見出し画像

眠りすぎた男 2024/10/05

日記

・17時に起きてしまった。10時頃に一度起きたし、なんなら昨日の日記の続きまで書いたのだけど、意思が弱すぎて二度寝し、そのまま日が暮れるまで目覚めることができなかった……。脅威の17時間睡眠だ。なんてあっけない1日の終わり。

・寝る前に起きたら何を食べようとか考えていたのに、なんの意味もなかった。


・夜になってから『シビル・ウォー』を観てきた。さすがにこのまま1日を終えるのはヤバいと思って。

・カリフォルニアとテキサスが同盟を結んだ西武勢力と、19の州が離脱した政府軍との間で内戦が起きるアメリカ。報道カメラマンのリーをはじめとする4人の記者たちは14ヶ月間もインタビューを受けていない大統領に取材を試みるため、ニューヨークから首都ワシントンDCまで約1500Kmの旅路に出た。彼女たちは、黒煙の上がる街や死体の山、市街地での激しい銃撃戦にカメラを向けながら、次第に内線の狂気に飲み込まれていく……というおはなし。

・アメリカの政治や地理にそこまで詳しくないので、理解が追いつかない部分もあったものの、映画などでなんとなくは知っている街が銃撃戦の舞台になり、壊れた車や死んだ人が放置されたままになっているビジュアルはかなりショッキングだった。戦争状態にある世界の緊迫感が109分間ずっと続いていて、他の映画にはない銃声の鋭さが、観ている側の精神も張り詰めさせる。

・戦争の描写が緻密で、戦いの様子はもちろんのこと、内戦状態のアメリカで暮らす人々もリアルに描かれる。Tシャツの上に防弾チョッキを重ねて銃を持つ市民兵がいれば、内戦とは無関係というスタンスをとる街があり、「アメリカ人の種類」を問い、"真のアメリカ人"以外を容赦なく撃ち殺す男もいる(このシーンがめちゃくちゃ怖い)。リアルなのだけど、未来の世界を見ているというよりかは、歴史の中で何かが少しだけズレてしまったパラレルワールドのアメリカを映したドキュメンタリーを見ているようだった。ただ、並行世界と現実世界が重なり合うような妙な感覚にも襲われ、ゾワッとする。

・意外だったのは、リベラルと保守との間で内戦が起きるような物語だと思っていたけど、そうではなかったことだ。独裁を進めた大統領がいて、それを打倒せんとする勢力が立ち上がって……という設定で、政治的などうこうはほぼ描かれない。「分断」がメインテーマになるのかと思っていたけど、そういう感じもあまりしなかった。


・明日は歯医者の予約が入っているので、ちゃんと起きてちゃんと過ごすぞ。もう負けない。運命に勝ってみせる。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?