【がんより怖いがん治療?!】『効かない抗がん剤、寿命を縮める手術』がん専門医80%「自分ががんになっても抗がん剤は使わない」~「作られた病気」で薬漬けにして儲けるメガファーマ「多国籍巨大製薬会社」~

【がんより怖いがん治療?!】『効かない抗がん剤、寿命を縮める手術』がん専門医80%「自分ががんになっても抗がん剤は使わない」~「作られた病気」で薬漬けにして儲けるメガファーマ「多国籍巨大製薬会社」~






■欧米ではどんどん減っているのに なぜ、日本人ばかりが「がん」で死ぬのか

週刊現代(講談社)2014.10.14

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日本人にはあまり知られていない不可解な事実がある。

先進国の中で日本だけ、がんの死亡数が増加し続けているという。

わが国の医療は世界トップレベル?だからといって、安心してはいられない。

・30年で2倍に増えた

「じつは、がんの死亡数が増え続けているのは、先進国では日本だけなのです」

東京大学医学部附属病院放射線科准教授の中川恵一氏はこう断言する。

日本人の平均寿命は女性が86・61歳で世界一、男性は80・21歳で第4位。

その数字だけが独り歩きし、日本人は健康なのだと思いがちだが、そう考えているのは我々日本人だけのようだ。

米国で1年間にがんで死ぬ人は、約57・5万人。

日本人は約36・5万人だが、人口10万人当たりで換算すると、日本人の死亡数は米国の約1・6倍にもなっている。

意外なことだが、日本は先進国であるにもかかわらず、がんが原因で亡くなる人が増え続ける唯一の国。

日本が「がん大国」である「本当の理由」はここにある。

いまや日本ではがん患者が増え続け、2人に1人ががんになり、3人に1人ががんで死ぬ?そんな時代になった。

がん研究振興財団が昨年発表したデータでは、1年間で新たにがんと診断された人は74万9767人。

がんは、日本人の死因のトップとなっている。

脳卒中を抜き、がんが死因の1位になったのは1981年。

その後、がんの罹患数、死亡数ともに年々増え続けている。

死亡数は、30年で2倍以上にも膨れ上がった。

もちろん、世界的に見ても、がんは患者数も死亡数も増えている。

だが、国際がん研究機関(IARC)の発表によると、世界中で、がんで死ぬ人の65%は発展途上国の国民。

先進国では、がんが原因で死ぬ人は減り続けているという。

中川医師が続ける。

「欧米では、だいたい毎年5%ずつがん死亡数が減っています。それに比べ、日本では増加が止まりません。1995年の時点では、日本も米国も同程度でしたが、それ以降、差はどんどん開いていっています」

がんの患者数が増えれば、がんで死ぬ人が増えるのは当然のことのように思えるが、そうではない。

先進国の場合、高度な検査設備があることで、従来ならば見つからなかったレベルの早期のがんが発見され、患者数が増加しているという側面もある。

だが、その場合、見つかったとしても高い治療技術があれば、がんを治すことができるはずだ。

医療設備が整った先進国では、がんによる死亡数が減少していって当然である。

ましてや、先進国の中でも、日本の医療はトップクラス。

「とくに手術の技術は、世界一」(前出・中川医師)とも言われる。

そんな日本でなぜ、がん死が増え続けているのだろうか。

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欧米ではどんどん減っているのに なぜ、日本人ばかりが「がん」で死ぬのか
週刊現代(講談社)2014.10.14





■「医師ががんになったら」衝撃の本音 どんな治療法を選択するの?

AERA dot. (アエラドット) 2018/02/07

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がんは進行具合によって1~4期に分類される。

自分が最も進行している4期のがんになったら、現役医師たちはどんな治療法を選択するのか。

20代から60代までのがんの診療経験のある現役医師553人にアンケートで聞いた。

手術、化学療法(抗がん剤)、放射線治療、放射線と化学療法の併用……。

医師たちに選んでもらったところ、トップに来たのは意外にも心身の苦痛を和らげる緩和ケアだった。

膵臓(すいぞう)がんの場合、その割合は56%にのぼる。

理由はこうだ。

「効く薬がないから」「痛いのはいや」「治療がしんどい」「現時点で有効な治療手段がない」「治る見込みがないなら、好きに過ごしたい」

化学療法(抗がん剤)を選んだ人は16%で、理由はこう。

「一度やってみて、副作用と効果を見たい」「劇的に効くこともある」「新薬開発が著しいから」「一応試して、そのあと緩和ケア」

放射線と化学療法の併用を選んだ人は15%。

「最善は尽くす」「可能性は低いが、生存できるかもしれない」「できるだけ長生きしたい」「標準治療はやるつもり」

手術はわずか8%だった。

「ダメもとで」「取れるものは取る」「根治したい」「子どもがいるので」「闘ってみたい」──。

1月下旬、AERAは医師専用コミュニティーサイト「MedPeer(メドピア)」の協力のもと、がん診療経験のある現役医師を対象にがんに関するアンケートを実施。

20代から60代まで全国の男女553人の現役医師から回答が得られた。

医師たちに、特にかかりたくないがんを尋ねたところ、3期・4期では膵臓がんを筆頭に、肺がん、食道がん、咽頭(いんとう)がん・喉頭(こうとう)がん、脳腫瘍などが続いた。

メドピア代表の石見陽医師は、「医師も当然どのがんにもかかりたくないと思いますよ」と前置きしたうえで、こう分析する。

「予後が悪い、治療が難しい、痛みなど症状の負担が大きい、罹患(りかん)や治療の過程で機能の損失や見た目の問題があるなど、ADL(日常生活動作)やQOL(生活の質)を損なうと言われるがんが上位に来た印象です」

膵臓がんは、早期発見が難しく、予後が悪いという声が極めて多かった。

「見つかったときには治療が大きく制限されていて、絶望感が強い」(産婦人科・30代・男性)と、心的ダメージへの言及も見られた。

肺がんでは呼吸困難、食道がんや咽頭がん・喉頭がんには、食事や発声ができなくなる恐れなど、ADLやQOLのリスクを指摘する声が多い。

3期・4期のがんと診断された場合に選択する治療法は、冒頭で言及したように、すべてのがんで「緩和ケア」が最も多く挙がっている。

「4期は、多臓器転移のある状態です。医師ならば、4期のがんの5年生存率の低さも認識している。積極的な治療をするより、痛みなど症状を和らげてQOLを優先したい、ということでしょう。知識があるぶん、一般人よりあきらめが早いのかもしれません」(石見医師)

