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何故に行動バカになったんだろう。
最近なのだが、よく
「フットワークが軽い」
「行動力がすごい」
と言って頂けることが多い。まあ、一部の世界でだけだが。
45にもなると、体もダブつき、重くなり、溜まってもしょうがない脂肪だらけの体になるのにである。
しかも、もともと
超鈍足
である。長距離馬、短距離馬にもなれない駄馬。まあ、馬肉として食べるなら、脂の乗ってるほうがよいタテガミくらいは役に立つだろうレベルである。
でも、確かに無駄に行動力だけは身についたようである。
昔はどうだったか?と言えば、例えば好きなアイドルとかはいても、まあ普通に眺めてるだけだったし、ファンレターなんて書いたこともない。まあ、1人寂しくコンサートには行ったことは数回ある。
(なぜ、バンドとかのはライブで、アイドルとかはのはコンサートなんだろう)
まあ、それくらいのもんである。
まったく普通の男子である。
それが、どうしてこうなってしまったか?
それは、本当にイヤになってしまうが
仕事のせい
である。
仕事はしているが、そもそも
「ヒャッハー、仕事だぜ!人を救うぜ!!!」
みたいに生きてきた訳ではないので、なんか悔しい気もするのだけど、しょうがない。
目の前に困ってる人がいるのだから、それをそのまま放ったらかす勇気もないし、流石に放っておくほど家畜でもないので、やるしかない。
紹介先を探す。
転院先を探す。
いい治療してくれそうなところを探す。
往診してくれる先生を探す。
など
もう、アタックするしかないのである。
そりゃ、断られることも多々あるけど、まあ捨てる神あれば拾う神ありで、だいたいがうまく行く。というか、無理が通るようにお願いする。
「いやな顔、してるだろうな」
と思っても、まあテレビ電話でもないので、気にせずスルーする。もちろんちゃんと誠実に対応するのは、当然である。
そういうことを、何年も繰り返していると、
ダメ元
という言葉を覚えてしまうのである。
もちろん誠意を持って望むのだが、無理なもんは無理である。誠意だけで世の中渡っていける程甘くはない。昔、誠意大将軍と言われた芸能人もいたが、まさに彼のように、誠意だけでは世の中渡っていけないのである。
だから、ダメ元なのだ。
ダメ元なので、断られても恨む訳がない。こちらにそんなにダメージも残らない。あるとしたら、「またやるか……」という、少々のダメージのみである。
かと言って、誠意はないと始まらないし、誠意がミラクルを起こすこともあるので、そんなミラクルが起こった時は少々の
「ヒャッハー感」
は得られる。だから、止められなくなるものなのである。
要は、
動かないよりも、ある程度作戦立てて、誠意を持ってダメ元で動く
という、どこの教科書にでも載っている結論にしか至らないのである。
そんな僕も、今度
筑後川マラソン
という大マラソン大会に初めて参加するのだが、これもダメ元で練習なしに誠意を持って参加する。ちなみにメディカルランナーとしてである。
走り切るには、知り合いの女性参加者の美尻を追いかけるしかないと思う。
それが、僕にとっての人参である。