実写化を見かける 2022/10/22
日記
・昼に起き、秋葉原へドンモモタロウのフィギュアーツを買いに行った。
・秋葉原駅で、『夢中さ、君に。』の二階堂くんに似ている高校生が背を丸めて歩いていて、なんか、オッと思った。なんの「オッ」なのかはわからないけど、パッと見は陰鬱な雰囲気を纏いながらも、美形が密かに漏れ出ている感じとか、実写化のキャストとして採用したら誰も文句をつけないくらい二階堂くんで、和山やま先生の絵柄って現実だとこうなるんだ……という納得感さえ覚えた。
・街を歩いていると、いろんなキャラクターの「実写化」としか言いようのない人を見かけることがあって、そのたびになんか惜しい気持ちになる。今すぐ芸能界に入って実写映画の企画にねじ込んでもらえ〜〜!!と思ってしまう。当人からしたら知らねぇし余計なお世話だよという話なのだけど。
・こういうことを考えて歩いている人がいるの、気持ち悪いよなぁ。
・日記の途中で突然ドンモモタロウが現れるとびっくりするな。
・ドンモモタロウはキャラクター的に派手なポーズにしても静かなポーズにしても似合うし、そもそものデザインがかっこいいから立たせておくだけでも画になる。フィギュアとしての出来も良くて、スーツをそのまま縮小したみたいだ。手元に桃井タロウがいる不思議な感覚が味わえる。
・『イングロリアス・バスターズ』を観た。またクエンティン・タランティーノだ。
・第二次世界大戦中、ドイツ占領下のフランスが舞台。ナチス兵士を徹底的に痛めつけ、血祭りにあげることで恐れられている通称「バスターズ」と、家族をナチスに殺された映画館支配人の女性が、それぞれナチス打倒のために動き出す……という史実を元に「していない」おはなし。
・第二次世界大戦とナチスを舞台の中心に据えていながら、完全に嘘っぱちという、ともすれば不謹慎だと怒られそうな作品なのだけど、そんなことを考えても仕方ねぇわな!!と豪快に笑い飛ばすような勢いがあって楽しかった。こういう作品を思いついて、実際形にしてしまうのがすごい。虚構だからできることを見せつけてくれた。
・コメディではあるけど、ランダとショシャナとの会食や居酒屋でのインディアンポーカーなど、終始緊張の糸が張り詰め続けていて、どうでもよさそうな会話の一言一言にヒリヒリした。そして、その緊張が最後の最後で一気に弾け飛び、なにもかもがハチャメチャになるのが最高すぎ……。
・特に、終盤の映写室での一幕は、このシーンのためにこれまでの2時間30分があったんだ……と思えるくらい美しくて、惚れ惚れしてしまった。タランティーノ監督の作品には、このカットが観られたならもう他には何も求めない!という最高の瞬間が必ずあるけど、今回はあのショシャナのシーンだった。本当に美しいしかっこいい。
・映画などとは全く関係のないくず餅。
・(一般的にはあまり美形とされていない人を見て)「この人めっちゃかっこいい」「どこがだよ!眼科行ってこい!」みたいな流れがたまにある。
・いや、ちょっと例示が下手すぎて自分以外の人間に伝わらない気がするな。えなりかずきに対して「水嶋ヒロに似てる!」とボケたら、「全然似てねぇよ!眼科行け!」とツッコミをくらう、みたいなアレ。まぁ、あの、とにかく、事実と異なることを言う人に対して、「眼科行け!」とツッコむ流れ自体はまぁ存在することにしてほしい。一旦。
・あれって状況としては、視覚からの情報が脳で正常に処理されていない可能性が高いから、勧めるべきは眼科ではなく脳外科なんじゃないかと思う。
・下手すぎる前置きから野暮なことを言うガキ、爪を剥がされた後に切腹したほうがいいかもしれない。自分の説明力のなさが嫌になる。
・あと、今イケメンの代名詞として水嶋ヒロを出すのはどうなんだ。
・単発ガチャチケから限定クリスさんが出てくれてひっくり返った。え、え、いいんですか!!!???? めちゃくちゃ欲しすぎ〜〜〜〜〜!!!!と思いながらも、石があんまりなくて我慢していたので、本当に嬉しい。こんな幸運あっていいのか……私ごときに……。クリスさん……ありがとう……。