告やSEO記事のノイズが無い
2)複数のWebサイトから欲しい情報を論点整理して提示してくれる
3)関連質問候補をクリックするだけで検索が深堀できる
4)これは無理か?という抽象度の高い検索でも打ち返してくれる
とくに4)は毎度スゴイとうなってしまいます。
たとえば、
「半導体企業の直近の決算説明資料からイレギュラー項目をピックして」というあいまいな検索でも、下記アウトプットを返してくれます。
また検索結果がいい感じに論点整理されているので、上司にコピペして送れば株が上がりそうです。(上司が検索AIに気付くまでは・・)
9)(動画化)どんなテキスト、PDFでも一瞬で短尺説明動画化できる
トヨタの最新の決算資料って読みましたか?
きっと読んでないですよね・・?(失礼)
でも、1分の動画で説明してくれるなら見る気しませんか?
決算説明資料でも、サービスの事例資料でも、自己紹介スライドでもアップするだけで、1分程度の動画にしてくれる神サービスがこちら。
NoLang:https://no-lang.com/home
トヨタの2025年3月期 第1四半期決算のPDF資料をアップすると
秒で1分ちょっとの説明動画にまとめてくれました。
https://no-lang.com/video/b3d77576-46e3-4d99-b685-e639a7597edf
説明スライドの構成がホント秀逸です。(写真は大体イケてませんが、編集で簡単に差し替えられます。)
こんなサービスがあれば、営業のお礼メールに「今日の提案を1分動画にまとめておきましたので、部内でご共有ください!」とURL貼るだけで閲覧率が上がり受注率もUPする、なんてこともあるかもしれません。
10)(壁打ち)Project内にあなたのAI上司を30秒で作り、先にダメ出しをもらっておく
上司に「ごめん。ちょっと何言ってるか分かんない。」って言われたことってありますか?ぼくはあります笑
言われた方もダメージ受けるし、上司も意地悪ではなく本気でなんとかしてくれって思っているかもしれません。
こういう上司は、とりあえずProject機能に召喚しておき、あらかじめどんどんレビューしてもらいましょう!ここなら雑に聞いてもOKですし、辛口レビューが返ってきても気になりません。
さて召喚するには、右側①に見本データをアップロードでした。
では、このケースの場合あなたなら何をアップしますか?
![](https://assets.st-note.com/img/1726742053-0hNV7q5AdumfZ1KevFoktSiY.png?width=1200)
Claudeの言語処理能力は卓越しているので、テキストデータさえあれば上司を召喚してくれるはず。
![](https://assets.st-note.com/img/1726742574-nlMF5gtk7AyaozcB3U1RfQiS.png?width=1200)
ということで、上司(仮)とのMTGの文字おこしデータを見本データとしてアップしてみました。(※機密情報や個人情報は削除したもの)
これで上司(仮)××さんを召喚できたはずなので、色々聞いてみましょう!
まずは傾向や地雷ポイントを確認してみます。
![](https://assets.st-note.com/img/1726745488-cvy2SA9WZGlKh3fIQqTE86gU.png?width=1200)
うん、特徴をよく捉えています。
ではClaudeに適当な企画を作ってもらったので、××さんから辛口レビューをもらいましょう。
![](https://assets.st-note.com/img/1726744473-FlJUr17KhgaO0QzTjLwSWsGe.png?width=1200)
なかなかピリっとしますね~。
ぜひ皆さんの上司や顧客の決裁者などでも試してみてください。
11)(データ分析)膨大なローデータを一瞬で分析、論点出しをする
例えば、調査会社にお願いしないとどうしようもないような、調査結果の膨大なローデーターの分析なども、Projects機能だと瞬殺できます。
![](https://assets.st-note.com/img/1726750722-rHB9vPw3M5YzIfesCWhStZ4q.png?width=1200)
これまで見本データをアップしていた①にローデータを入れればもうOK!
ポイントは2つで、
①ローデーターはエクセルではなくPDFでアップする。ClaudeのPDFの文書読み取り能力は神です。(あと容量が大きすぎるとアップできません)
②分析依頼のプロンプトも雑でOKですが、よくする聞き方はこのあたり。
↓
・このデータから推論できることをおしえて(ざっくり)
・各設問ごとに回答結果を詳細に分析して(くわしく)
・水平思考で推論される点をおしえて(多角的に)
はい、では5,000文字超えたので、このあたりで締めます。
たった数分で6‐7割のたたき台をプロに作ってもらえる世界線は、
めちゃくちゃ便利で、生産性が爆上がりするので、ぜひClaude3.5 Projects機能を試してみてください。
この記事が皆さんの「任せられると思ってなかった業務」を終わらせるお役に立ちますように!