帝京大学病院肝胆膵(かんたんすい)外科の佐野圭二医師は言う。

「確かに膵臓がんは見つかりづらく、進行も速い。ただし、医療の進歩は目覚ましい。医師も自分の専門外のがん種の最新情報までは把握しづらいもの。治療効果を期待できる薬が増えてきたので、私なら抗がん剤は試すと思います」

抗がん剤というと、副作用が激しく、QOLが下がるイメージがつきまとうが……。

「副作用を過度に恐れる人もいますが、化学療法は始めたらやめられないものではない。副作用の程度も人によりまちまちなので、一度試してみる価値はあると思います」(佐野医師)

順天堂大学病院呼吸器外科の鈴木健司医師は言う。

「治療後の生存率のデータを見ると、4期の肺がんはほぼゼロに近いので、『治療する意義がない』と考える医師が多いのでしょう。また、抗がん剤を投与すれば余命が半年延びると論文に出ても、その状態がほぼ寝たきりかどうかなど、延命の内容も厳しく見ているのでは」

肺がんも、昨今、新しい抗がん剤が出てきて、事情が変わりつつあるという。一方で、患者側の心理をこう分析する。

「4期のがんと言われれば、多くの患者は軽いパニックに陥り、頭や骨に転移があっても『なんとか手術を』という気持ちになりがちです。医師の選択は驚きかもしれませんね」

そのうえで、こう指摘する。

「皆さん一般論を求めますが、がん治療は患者によって違う各論の世界。体力や年齢、社会背景、治療効果とリスクを考えることが必要です。どのステージでも、自分にとって意味ある治療を選ぶべきです」(鈴木医師)

体力と治療効果とリスクの観点から医師は患者に助言するが、患者の状態と希望により、最良の治療は異なるという。東邦大学医療センター緩和ケアセンター長の大津秀一医師は言う。

「緩和ケア=末期の治療という印象が強いかもしれませんが、緩和ケアとは痛みや不安など患者の苦痛を和らげるもので、いまはがんと診断された時点から治療と並行して始めるもの。何期でも受けられます」

2010年、非小細胞肺がんで、抗がん剤治療単独より、緩和ケア併用のほうが予後がよい、という研究結果が発表された。

「緩和ケアを受ける患者は病状や先のことをよく話し合う傾向があります。体が弱っているのに無理に抗がん剤を使うケースが少なかったから、予後などにいい影響を及ぼしたのではと言われています」(大津医師)

※AERA 2018年2月12日号より抜粋

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「医師ががんになったら」衝撃の本音 どんな治療法を選択するの?
AERA dot. (アエラドット) 2018/02/07





■がん専門医の80%は、「自分ががんになっても、抗がん剤は使わない」
医療タブー!なぜ“寿命を縮める”抗がん剤は使われるのか?

Business Journal 2012.08.27

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日本人の死因の3割を占めるといわれる「がん」。
 

がんの三大治療は、「手術」「化学療法(抗がん剤)」「放射線療法」であるが、このうち抗がん剤は、新しい薬剤や有効な投与方法の開発などで、常に医療界を賑わせている。

 

「がんになれば、抗がん剤治療を受けるのが当たり前」
 「抗がん剤を使わなければ、早く死んでしまう」

 そんな認識が定着しているなか、国内のある医療法人院長・A氏は、「抗がん剤は寿命を縮めます」と、耳を疑う持論を述べる。

 

某有名大学病院で余命3カ月と宣言されたがん患者を、抗がん剤を併用し、ビタミンCの大量投与と食事療法で完治させるなど、独自の治療法により実績を重ねているA氏。

今回、そんなA氏に、「『糖ゼロ食事』『ビタミンC投与』などの正しいがん治療法」
「ある日、急にがんが発覚したらどうすればよいか?」

そして、「“効かない”抗がん剤を患者に投与し続けざるを得ない、医師・厚労省・製薬会社の“禁断の”タブー」

について、語っていただいた。

――抗がん剤が効かないというのは、本当でしょうか?

A氏 単純な話で、副作用が強く、科学的な有効率が低いんですよ。
副作用のつらさは、耐え難いほどの倦怠感や吐き気、脱毛など、一般によくいわれている通りです。
有効率はというと、薬剤を開発する臨床試験の段階で、20%の患者にがんの縮小が認められたとされています。
苦しい副作用に耐えても、たった20%の人にしか効果がなく、しかもがん細胞の消滅ではなく、縮小するだけなんです。
もちろん、中には抗がん剤が体に合っていて、高い効果を得られる患者もいますが、薬剤一般としてみるとあまりに効果が低い。

――院長が、本格的に抗がん剤を使わない治療を始められたきっかけはなんでしょうか?

A氏 私は以前大きな総合病院の勤務医でしたので、多くの医師が、「抗がん剤は効かないばかりか、強い副作用をもたらす」と思いながらも使い続けている実態を知っていましたし、もちろんそれで苦しむ患者も多く見てきました。
また、私は精神科医ですから、どうしても患者の肉体的・精神的負担を少しでも和らげようという方向に、関心がいってしまう。

 
加えて、両親をがんで亡くした体験も、大きな要因のひとつです。
父の肺がんはステージ3でしたが、転移がなかったので、すぐに死ぬほどではありませんでした。
ところが、抗がん剤投与を始めたら、わずか2週間で亡くなったのです。
さらにその1カ月後、今度は母の大腸がんが見つかりました。
大腸全摘出手術をしたあとは、抗がん剤を使わずに漢方にしました。
幸い、兄が薬剤師ですから、がんの症状を和らげる処方をして、医師が予告した余命を越えて、しばらく元気で過ごしていました。
最後は結局肺炎で亡くなりましたが、抗がん剤とは明らかに違う予後でした。
以上のような経験を経て、抗がん剤を使わない治療に取り組むようになりました。

・なぜ、“効かない”抗がん剤は使われるのか?

――しかし、これだけ抗がん剤治療が一般化しているのは、なぜでしょうか?

