【子どもたちの発想を伸ばしていくために私たち大人ができること】

私はサッカーJ2ブラウブリッツ秋田でバレーボールクラブの代表兼指導者をしています。

noteには私がバレーボールを通して経験して感じてきたことや子育てで学んだことなどを綴っています。
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今日の小学生のバレースクール、2対2のゲームをしてました。

男子ペア5組、女子ペア3組の8組できたので、4組ずつに分けてボールが落ちたら同じコート側の4組で順番に交代ということに。

するとまだ正直それほど上手ではないAくんが、ちょこちょこと私の方に来て、「コーチ〜、あっちのコートに行きたい」と言い出しました。

「ん?どうして?」そう聞くとAくん「こっち側にいるあの上手なペアと試合してみたいんだ!」そう言いました。

「おー!なるほどそれは良いね」「じゃあ、みんなの前でそれ提案してみよう!」私はそう言うと子どもたちを集めました。

「Aくん、さっき言ったことみんなに話ししてみて!」そう言うと、なぜかAくん、急に怖気付いた感じになってしまいました。

「あのね、私はとても良い提案だと思ってるから、安心してみんなに伝えて欲しいんだよ!」と、少しだけヘルプしてみました。

すると、ようやくAくんがぽつりぽつりと提案し出しました。

子どもたちは「良いね〜!そうしよう!!」と言い出し、半分ずつチェンジしてゲーム再開。
すごく盛り上がりました。

実はAくんの様子がかなり気になり、練習終わりにお迎えに来ていた保護者に今回の様子を伝えました。

「彼、いつも唐突に何かを提案し出すことがあるのですが、意外と確信をつくことが多くて、私はなるべく尊重したいと考えています。」

「今日もいい提案をしてくれました。でも、本人はそれをみんなに伝えることに対して何か躊躇している様子で、とても気になりました。」

「学校ではどうなんでしょう?もしかしたらいつも提案することを否定されているのではないですか?」

そう伝えると、「実は昨年までの担任の先生が否定から入る方で…」何度か学校まで行ってあまり否定しないで欲しいとお願いしていたそう。

子どもたちって様々な発想を発揮することが多々あります。

時々突拍子もないことを言ってくることもたくさんありますが、まずは「なるほど!それ良いね!やってみよう!」そう言ってあげると、次々に新しいアイデアが出てきます。

そしてそれを繰り返すことで他の子達とも議論することができるようになると思います。

ますば、大人は子どもたちの言い分をしっかり聞いて、次のステップに繋がるワードを引き出してあげられれば、あとは勝手に自分たちで話し合いができるくらい成長します。

学校では先生たちもお忙しくて、一人一人の意見をじっくり聞いてあげる時間はないのかもしれませんが、そのために自分が否定されていると感じ、自分を肯定できなくなってしまっては、子どもたちが安心して育っていくと言うことから大きく外れてしまうように感じます。

「なるほど、そう言う考えもあるね。」「良いね、それやってみよう」そう言う言葉だけでもかけてあげる時間作ってもらえませんか?

そう言う大人に出会えることは子どもたちにとって、とても大きな意義があると感じています。

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