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14歳からロック大陸に上陸した

 音楽の好みは、だいたい14歳くらいの頃に聴いていた音楽で決まるらしい。

 14歳の頃から、ロックを聴いてきた。聴いていて、ほんとうによかった。大げさなわけでもなく、なんども音楽には救われてきたし、一番救ってくれたのがロックだった。

 ミスチルとスピッツ、斉藤和義あたりを一番聴いていただろうか。彼らはぼくにとっての、音楽への入り口だった。それからオアシス、クイーン、エアロスミスなんかを聴いてきて、いまやアーティスト関係なしに音楽を愛するようになった。

 14歳の頃に聴いていた音楽を、当時の自分がどんな気持ちで聴いていたかは、いまとなってはもうわからない。歌詞に惹かれたのか、それともメロディーか。あの歌詞の深いところまでたどり着いたり、逆にこっちの深いところまで刺さったり。だから音楽はやめられない。

 ビートルズのゴールデン・スランバーをいいと思えた時、自分が大人になれたような気がした。

 ガンズのウェルカムトゥザジャングルをいいと思えた時、自分はロックが好きだと改めて思えた。

 マニックスのデザインフォーライフをいいと思えた時、自分が人生を生きていることを実感した。

 きょうはシン・リジィに出会った日。

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