A氏 治療ガイドラインで決まっているからです。
ほとんどのがんは、各専門学会が治療ガイドラインを作成しており、例えば「ステージ2でリンパ節転移がなければ、抗がん剤治療。使う薬剤は○○」と定められています。
ガイドラインから大きく外れた治療は公的保険が利かなかったり、何か問題が起きたときは、医師個人の責任が問われかねません。
訴訟にでもなったら大変ですから、医師はガイドライン通りに抗がん剤を使おうとなるのです。

 
しかし、以前UCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)ががんの専門医にアンケートをとったところ、約80%が「自分ががんになっても、抗がん剤治療は受けない」と答えていました。
実は、抗がん剤が効かないと思っている医師は多いのです。

――抗がん剤がたくさん使われて、喜ぶ人はいるんですか?

A氏 一番喜ぶのは製薬会社です。
会社の利益のために、高価な抗がん剤をどんどん使ってほしい。
また、厚労省は天下り先として製薬会社が潤っていないと困りますから、抗がん剤を公的保険で認める一方、安価なビタミンCの大量投与という治療は、いまだに保険適用外です。

――がん治療として、院長が行われているビタミンCの大量投与という方法は、専門家の間では、どのような評価なのでしょうか?

A氏 05年に米国厚生省の科学者が、「ビタミンCに、がんを殺す能力がある」と発表しています。
それまでは30年にわたって“封印”されていた治療法といっていいでしょう。
そもそも高濃度ビタミンCによるがん治療は、76年代に米国の化学者ライナス・ポーリング氏によって編み出されました。
彼は、アメリカの科学アカデミー紀要「PNAS」に、「末期進行がんの患者にビタミンCを点滴とサプリメントで投与すると、生存期間が4?6倍延長した」と発表しています。

 
しかし、78年にアメリカのメイヨー医科大学は、ビタミンCにがん患者の延命効果はないと反論します。
それが有名医学雑誌に掲載されたため、医学界全体がビタミンC治療に関心を持たなくなってしまった。

・封印されたビタミンC治療

――なぜ、ビタミンC治療は米国で封印されてしまったのでしょうか?

A氏 米国の巨大製薬企業も、高価な抗がん剤を大きな収益源にしています。
つまり、抗がん剤治療ではなく、安価なビタミンC治療が主流になっては困る。
そこでこれらの企業は、資金面でも人脈面でも太いパイプを持っている政府と共に、強く動いたといわれています。
また、前出のポーリング氏はノーベル賞を2つもとった天才ですが、原爆反対を訴えていたため、政府につぶされたという声もあります。

――院長の治療で治癒した、患者さんの事例を教えていただけますか?

A氏 ウチはがん専門ではありませんから、2年間でがんの患者さんは5~6人ほどです。
そのうちの一人、31歳の女性の患者さんは、新婚2カ月のときに子宮けい頸がんだとわかりました。
しかもステージ4で肺に転移があり、かなり進行した状態でした。
すでに手術ができる状態ではなく、大学病院では抗がん剤を使っても3~4カ月の余命だと言われました。
そこで当院では、高濃度ビタミンCを1日75グラムで週4回投与。途中から100グラムに増量し、並行してノンカーボ栄養療法を開始しました。
2カ月後には肺の転移がんはほぼ消滅し、さらに3カ月後には完全に消えていました。
彼女は今でもふつうに生活を送り、再発防止のために定期的にビタミンC投与を続けています。

――その大学病院は、患者さんが院長の治療を受けていることは知っていたのですか?

A氏 知っていました。
私は患者さんに、「大学病院の担当医に、診断データや画像をもらってきてください」とお願いしました。
医師は患者からのそうした依頼を受けた場合、提供しなければならないことになっているのですが、なんとその担当医は、患者のその要求を拒否して、最後まで渡してくれませんでした。

――院長の医療法人で行っている、具体的な治療法について教えてください。

A氏 高濃度ビタミンC大量投与は、点滴でビタミンCの血中濃度を一気に上げる方法。
ノンカーボ栄養療法は、糖質をカットした食事療法です。
抗がん剤より効き目が高く、副作用がない治療法です。
ビタミンCは天然の抗がん剤みたいなものです。
本来は抗酸化物質ですが、一定の濃度を超えると過酸化水素(H2O2)を発生するようになります。
要は消毒薬と同じ物質で、がんを攻撃する力を持ちます。
副作用がないのは、正常細胞に含まれるカタラーゼという酵素がH2O2をH2O(水)とO2(酸素)に分解できるからです。
抗がん剤は、分解されずに正常細胞も攻撃するから副作用が発生してしまうのです。

・糖を摂らない

――ノンカーボ栄養療法とは、どのようなものでしょうか?

A氏 甘いお菓子果物はもちろん、ごはんやパンなどの穀物、じゃがいもやニンジンなど炭水化物を多く含む根菜類も避けます。
日本酒やビール、ワインなど糖質の高いお酒もダメです。
代わりに、肉や魚を積極的に食べます。
不健康だと心配されるかもしれませんね。
でも、筋肉や血液など体の組織のもとはタンパク質や脂質で、糖質はエネルギーにしかなりません。
よく脳は糖質しかエネルギーにできないといわれますが、肝臓で糖質をつくることができますから、食事で摂る必要はないのです。

――糖を摂らないことで、がんにどんな作用があるのですか?

A氏 がんが成長する“エサ”は主に糖質で、それを断つことでがんの成長を妨げます。
例えば、「PET」(陽電子放射断層撮影法)という検査は、ブドウ糖を原料にした薬剤を注射して放射線を当てると、がんの部分が光って見えます。
がんがブドウ糖をよく取り込む性質を利用した方法ですね。

――高価な抗がん剤を使ったほうが、院長の医療法人としては儲かるんじゃないですか?

A氏 もし、抗がん剤ががん治療に有効なのであれば、もちろん抗がん剤を使います。
別にビタミンCやノンカーボにこだわっているわけじゃなく、患者さんが治ればなんでもいいんです。
ほかにも、免疫力を上げる漢方治療にも力を入れていますし、最近ではビタミンB1の大量投与にがんを治す効果を感じています。

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がん専門医の80%は、「自分ががんになっても、抗がん剤は使わない」
医療タブー!なぜ“寿命を縮める”抗がん剤は使われるのか?
Business Journal 2012.08.27





■「がん検診もワクチンも、全ては医者のカネ儲けの手段である」

あのベストセラーから5年。近藤誠の警告

週刊現代 2017.05.31

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・医療がビジネスになっている

――『医者に殺されない47の心得』(アスコム)は刊行から5年で110万部を突破しました。これだけ多くの人に読まれた理由はどこにあると思いますか?

