バルコニーからこんにちは 2024/10/14
日記
・「ウボンゴ」をやっていたら、日記を書く時間がなくなってしまった。でも、今日は出かけたのでそれなりに文字に起こせることがある。超速で……打つ……!!
・お昼、友人と人生初はま寿司に行く予定で、ウェブ予約もしてもらったのだけど、向かっている間に順番が来て、寿司を食べる権利がなくなってしまった。その時点で31組待ちだったので、再び順番を待つのは難しいと判断して別のお店へ行くことにした。
・はま寿司……気になっていたんだけどな。最近身の回りでやたらとはま寿司の話題を耳にするし、皆一様に褒め称えている。私にとっては未知の場所だ。なにが「はまい」のか。それを知ることのできる日はまだ先になりそうだ。
・はま寿司へ行くことが叶わなかった代わりに、なんか良い感じの雰囲気のイタリアンを食べた。バルコニーがあって、外の風にあたりながら食事ができる。
・外から見るとかなりイタリアっぽいのだけど、中に入ってバルコニーでご飯を食べてみると、目の前に見えるのがマツモトキヨシなので、そのギャップに笑ってしまう。これ以上ないほど日本の風景だ。マツモトキヨシで買い物をしている人はこのレストランを見てイタリアを感じ、レストランでご飯を食べる人はマツモトキヨシを見て日本を感じる。眼差す側と眼差される側で受ける印象がちぐはぐで面白い。
・食後、友人は新宿で用事があるということで、歩いて歌舞伎町の辺りまで歩いて別れた。
・回したいガチャガチャがあったから、初めて「東急歌舞伎町タワー」へ入った。噂に違わぬごちゃごちゃした俗っぽさがあったけど、あくまでも整備されたごちゃごちゃなので、人が地面に座り込んで缶のお酒を並べているような雑然さを外で見た後だと安心感がある。
・いわゆる「トー横」と呼ばれている辺りへも久しぶりに行ったら、小学生向けのミニサッカー大会やダンス大会などが行われていた。
・歌舞伎町、ひっきりなしにEDMが流れていたりして、GTAの一番栄えているエリアを歩いているような感覚を味える。なんか、雰囲気が洋ゲーの大都市なんだよな。かなりゲームっぽい。誰かと身体がぶつかったら、「あら!なにすんのよ!」とかNPCみたいなことを言われるんじゃないかと思った。
・東口のヨドバシカメラでいくつかボードゲームを買った。「ウボンゴ」もその一つだ。ウボンゴって高いんだなぁ……。高いし、大きいし、重い。
・2005年のリメイク版『宇宙戦争』を観た。
・重い雲の中で明滅する稲光、電磁嵐によって車さえも動かなくなった街。離婚した妻との間にできた二人の子どもの世話を任されたレイは、持ち前のいい加減さが災いして彼らと良い関係を築けずにいた。ダラダラと何もせずにいたレイだったが、彼の日常は一瞬で崩れ去る。地中から現れた謎の破壊兵器が出す光線によって建物は破壊され、人間は次々と灰に変えられていくのだ。為すすべもなく逃げ惑う人々。破壊の限りを尽くす侵略者たちから子どもたちを守るべく、奔走するレイだったが……というおはなし。
・「描きたいことだけを描いてみました」という強いエゴを感じる良い作品だった。侵略者たちは何者なのかとか、人類が侵略者に打ち勝つカタルシスとか、ダメ親父であるレイの精神的成長とか、そういう物語的な部分はどうでもよくて、ただ突然現れた謎の破壊兵器と異星人たちに何もかもを破壊される様子と、為すすべもなく慌てふためき逃げる人々が描ければ満足なのだろう。
・序盤の20分くらいでやりたいことはやり切っていて、あとはおまけなのだと思う。そうでないと、あんなとってつけたような終わり方にはできない。映画としてはめちゃくちゃ変だと思うけど、破壊と遁走がこれでもかというほど描かれていて私はかなり好きだ。
・特にすごいのが、トム・クルーズ演じる主人公のレイが特別な行動をなにもしないことだ。みんなと同じように情けなく逃げ惑うし、みんなと同じように人でいっぱいの船に無理やり乗り込もうとする。知恵や知識を使って、みんなとは違う"何か"をしているから生き延びていますという理屈は一切なく、なんとなくいろいろなことが上手くいって生き延びる。この物語性のなさ。謎の異星人が攻めてきた!!!という事象だけを冷徹な視点で描いているので、レイの物語なんか本当のところどうだっていいのだ。
・侵略者たちが現れて、街を破茶滅茶にぶっ壊していく序盤のシーンが本当に良かった。あのどうしようもなさ。トム・クルーズが手も足も出ず、ただ走って逃げて、車の陰で息を潜めることしかできなくなってしまうほどの破壊。あそこまで理不尽で不条理な破壊はなかなかない。
・攻撃された人々は灰になり、服だけ残して消えてしまうという演出もかっこいい。川に大量の水死体が流れてくるシーンだったり、空から衣服だけがはらはらと降ってくるシーンだったり、いろいろな描き方で侵略者の攻撃の結果を見せてくれるのもかなり嬉しかった。