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おでんジャーズ 2024/11/10

日記

・サンタクロースの形のキットカット。数年前からホリデーシーズン限定で売られていたらしいのだけど、私は今年はじめて知った。

・キットカットって半分にパキッと割れるあの形がアイデンティティだと思っていたから、何もかもを無視したサンタ型の出現には驚きを隠せない。キットカットの本質はそこじゃなかったんだな。おみそれしました。


・夜、おでんを食べた。

・ここ数年で私の中のおでんの具ランキングが大幅に更新されている。数年前までは眼中にもなかった昆布が今は不動の第1位に君臨しており、あればいくらでも啜っていた白滝がランキング圏外になってしまった。なぜなのかは自分でもわからない。ある時を境に、昆布ばっかり食べる人間になってしまった。今日も昆布を4本くらい食べた。なにが影響しているんだろうか。

・ちなみに、おでんのこんにゃくの意味は今も昔も理解できていない。食感がブリンブリンで面白いなぁとしか思えない。


・アニメディア、バケ通、クリスマス、喜び。

・内容について話したいことが山程あるのだけど、まずは自分の中で反芻して、良さを一粒たりとも逃さないようにしたい。



・『チャレンジャーズ』を観た。

・チャレンジャー杯の決勝で相まみえる二人、大物テニスプレイヤーのアートと、落ち目のパトリック。そして、その様子を鋭い眼差しで見つめるアートのコーチであり妻のタシ。アートとパトリックは、幼い頃からともにテニスをプレーし、ジュニア杯ではダブルスを組んで優勝もした。しかし、彼らの前に天才少女と呼ばれたタシ・ダンカンが現れ、二人して虜になったことから運命が大きく動き出す。数十年にわたり紡がれた、タシを巡る二人の攻防と、奇妙な友愛が、決勝の場で結実する……というおはなし。

・男二人が一人の女性を取り合うとか、魅惑の美女が男たちをたぶらかしすとか、そんな単純な話ではない。言葉で説明するのが非常に難しい、ごく狭い閉じられた濃密な関係性が2時間10分にわたって、じっくり描かれていて、アート、パトリック、タシの3人がどんな矢印で結ばれているのかは映画を実際に観て感じるしかない。

・公式HPなどに載っているのあらすじを読んだときは、タシが二人のテニスプレーヤーを相手にシーソーゲームを仕掛けて楽しむような話なのかと思ったけど、実際は全然違う。語られているのはひたすらに、アートとパトリックという二人の男性たちの関係だ。とにかくずっと、"二人"の話をしている。タシを巡る話でありながらも、タシは蚊帳の外にいるようにさえ感じてしまうほどに。とても丁寧に、精巧に作られたブロマンス映画だと思う。"二人"の関係が最高潮に達し、爆発するラストシーンの興奮は忘れられないものとなった。最後の瞬間、脳がジワッと溶けるような感覚を覚えた。


・爪を切ってスッキリした。寝るぞ。


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