「なんで売れたのか? それは僕にもよくわかりません。
今までの本と違うのは、ごくやさしく書いたということでしょうか。
それまでは一般向けと言いながら、専門家が読んでも文句が付かない書き方をしていた。根拠を示すために出典である論文がずらっと並んで、じつはかなり難しい。
それでも『患者よ、がんと闘うな』(文春文庫)なんか50万部ほど売れたわけで、読者には感謝しています。
それで伝えたいことは一通り書いたという気持ちもあって、これからはわかりやすい本にしようと考えたんです。
広い医療分野をカバーした点も本書の特徴です。
がん、高血圧、高脂血症、糖尿病、健診、人間ドック、食事や日常の健康法など、問題点を挙げて分析し、ラクに安全に長生きするためにはどうすればいいかを示しました。そ
こが読者に受けたのかもしれませんね」

――医師の本の多くはそれぞれの専門分野の本が中心。それ以外の分野について言及することには慎重な人が多いと思いますが、抵抗はなかったですか。

「僕は大学では放射線科でがん治療をしていたけど、患者たちの主治医であったから、本人の生活習慣病、娘の子宮頸がんワクチンや親のボケのことなど、さまざまなテーマについても相談を受けてきました。
そういう質問に、専門じゃないからよそで訊いてくださいと言うのが、しゃくだった。
幸か不幸か1988年に『乳ガンは切らずに治る』という問題論文を発表して以降、病院内では村八分状態で暇になったから、いろいろな分野の最先端論文を読み、患者さんからの質問に即答できるようにしていました。
そうした現場での経験や勉強の成果としての基礎知識が備わっていたから、決して不安はなかったです」

――なるほど。でも、逆に言えばなぜ今回はがん以外の分野についても書こうと思ったのですか?

「それは程度の差こそあれ、問題の構造が同じだからです。
人間ドックや職場健診でがんが見つかって、手術や抗がん剤治療を受ける人が多いわけですが、結果的に命を縮めている。
高血圧、高脂血症、糖尿病なども、健診で数値が高いと言われて不必要なクスリを飲まされて命を縮めている。
精神病も単に人間関係で悩んで病院に行くと『あなた鬱傾向がありますね』と診断されクスリを出される。
それを飲み続けていくと、やがてクスリの副作用で本格的な鬱になり、最後は『双極性障害です』『統合失調症ですね』となってしまう。
こうした現代医療の欠陥は、医療がビジネスになったことに原因があるというのが僕の持論です。
ビジネスと考えれば、患者というユーザーを増やし、手術やクスリという商品を消費してもらうことを目指すのは当然ですから。
商売をするのは自由ですが、それによって患者さんが命を縮めることは見過ごせないじゃないですか」

・白衣を着ていると偉そうに見える

――最近は医療をサービス業として捉えることで人気を集める病院も増えていますが。

「”患者さま”と呼び始めた段階でその医者や病院は落第ですね。
サービス業と言われると一般の人は嬉しいだろうけど、それで安心して不要な検査や治療を受けさせられたのでは本末転倒でしょう。
医者が手術や診療中以外も白衣を着ているのもビジネスだからですよ。
中には一週間以上洗濯せずに着続けている人たちもいて、衛生面からも非合理的。
じゃあなぜ着るかと言えば、白衣を着ていると偉そうに見えるから。
患者さんに高いお金を払っても診てもらう価値があると思わせるための舞台衣装なんです。
アメリカでは偉い医者はスーツを着て、白衣を着ているのは下っ端だけ。
僕もアメリカ留学から帰ってからは白衣をやめました。
ワイシャツなら毎日洗うから、こちらの方が衛生的だし、白衣のような権威の象徴を脱いで患者さんとの垣根をなくそうと思ったんです。
今回の本はそうした気持ちで患者さんと接する中で感じた医療の問題点を網羅したとも言えるかな」

――そういう先生の志が読者にも伝わったのかもしれませんね。ただ、110万部も売れると医療の業界内で批判的な意見もあったのではありませんか。

「医療業界は困ったことをしてくれたと思ったでしょうね。
がん治療分野では、『手術はいやだ』などと言う患者たちが大勢出ました。
特に抗がん剤は、僕の本を読んでその無意味さを知り、拒む人が相当増えている。
以前、抗がん剤分野のオピニオンリーダー的な方が『患者さんの3割が抗がん剤治療を拒否するようになった。大問題だ』とネットで発言していました。
ちなみに彼は抗がん剤治療が有効だと公言しているけど、僕が対談を申し込んでも会おうとしない。
なぜなんでしょう、不思議ですね。
一方で緩和ケアのお医者さんは、患者さんが抗がん剤を拒みやすくなった、とてもよかった、と言っていました。
担当医に強引にすすめられた時に僕の本を見せて『こう書いてある』と言えば医者が黙るらしい。
まるで水戸黄門の印籠ですね(苦笑)。
実は、緩和ケアの分野で活躍する医師の中には、がん治療を専門としていた人が少なくありません。
現場で様々な経験をする内に、医学部で教わったことと現実の違いに気づいて悩み、メスや抗がん剤を捨てて緩和ケアに鞍替えするんです。
それも一つの選択だけど、僕はがん治療の現場にとどまって発言する道を選んだ。
その方が発言力も大きいし、敵前逃亡は性格的にできないから」

・ワクチンも必要ない

――結果的に先生は2014年に慶應病院を定年退職するまで勤めながら、がん治療を批判し続けた。プレッシャーもあったのではありませんか。

「大変でしょう、とよく言われたけど、自分ではあまり感じたことはないんです。
教授になれなかったのはいじめではないか、といってくれる人もいたけど、どこに理由があるかはわからないからね。
そもそもどの大学病院も、こいつ気にくわないからと言って追い出すことは不可能なんですよ。
だけど前述した『乳ガンは切らずに治る』という論文を発表した翌日から、外来患者がピタっと来なくなった。
放射線科の患者は他の診療科から紹介されてくるケースが全部だから、そのままだと商売あがったり。
それで居心地が悪くなって辞めざるを得なくなるだろうと考えたのかもしれない。
でも、僕は辞めずにすんだ。
意見を発信することで患者さんが直接診て欲しい、治療してほしいと集まってきたから。
1990年代前半は日本中の乳がん患者の1%が僕のところに来ていました。
大学としてもその盛況ぶりを見れば、僕をいじめて辞めさせるわけにはいかないじゃないですか」

