傘はないけど Not so bad 2024/10/29
日記
・昨晩は映画を観てウトウトして、エンドロールに入った瞬間ストンと眠ってしまった。その後、ふらふらとベッドまで移動したようだけど、その記憶はない。
・そういうわけでまた翌日日記だ。昨日のことだけど、日記の上では「今日」とする。これがクセになっちゃいけない。
・昨日は折りたたみ傘を忘れてしまい、一瞬だけ人の傘に入れてもらった。そのまま駅まで行くのは気まずかったので、10m先くらいにあるショッピングモールでビニール傘を買うことにした。人の傘に入れてもらっておいて、気まずさを感じるなと思うけど、相手も絶対に気まずかったはず。思いやりの連鎖だ。
・しょっちゅう折りたたみ傘を忘れるせいで、月1本のペースでビニール傘が増えている。一度買えば壊れるまでは使えるから無駄にはならないけど、1本500円以上するので痛い出費だ。今日は家を出るまでにカバンに折りたたみ傘が入っていることを確認したはずだったので、悔しさが増す。
・折りたたみ傘を常備しておくことをダサいと思っているせいで、こういうミスが生まれるんだよな。それはわかっている。でも、晴れも雨も関係なく、折りたたみ傘を常に持ち歩くのはやっぱり違うと思ってしまう。そんな横着を私はしたくない。
・そして、こういうことを言った手前、もう後には引けないということにも怖さを感じる。今すぐ撤回したい。持っているときもあれば、持っていないときもある。そのくらいの曖昧な関係に落ち着かせておきたい。折りたたみ傘で厳格なルールを決める意味がわからないから。
・夕飯にパクチーが大量にのったごはんを食べた。てんこ盛りと表現するにふさわしいパクチーの量だった。
・パクチーはめちゃくちゃ好きというわけではないけど、見かけると妙に食べたくなる。パラパラと散らしてある量だけでは満足できず、追加トッピングを頼むこともある。でも、自分からまだ見ぬパクチー料理を探しに行こうとは思わない。
・Netflixの『アイズ・オン・ユー』という映画を観た。
・駆け出しの女優シェリル。彼女は、顔の見えない3人の男性に質問をして、デートしたい相手を決める「デート・ゲーム」という恋愛テレビ番組に出演することになる。が、そのうちの一人は多くの女性を強姦し、殺害してきた、恐ろしい連続殺人犯だった……という実話をもとにしたおはなし。
・シェリルが連続殺人犯に狙われているというスリラーを描くのと同時に、実在した犯罪者「ロドニー・アルカラ」の半生を描いていくので、恋愛番組に殺人鬼が!というあらすじに興味をもって観始めると、少し困惑するかもしれない。シェリルが主人公のようで、軸になるのはアルカラなのがわかりづらい。
・70年代のハリウッドという男性社会を舞台にして、強姦殺人犯への恐怖と、女性に対して日常的に向けられる情欲のこもった眼差しへの嫌悪感を繋げているのが良かった。ただ親しくしていただけの男性の目が濁る瞬間の、そういうのじゃないから……という拒絶の感じがリアルだった。