スタバ京都二寧坂ヤサカ茶屋店で感じるスタバの凄さ
スターバックスコーヒー京都二寧坂ヤサカ茶屋店に来た。京都の清水寺付近にあるこの店は雰囲気が和風になっており、他の店舗とは一線を画すスタバだ。
しかしこの店に訪れることは当初の計画になかった。なぜなら僕は旅行先でチェーン店に行くことを嫌がるという面倒くさい奴だからだ。
べつにスタバファンでもなく、和風建築も他の場所で見たいと思っている僕はこのスタバに行く理由が見出せなかった。それなのにいまこうして抹茶ティーラテを飲んで、このスタバの雰囲気に浸っているのは、単に時間を潰す必要があったからである。
清水寺へ早朝に向かったはいいものの、見終わった後にすることがないのだ。早朝の清水寺は空いていて素晴らしい時間を過ごすことができた。しかしこの時間だと営業している店も少なく、かといって遠方に行く気力も溢れないため、ここで時間を潰している。
(まぁ、少し興味があったことは事実。ラッキーだ)
お客は外国人がほとんど。おそらく自国にもあるであろうスタバにわざわざ来る気持ちがまだあまりわからない。和風建築を見たいのならば、それこそもっと歴史ある店にいいではないか。
だがこの店舗はスタバ側にしてみれば大成功と言っていいだろう。実際、僕が訪れた9時ごろでも既に多くの人が並んでいた。
京都という町でその特性に見合った店舗を建てるだけで儲かるのならば、世界中にこのようなコンセプトの店舗を開くべきだ。
アテネには神殿風のスタバ。エジプトには古代遺跡風のスタバ。ケニアにはサバンナ風のスタバ。ノルウェーには氷で出来たスタバをつくればいい。
しかし知らないだけだろうか。あまりそのような例を他には見ない。
もはや世界一のコーヒーチェーンと呼んでもいいスターバックスコーヒー。そのマーケティング戦略の凄さと謎が、京都にある外国人だらけのスタバに表れている。
ここは観光客用のスタバだ。