――本書が出て5年、多くの雑誌が「このクスリを飲むな」「この手術はするな」といった記事を掲載するようになりました。火付け役の先生から見て、今の世間の状況はどう映っていますか。

「いい方向に向かっているのは間違いない。
多くの人が医療に問題があることに気づくことになったという点で素晴らしいです。
ただ、患者さんの行動がどれだけ変わったと言えば、まだまだ満足できる状態とは言えません。
メディアの扱いで不満を感じるのは、がん検診。
ほとんどは『いい検診と悪い検診』があるといったトーンで、検診をまったく否定しているものは見た記憶がない。
検診を受けて早く見つけることは長生きにつながると多くの人は思い込んでいるのでしょうが、それは錯覚・誤解です。
生活習慣病も同じで、例えば最高血圧の基準は長い間160mmでしたが2008年のメタボ健診では130mmに引き下げられた。
50過ぎれば上が130mmというのはごく普通ですから、多くの人が高血圧患者にされ、治療されることになった。
すると血圧は下がるかもしれないけど、早死にするリスクが高くなることは世界中の大規模追跡調査で証明されている。
検診の数値など気にする必要などありません」

――本書で充分触れなかったもので最近、気になることはありますか。

「そうですね、ほぼすべてのワクチンも必要ありません。
高齢者に打たせている肺炎球菌ワクチンなどその典型。
有効性を示す論文というのも、非常に不完全な観察に基づいた、ある種のインチキ論文で、それを都合よく利用して、ワクチン接種を制度化しただけです。
具体的には、介護施設という特殊な環境で行った実験結果を元に、元気な高齢者にもワクチンをすすめることにした。
どう考えてもおかしいでしょう。
それでも制度化されたことで、毎年100億円というお金が製薬会社に入っている。
それは皆さんが払った税金ですよ。
より身近な例ではインフルエンザのワクチンもまったく必要ない。
理由は簡単で、効かないから。
インフルエンザも昔は流行性感冒と言っていたようにただの風邪。
しかもインフルエンザは突然変異で形がどんどん変わるから、ワクチンなど効果があるはずがない。
新型のインフルエンザが出た、パンデミックの危険がある……と騒ぐから不安になのだけど、単なる情報操作に過ぎません。
2009年にパンデミックになるぞ、危険だぞとしてWHOが最高の警戒レベルにしたのを覚えていませんか。
確かに新型でしたが、インフルエンザの症状は従来のよりも弱かったんです。
WHOも今は製薬会社の寄付金で成り立っているわけで、だれのために働いているかは想像すればわかるでしょう」

・クスリの呪縛を断ち切ってください

――予防接種でワクチンを打たずにインフルエンザになったら大変じゃないですか。

「大変なことにはならないです。
かかったときにクスリを飲むから、大変なことになる。
それでもインフルエンザにかかりたくなければ、なるべく人混みに近づかない。
でも、運悪くかかったら、暖かくして寝ていれば、1~2日でよくなります。
そうは言っても、会社を休めないからと解熱剤を飲んでしまう人が多いけど、それが間違い。
熱はウイルスを殺すために白血球が一生懸命闘っているから出るんですよ。
それなのに熱を下げるのは、白血球の力を弱めているわけで、熱が下がっている間にウイルスが増殖するため、結果的に症状が長引くだけです。
勇気がいるかもしれないけど、意識の転換をしてクスリの呪縛を断ち切るべきです」

――長生きしたければ、病院に近づかないのが一番と言うことですか。

「それに尽きますね。
あとは、本を読むことかな。患者になってしまうと不安だから医者のいうことを鵜呑みにしてしまう。
そうならないためには元気な時から医療が今どんな状況なのかを知る努力をするべきでしょう。
少なくとも、テレビやネットの無料情報に真実はない。
それだけは断言できますよ。
それは先にも触れましたが、医療が巨大なビジネスになっており、そこに加担しているマスコミもあるから。
逆に言えばこの状況がかわらない限り、みなさんの将来は暗いかもしれませんね」

――先生自身は病院を離れて自由な立場になったことで、今までと活動が変わる可能性がありますか。

「実は、大学病院を辞めると暇になると期待していたけど、むしろ忙しくなった。
大学病院時代は外来が週に1回で講義も年に1回だったのが、今は、がんのセカンドオピニオン外来が週に3回。
空いた時間は朝から晩まで勉強しているか執筆している状態。
本も以前は年に1、2冊だったのが、今は5冊から10冊も出しています。
そんな忙しい中でも一番充実しているのは、外来で患者さんと話をしている時。
なかには外国から来てくれる方もいて、相談が終わったあと患者さんが笑顔で診療室を後にする姿を見ると、こちらも嬉しいです。
ただ、こうして直接お話が出来るのは僕がどんなに頑張ってもごくわずか。
それ以外の多くの悩んでいる人のためにも、メディアを通じて医療界の問題を指摘し、患者さんがラクに安全に長生きできるための情報を発信し続けていくつもりです。
まあ、僕が生きている間に理想の医療環境になるとは思わないけど、だからこそやり続けるしかない、と思っていますよ」

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「がん検診もワクチンも、全ては医者のカネ儲けの手段である」
あのベストセラーから5年。近藤誠の警告
週刊現代 2017.05.31





■がん医療のタブー…効かない抗がん剤、寿命を縮める手術が横行するカラクリ

Business Journal 2013.02.25

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現在、日本人の死因1位であるがん。

がん治療といえば、抗がん剤や外科手術が頭に浮かぶが、慶應義塾大学医学部講師で、昨年10月に『どうせ死ぬなら「がん」がいい』(宝島社新書/中村仁一共著)を上梓した近藤誠氏によると、こうした治療は寿命を縮めるだけではなく、多くの苦痛をもたらすという。
 

そんな近藤氏に、

「がん患者は、がんではなく“がん治療”で苦しむ」
「がんの9割に抗がん剤は無意味」
「がんの外科手術をしないほうが寿命が伸びる」
「なぜ病院・医者は、無意味だと知っていても、抗がん剤投与や手術をするのか?」
「人間ドックやがん検診で寿命が縮まる?」

などについて聞いた。

ーー本書は『どうせ死ぬなら「がん」がいい』と、かなり挑発的なタイトルですが、なぜ、死ぬならがんがいいのでしょうか?

