見出し画像

映画の感想だけで終わる日記  2020/06/09

日記

・今更『インセプション』を観たんだけど…

・なにこれ、面白すぎるでしょうが!!!映画館で観たいタイプのやつじゃん!!ストーリーも映像も設定も、なにからなにまで全てが超一級品。完璧すぎて怖くなってくる。

・映画のカット割を夢にありがちな瞬間移動と混同させ、現実世界と夢世界の境界線を曖昧にしてしまうのなんて、映画というシステムのハックだ。見事すぎ。あと、二重三重の入れ子構造になってる作品なんて、映像で表現するのめちゃくちゃ難しいだろうに、階層ごとに画の雰囲気を変えてわかりやすく表現してるのもすごい。

・そもそもの設定は確かに難しくて入り組んではいるものの、これ以上にわかりやすく説明するのも無理だよなと思うくらいに、最大限わかりやすい形で観客に提示されている。最大限わかりやすくしてこの解しがたさなので、たぶん他の人が監督なりしていたら、ただただ意味のわからない、物語の体を成さない何かとしてしか観客には映らないだろう。

・難解な設定を理解させて、かつ表現したいこともやり切る。どちらの要素も捨ててしまうことなく映画として成立させる、そのバランス感覚が巧みすぎる。

・なんでもっと早く観なかったんだろうねぇ。愚かな過去の私よ…。


・インセプションの感想から始まる日記、どうなんだ。

・本当に面白かったし、観てる最中に謎の発作が出てしまうぐらい興奮したのでいろんな人に勧めて廻りたいんだけどみんなとっくに観てるよな。

・今、生まれ変わりたいランキング第一位がディカプリオだ。あのコマも調べてみると至る所で売られている。二週間後にはガラクタ箱入りするだろうけど欲しい…。

・『インターステラー』も近日中に観よっ。

・あと、Twitteでめちゃくちゃバズってた(こういう言葉を使うのに未だに抵抗がある)『CURVE』という短編映画も観た。

・終始嫌すぎる…。壁がザラザラしてて滑るたびに手が痛むのとか(これは摩擦が云々もあるけど)、片足を変に畳んだ体制で固定とか、なんとなく私たちが日常生活で知っているようなダメージの与え方をしてくるの、意地が悪すぎるって。普通のホラー映画とかは幽霊や悪魔がワッと出てきて恐怖を感じるけど、実際、私たちは幽霊や悪魔が飛び出してきた時の怖さを知っているわけではない。

・ただ、この映画は、誰もが体験したことのある怖さや嫌さを最大限まで高めてぶつけてくるので、ありえないシチュエーションなのに、なぜか真に迫ったリアリティがあるように感じられるし、なんならこのありえないシチュエーションをどこかで体験したことがあるように錯覚してしまう凄みがある。とてつもない非日常に、日常のちょっとした嫌さを織り混ぜるとこんなにも嫌かね。嫌嫌嫌嫌〜〜〜〜!!!

・もう、途中から絶望と希望の価値観が逆転する。

・みんなで集まった時とかに観たら、10分ほどの映画なのに軽く2時間は語り合えるぐらい、いろんな要素の面白さが詰め込まれていた。

・逃げ恥のあとのウキウキした状態で観るもんじゃなかったな。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?