今、あなたのハートに五寸釘　2021/03/18

日記

・兄 大学 行

・車の中でキリンジを聞いていたらちょうど「高樹町」を通りがかった。

・信号待ちで並んだ車に書かれていたコピー「今、あなたのハートに五寸釘」 あまりにも強烈で、すかさず写真を撮り、なんの会社なのか調べてしまった。まんまとマーケティングにハマっているが、悔しいとは思わない。だってブルドッグがでっかい五寸釘持ってるんだもん。

・なんかここ何日か明らかに気が緩んどる。普通に外出してしまっている。こんなことじゃダメだ。今日は車からほとんど降りていないからまだセーフラインギリギリくらいだけど、昨日とかはやっぱりよくなかった。別に家にいるのが苦痛なわけでもないのに、なんとなく気持ちが外の世界へ向いてしまう。もっと内に籠ろう。中へ中へ……。中江兆民。

・なんにも書くことがなくなったから良い歌い出しでも書き連ねようかな。

・と思ったけど、それは自分の好きな歌詞をノートに書き殴る中学生とおんなじなのでやめとこう。

・でも、中学生のときにそういう「典型的な中学生ムーブ」みたいなことを全くしなかったので、いま逆にやりたくなっている気がする。中学生になったときにはすでに「ふむ。大人に反抗してなんやかんや言うのはいかにも思春期なのか」とか「中二病ってこんな感じなのね。バタフライナイフを、なるほど」とか、ネットのせいで変な知識がついていたので、地雷を踏まないように注意して思春期を送っていた。いまになってすごく惜しいことをしたなと後悔している。GTAをやってやたら銃の名前に詳しくなるとか、ヒカキンに憧れてボイパを始めてそれを人の前で得意げに披露するとか、日直日誌を全部「しらない」で埋めるとか、YouTubeの90年代の曲のコメント欄に「中学生だけど聴いてます」と書くとか、金属製の定規を削ってナイフみたいにするとか、朝読書の時間に哲学書を読むとか、いまやってももう遅い。本当に心から自分はカッコいいことをしているんだ！と思えないと意味がない。自尊心とかはそういうときに育つんだろうなぁ。しょんぼり……。