近藤誠氏(以下、近藤) がんは、ほとんどの場合、最後まで患者の意識はしっかりしていますし、普通の生活を送れます。
また、何よりも周りにかける迷惑の度合いが、他の病気と比べて低いので、家族などに惜しまれながら死んでいくことができます。
日本人の死因でがんの次に多い心筋梗塞や脳卒中では、なかなかそうはいかない。
例えば、脳卒中の場合などは半身不随になって、何年も寝たきりになる人も多いですね。
そういう介護生活になると、本人も大変ですが、周りにも迷惑をかけてしまいます。

ーーしかし、「がんは痛い」というイメージがあります。

近藤 皆さんがそういうイメージを持たれているのは、抑えきれないほどの強烈な痛みや苦しみを伴い、のたうち回って死ぬと思われているからでしょう。
そういう痛みや苦しみは治療から来るものであって、世間で思われているほどがんは痛くはありません。
つまり、患者は手術で痛み、抗がん剤で苦しむわけです。
そういう治療の痛みを、がんの痛みだと思ってしまうわけです。
痛いのは治療するからですよ。
そして不必要な手術をしたり、抗がん剤治療をするから、苦しい死、悲惨な死になってしまうのです。

 
病院経営という面から見ると、がんの治療というのは、すごく大きな割合を占めています。
がんが怖いから病院に来たり、人間ドックを受けたりするわけですよね。
でも、医者が「外科手術はほとんど無意味だから、放射線治療でいい」とか、「抗がん剤は効かない」「がん検診や人間ドックは受ける必要がない」というようなことを言い始めたら、誰も病院に来なくなり、治療の数も減って、つぶれる病院がたくさん出てしまいます。
だから、医者はそういうことを知っていても誰も言わないわけです。

 
それから、痛みという意味では、治療を受けて当面延命できた場合には、どこかに転移している病巣が育つ時間を与えるということです。
つまり、「骨に転移が出て痛い」「脳に転移して麻痺が出た」というようなことにつながるわけです。
これも、やはり治療したがゆえの痛みであり、苦しみです。

ーー外科手術でがんを切り取らないほうが、長生きできるのですか?

近藤 胃がんで外科手術というのは、間違っていると思います。
とにかく食事がとれていれば胃がんでは死にません。
でも、歴史的に外科医が治療に当たってきましたから、「がんというと外科手術」という風潮がまだ残っているわけです。
そして、それを疑わない人が多い。
固形がんの治療は、痛みが現れたときに、それを抑えたり、QOL(Quality of life:生活の質)を維持するために緩和的な治療をすればいいと思います。

ーーそれは若い人にも言えることですか?

近藤 若い人こそ先が長いのですから、QOLが高い治療を選ばないといけませんね。
「まだ若いのだから、徹底的にやりましょう」と言う医者がいますが、これは罠です。
徹底的にやると、臓器を全部摘出されてしまいますよ。
気をつけてください。

・固形がんに抗がん剤は効かない?

ーー「がんには、抗がん剤を使うのが当たり前」と思っている人が多いと思います。

近藤 間違えないようにしないといけないのは、がんには血液がんと固形がんの2種類あって、固形がんというのは、胃がん、肺がん、肝臓がん、大腸がん、乳がんのような塊をつくるがんです。
このような日本人がよくかかるがんには、抗がん剤は効かない。
でも、急性白血病や悪性リンパ腫のような血液がんには効果があります。
先日亡くなられた市川団十郎さんが急性前骨髄球性白血病と診断されたのは、2004年でしたね。
昔ならだいたい半年くらいで亡くなられていたと思います。
団十郎さんの場合も治ったわけではなくて、延命効果ですけれども、それにしてもやはり10年近くも長生きできたというのは、抗がん剤の効果もあったと考えなければいけない。

ーー本の中で、9割の人はがんという病気そのものではなく、治療に苦しめられているとも書かれていますね。

近藤 寿命を縮めるがん治療というのは、すごく多いのです。
中村勘三郎さんの場合が典型的ですね。
勘三郎さんの場合には、人間ドックでがんが見つかったわけですが、それまではなんの自覚症状もなかったと聞きます。
いずれは食べ物などがのどを通りにくいというような自覚症状が出たと思いますが、治療をせずに放置しておけば、あと2~3年は生きられたでしょう。
もちろん4月の新歌舞伎座のこけら落としにも出演できました。
がん検診を受けてがんが見つかると治療に走ってしまう、これは多くの人が陥りやすい間違いなのです。
自覚症状が出てから医者にかかれば十分です。

ーーがんと診断されたら、どのように治療すればいいのでしょうか?

近藤 早期発見努力をせずに、例えば肺がんであれば少し呼吸が苦しいとか、食道がんや胃がんは食べ物が通らないとか、そのような自覚症状が出てがんが見つかった場合は、それは「がんもどき」ではなく、本物のがんですね。
それに対しては体が一番楽な治療、つまり外科手術は避け、臓器を残す非手術的な治療を選ぶことです。

 
選択の道は2つあります。
例えば食道がんだと、1つは、食べられなくなっても完全放置することです。
そうすると、最後には水も飲めなくなって餓死することになります。
健康な人が食べたいのに食べられないというのは悲惨ですが、体が衰弱して食べようと思っても無理というときには、心理的な飢餓感は少なくなるようです。
この道を選ぶのはなかなか難しいのですが、体は楽なまま死ねます。

 
もう1つの道は、放射線治療を選択する道です。
食事をすることができるようにもなりますし、長生きできる。
それに臓器を残すわけですから、QOL、生活の質の面でもいいですね。
12時間もかかる、開胸・開腹手術をしなくても済みます。
しかも、比較試験の結果を見れば、外科手術より放射線治療のほうが成績がいい、治療で死ぬ人が少ないというのははっきりしているのです。
比較試験というのは、外科手術を受けたグループと放射線治療を受けたグループの2つに分けて、それぞれを5年後の生存率などいろいろな観点から比較するものですが、試験結果は論文などで公表されていますから、外科医も当然知っているはずですよ。

・病院・製薬会社・厚労省のタブー

ーーそうした事実を知りながらも、なぜ病院はがん患者に対し、抗がん剤投与や外科手術を行うのですか?

