苦手博覧会 2024/09/22
日記
・今日の日記には接写のカタツムリと集合体の写真が出てくる。
・起きて、ホットケーキを作ろうとしたのだけど牛乳がなくて買いに行った。袋の裏面にある"作り方"には「牛乳がない場合は水でも代用可能」と書かれているのだけど、一度もそんな作り方をしたことはないし、している人を見たこともない。
・メーカーが大丈夫と言っているからにはおいしくできあがるのだと思う。でも、ホットケーキミックスにただの水道水を注ぐ調理過程を想像すると不安になってしまう。一度吹っ切れて水で作ることができれば、ホットケーキを作るときに牛乳の有無を気にしなくてよくなるのだけど、今はまだ……怖くて……。
・お墓参りへ行った。
・墓石を洗っていたら、カタツムリを見つけて思わず接写してしまった。私はカタツムリとかカエルとかヌメヌメした生き物が大の苦手だから、うひゃ〜〜となる。ヌメヌメしていて、ビヨンと伸びた大触覚がうにょうにょと動く。うひゃ〜〜〜〜。
・なんでこんな動画を撮ったのかといえば、一緒にいた家族にうひゃ〜〜の気持ちを共有したかったから。自分で撮っておきながら動画を直視できない。
・お墓に供えた菊の花の中心も接写してうひゃ〜〜となった。私が苦手なもの2、集合体。花のエグさは定期的に感じておきたい。今日のお墓は私が苦手なものの宝庫だった。
・『クワイエット・プレイス』を観た。今年公開された『クワイエット・プレイス DAY1』が面白そうで気になっているので、そのために1から観ていくことにした。
・音に反応して人間に襲いかかる謎の化け物が跋扈する世界になってから数百日。ある1組の家族は深い悲しみにも負けず、息を殺して日々を過ごし、なんとか生き延びていたが、妊娠中の母親の出産が刻一刻と近づいており……というおはなし。
・公開当時にテレビ等々で予告編を見た薄い記憶から、家族がモンスターのいる森に迷い込んでしまって右往左往する話なのかな?と思っていたのだけど、実際は世界全体がモンスターに支配されているという想像以上の無理ゲー状態でどうするんでっか!!??と一気に引き込まれた。
・スリラー映画でありながら「叫び」がNGなので、普通なら恐怖を溜めて溜めてギャーーーーッ!!!となるところで、この映画はグッと一層静かになるのが面白い。音を出したらモンスターが襲い来るというシンプルで、ともすると軽々しくなってしまいそうな建付けなのだけど、静けさを強調することで全編にわたってズシッとした重みが付与されている。スリラー映画なのに、友達とポップコーンを食べながらギャーギャー騒いで観られない。思っていた何倍も挑戦的な映画だった。
・そして、なによりも終わり方が面白すぎる。終わり方が面白い映画って良い。これまで観た映画の中でも5本の指に入るくらい終わり方が面白い。必見。