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また踊ろう 2023/07/31

日記

・ふぅぉぉぉぉぉぉン……

・海が、海が鳴っている……。


・サイスタが今日をもってサービスを終了したからだ。5月の時点でゲーム内の更新は全て終わり、特別なフィナーレイベントがあるわけでもなかったが、サイスタで遊べるのは今日が正真正銘最後の日だった。

・1年半前のサービス開始直前に見かけた「サービス開始まで ★あと2日★」の文字がなければ私がSideMに触れることはなかったと思う。SideMどころか、アイドルマスター自体どんな作品なのかを知らず、文字列のインパクトだけに惹かれてインストールしたが、数日後にはすっかりSideMの虜になり、担当であるピエールくんと花園くんにも出会った。

・それからは毎日SideMの曲を聴いて、たった数ヶ月でリリースされているCDを大方揃え、モバエムを始めて、アニメを見て(毎話泣いた)、お仕事コラボ先に出向き、ライブに行き……。気づいたら、SideMが生活の新たな軸にまでなっていた。それもこれも全部、サイスタがあったおかげだ。ゲームアプリとしては100点満点の完璧ではなかったかもしれない。それでもアイドルたちと出会わせてくれたサイスタには感謝してもしきれないし、確実に私の人生の大きな一部だ。

・思い返してみたら、最初の頃はライブで難易度ノーマルをクリアするのにすら四苦八苦していた。イベントの走り方もわからなかったし、チェンジのためのバングルがどうすれば入手できるのかもわからなかった。それがだんだんハードでもエキスパートでもクリアできるようになっていて、イベントは毎回アナザー衣装まで取って、バングルは余りまくって、と成長していった。ここ数年で一番自分の成長を実感したのってサイスタかもしれない。

・そうだ、最初の頃はライブもBluetoothイヤホンでやっていたな。リズムゲームを全くやらないから、音ズレするなんて考え自体持ち合わせていなかった。サイスタのためだけに安い有線イヤホン買いに行ったなぁ。

・アップルパイフェアの花園くんで始めて天井を経験したときは本当に立ち上がれなくなるくらいのショックを受けた。祝い事に向かうバスの中で6thの打ち上げガチャを引いた。友人の家の玄関先でなぜか『VICTORY BELIEVER』を無音でプレイしてエキスパートのSランクがとれた。一時的に限定SSRがすぐ出る時期があって浮かれていたら、その後スランプに陥って苦しんだ。iPadでもサイスタをやるためだけにイヤホンジャックケーブルを買いに行った。合同ライブの会場でお世話になっている方と一緒にガシャを引いたけど最低保証だった。ライブが叩きにくくなるのを爪切りの合図にしていた。日付が変わったら真っ先にサイスタを開いてデイリーをこなした。

・この1年半の記憶の至るところにサイスタが現れる。楽しかった。


・でも、SideM自体が終わるわけでもなんでもないので、ピエールくんのお誕生日を盛大にお祝いする!!!!!! おめでとうございます!!!!!

・まさか今日3Dライブが公開されると思っていなかったので、完全に不意打ちで飛び跳ねた。王子〜〜〜〜〜!!!!!! イントロの無表情で踊る部分、「落ち着いた目をしながら口を少しだけ開ける」という顔の作り方で、そう!!!!!そうなんですよね!!!!と一人はしゃいでしまった。ビビビのビジュアルパワーがスパークしている。

・すてきな1ねんをおすごしください。



・ドミノ・ピザで「ビッグボックス」というピザ2枚とサイドメニュー4品のセットをテイクアウトしたら、想像以上に箱が大きくて持ち帰るのに難儀した。道行く人に「あんな大きなピザを抱えてはしゃいでらぁ」と思われたら恥ずかしいので、眉間にシワを寄せて「仕方なく持って帰ってるんです」という仕事感を醸し出すようにした。本当はスキップで帰りたかったのに。

・箱を開けたら子供が夢描く街みたいな光景が広がって胸が踊った。これが全部自分のものって……素敵すぎる……。

・半分くらい食べたらお腹いっぱいになったので家族に分けた。


・夕飯は例のホワイトすき焼きを作ったけど、鍋に生肉を敷き詰めた怖い写真しか撮っていなかった。


・観ていない名作映画に触れようキャンペーンとして『タクシードライバー』を観た。

・『ジョーカー』や『キング・オブ・コメディ』や『ナイトクローラー』などを観ているときにも感じたことだけど、じわじわと孤独を深めて内向きにエネルギーを溜め込むようになるタイプの主人公が他人だと思えなくて、背筋に冷たいものが走る。現時点で孤独で、自分だけの世界に閉じこもっているわけではないし、そういう向きがあるわけでなくても、「いつかの自分」を見ているような気分になってくる。すぐ隣にその道が敷かれていて、どこかで今歩んでいる道と合流するんじゃないかと思えてしまう。

・次期大統領候補の演説会場でトラビスがシークレットサービスと話しこむシーンが一番良かった。わざわざ隣に立って腕組みを真似る辺りに妙なかわいげがある。自分から銃の話題を振ったりして、自分がこれから起こす偉業を誰かに伝えたいという気持ちが漏れ出てしまうのも、彼が奇異な大犯罪者でもなく、あくまで普通の人なのが強調されていて意地の悪さにゾクっとした。

・トラビスが徹底して"普通の人"だからこそ、私もいつかの自分を見ているような気分になるのだろうな。

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