近藤 まず病院側は、先ほども申し上げた通り、病院経営の大きな部分を、がん検診や抗がん剤投与、外科手術をはじめとするがん治療が占めている。
外科医は、手術をしなければ、自分のよって立つものがなくなってしまう。
製薬会社にとっても、抗がん剤は大きな収益をもたらせる。
そして厚生労働省はこうした現状を是認しているし、基本的には病院、製薬会社寄りの立場です。
つまり、外科手術や抗がん剤を否定することは、病院・製薬会社・厚労省にとってタブーともいえます。

ーーそのタブーを侵した近藤さんに対し、圧力がかかったりすることはないのでしょうか?

近藤 20年ほど前、月刊誌「文藝春秋」(文藝春秋)に『がん検診・百害あって一利なし』を載せた際は、病院の上層部から呼び出されて、「謝罪しろ」と言われたりしました。
また、今でも肩書は講師のままで、出世させないなどという程度の措置は受けていますが、それ以上の圧力をどこからか受けたりするようなことはありません。
また、私の主張は論文やデータに基づいていますので、正面切って反論してくる人もいません。

ーー外科医の方々は、実際に自身や家族ががんになっても、手術をするのですか?

近藤 普段がん患者の手術を行っている外科医でも、自分や母親ががんになると、手術ではなく放射線治療にするケースは多いですよ。

・がん検査で発がん率上昇?

ーーCTスキャンなどを使った検査が原因の発がん死亡率は、日本が世界一だと書かれていますね。

近藤 これほど国民に被曝させている国はないですね。
原発事故での被曝量が問題になったときに、特攻隊の隊長さんが27ミリシーベルトの放射線を浴びて問題になりました。
ですが、CT検査を受けると普通は20?30ミリシーベルト程度は被曝しますし、多い人だと50?100ミリシーベルトの人もいます。
CT検査を受けたことで、5~10%くらいは発がんしている可能性があります。
10年以上前にイギリスで出された報告では、すでに日本人のがん死亡の3%くらいは、放射線によるものだと推定されました。

ーーがんを予防するには、どのようにすればよいのでしょうか?

近藤 喫煙者は禁煙することです。
それから規則正しい生活を送り、適量のバランスがとれた食事をとるのが一番だと思いますね。
太りすぎもよくないし、痩せすぎもよくない。
メタボと騒がれていますが、ちょっとくらいメタボでも、それほど寿命が短いわけではありません。
それから、「長生きしたければ、肉を食べるな」と言う人もいますが、そういうことをしたら逆に寿命を短くしてしまいます。
肉ではないにしても、魚や卵など、良質のタンパク質は必要です。

 
人間は、何万年、何十万年にわたって、炭水化物、野菜、あるいは動物性タンパク質を食べて生きてきました。
そして、それに適応して今の体があるわけです。
ある特定の食べ物を長く断つと、体にゆがみやきしみを生じることがありますね。

ーー一般にがん予防というと、がん検診や人間ドックが頭に浮かびます。

近藤 がんの中には、大きくならず、あるいは放っておくと消えてしまうものがあります。
こういうものを「がんもどき」と言っているのですが、痛い、苦しいなど日常生活で不便を感じる症状がなく、検査や人間ドックなどで見つかるがんは、ほとんど「がんもどき」です。
つまり、がん検診や人間ドックなどの早期発見努力をしてがんを無理やり見つけ出すから、放っておけば消えてしまうがんもどきのために臓器を失って苦しむことになるわけです。
死ぬまで気づかずに共存共生できるがんというのは、たくさんあります。
50歳以上の男性では、50%以上の人が前立腺がんを持っていますが、普通は気づきませんね。
前立腺がんが原因で亡くなる男性は1%しかいない。
胃がんでも大腸がんでも、同じような傾向があります。

ーーしかし、会社員は年1回の健康診断を受けなければなりません

近藤 私は、定期的に健康診断を受けさせるのは、人権侵害だと思っているのです。
健康診断を義務づけている国は日本以外にありません。
でも、そういうことを主張して会社と闘うのは難しいでしょうから、健康診断を受ける際には、がんが発見されそうなものはなるべくやめる。
身長、体重、視力を測って、それで済めばそれだけにしておくのが一番ですね。
採血検査、それから胃のレントゲンや胸部レントゲンとか、とにかくがんが発見されそうなものはなるべく省く。
そうすると、はるかに長生きできますよ。

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がん医療のタブー…効かない抗がん剤、寿命を縮める手術が横行するカラクリ

Business Journal 2013.02.25





■「作られた病気」で薬漬けにして、人々を殺す『医者の大罪』…近藤誠医師がまたも衝撃作を発表

Business Journal 2019.10.30

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・目標値の改訂で2人に1人が高血圧症患者に!?
 

今年4月、日本高血圧学会が、5年ぶりの改訂となる「高血圧治療ガイドライン2019」を発表した。

2017年にアメリカで高血圧の基準値が25年ぶりに130/80㎜Hg以上に引き下げられたため、その結果が注目されたが、日本の高血圧症の基準値は、従来通り140/90㎜Hg以上と据え置きとなった。

アメリカでは基準値の引き下げで高血圧症患者が一気に3000万人増えて、2人に1人が高血圧症という異常事態に陥っている。

 

日本の基準値はどうにか据え置きとなったが、血圧を下げる目標値は引き下げられた。

75歳以上は150/90㎜Hg→140/80㎜Hgに、75歳未満では140/90㎜Hg→130/80㎜Hgに引き下げたので、事実上の基準値引き下げに等しい。

しかも、これまで正常高値血圧と呼んでいた130~139/85~89/㎜Hgが、新ガイドラインでは、130~139/80~89㎜Hgで「正常」の2文字が外され高値血圧とされた。

これにより、会社の定期検診や自治体の健康診断で高血圧と診断される人が増加することは間違いない。

日本高血圧学会も降圧目標の変更により、新たに450万人が降圧剤治療の対象になると試算する。

 

ちょっと数字をいじるだけであら不思議、あなたもめでたく高血圧患者の仲間入り、死ぬまで降圧剤を飲み続けることになり、病院と製薬会社が儲かるという仕組みである。

こうした現状を「医療サギ」と一刀両断しているのが、今月の新刊『医者の大罪 医療サギに殺されない39の心得』(SB新書)である。

サブタイトルは「医療サギに殺されない39の心得」。

著者はがん放置療法の提唱者で知られる近藤誠医師(72)。

以下は前書きのさわりの部分である。

「いま日本人は、医療によって、たいへんな危険にさらされています。健康なのに『病気だ』と言われ、病院通いをさせられている人たちが数千万人もいるからです。そのため高血圧の治療だけでも、毎年、じつは健康な数万人が副作用で亡くなっている、という証拠があります。どうしてそうなるのか。医師たちが、重要な医療情報を隠しているからです。そのため一般の方々は、自分が受けている検査や治療が意味あるものと勘違いし、病院通いを続けているわけです。実例を示しましょう。高血圧や糖尿病などの、いわゆる『生活習慣病』を治療することの効果を調べた、フィンランドにおける『比較試験』です」

 

フィンランドで行われた試験とは、元気で健康に見えるけれども、各種の生活習慣病を持つ1200人の中年男性に実施した臨床試験だ。

具体的には、高血圧、高コレステロール血症、高中性脂肪、高血糖、肥満など、7つの因子のどれかを持つ人を選び出し、2つのグループに分けて、片方は15年間なるべく医者にかからず、自由に生活をさせ、もう片方は、医師が定期的に面接し、食事内容や運動などのライフスタイルの変更を指示し、検査値が下がらない場合は薬を処方する「医療介入」を5年間続け、その後の10年間は自由に生活させた。

そうして、15年間の総死亡数を比較したところ、医療介入したグループのほうが死亡者数が46%も増えたという。

この結果は1991年、米国の医学誌「JAMA」に掲載された。

 

近藤氏は、こうした実例をもとに、歯に衣着せず、現代医療のアンチテーゼとなる多数の著書を世に問い続け、常に医学界を敵に回してきた、“孤高の医師”である。

本書でも「高血圧治療の大罪」「糖尿病治療の大罪」「基準値ビジネスの大罪」「高コレステロール血症、メタボリックシンドローム、骨粗しょう症治療の大罪」「がん手術の大罪」「免疫療法剤・オプジーボの大罪」「『健康常識』の大罪」「医療界の大罪」とバッサリ。

返す刀で、オプジーボの開発者で昨年ノーベル医学生理学賞を受賞した本庶佑・京都大学特任教授や、「生活習慣病」の生みの親で2017年に105歳で亡くなった、日本を代表する「名医」日野原重明氏まで切り捨てた。

『がん放置療法のすすめ』『医者に殺されない47の心得』『どうせ死ぬなら「がん」がいい』『がんより怖いがん治療』『患者よ、がんと闘うな』『眠っているがんを起こしてはいけない。』など、共著も含めれば70冊近い著書を世に問うてきた近藤医師に、あらためて新刊『医者の大罪』について話を聞いた。

・医療界の“大罪”とは

――『医者の大罪』は今までの著書の集大成のように感じましたが、本書を書こうと思ったきっかけはなんですか。

近藤誠氏(以下、近藤) いろんな出版社の依頼に応えていくなかで、「医療の罠」というタイトルで書いてほしいと言ってきたのが今回の出版社。
ただ「罠」というのはありきたりだなぁと思いながら書き進めていたら、出版社が最終的にこのタイトルを提案してきた。
言われてみたら、医療界はたしかに「大罪」だらけだなぁと思って、OKしました。
中身は、これまで言ってきたことが多いけど、過去のどの本よりもわかりやすく書いたつもりです。
有名な病院や医者たちの実名もたくさん出しているので、読んだ人はちょっと驚くかもしれませんね。
いろいろな健康常識のウソについてもまとめました。
特に、体温が高いほうが良いと、大勢が信じている話が真っ赤なデタラメであり、実は低体温のほうが長生きすること、高体温をめざすと死にやすいことなどは、いま健康な人にも参考になるでしょう。

――先生の本はいつもタイトルが挑戦的ですね。

近藤 中身を短い言葉で言い当てようとすると、必然的にそういうタイトルになる。
単に事実を述べている気持ちしかないんだけど、はたからは挑戦的に見えるかな。
でも、僕がバッサリ切り捨てているのは、健康な人を病人に仕立てる医療と医者であって、病気で苦しんでいる人を助けようとする医療や医者を非難しているわけではないよ。

――「もう死ぬしかない」とか「あんたいつ死ぬの。どこで死ぬの」など、医者が患者に放った信じがたい暴言がたくさん載っていますが、これは本当なんですか?

近藤 僕のセカンドオピニオン外来にみえた人たちから、この1、2年のあいだに直に聞いた話です。
患者さんが僕に嘘をつく必要はないでしょ。
一般の方々や病院関係者に警鐘を鳴らすためにも、超有名病院での出来事を実名で挙げて紹介しました。
それら“セレブ病院”で暴言が聞かれるからには、日本中の病院で同じことが起きているはずです。

――医者が患者に暴言を吐くのは、医者個人ですか、それとも医療業界の問題ですか?

近藤 救命救急が典型だけど、本当に必要な医療だと、患者側が拒むはずがないから、医師は鷹揚に振る舞える。
だけど、元気なのに健康診断で発見される生活習慣病とか、がんの治療に関しては、疑いを抱く患者家族が増えてきている。
それで、患者から「治療は受けたくない」なんて言われると、医者はカッとするわけ。
たぶん、医者の方も内心間違った治療をしているんじゃないかと感じているんだろうね。
特にがん治療の場合は、仮に善意であってもバタバタ死んじゃう。

 
僕と共著で対談本を出した萬田緑平医師は、大学病院で消化器がんの手術を何千件もやって、外科での抗がん剤治療も一手に引き受けてきた。
それでたどり着いた結論が、手術も抗がん剤もダメだ、かえって早死にさせちゃう、ということ。
彼は勇気があるから外科医をやめて、がん患者を看取る緩和ケア医になった。
しかし、同じように気がついても、ぬるま湯のような環境から飛び出せない医者たちがたくさんいる。
そういう人ほど、患者が治療を拒否すると怒り狂っちゃうんだろうね。

――早期発見すれば、がんは治ると思っている人が多いですが。

近藤 それはそうだろうね。
医者たちがこぞって「早期発見、早期治療」を叫んでいるから。
彼らの内心はさまざまだろうけど、そう言い続けない限り健康診断を受けてくれないし、がん患者が見つからなければ、医者の仕事も減っちゃうからね。
だから、早期発見に意味があると思わせておくのは、医療界にとっての生命線なんですよ。

――本のなかで、良性の乳がんなのに全摘と言われた50代の患者さんがいましたが。

近藤 主治医は「がんだから全摘する」の一点張りだったって。
本人は本当に悩んで僕のところにやってきた。
病理報告書のコピーもあったので目を通すと、英語だけど「乳管内の良性病変」と書いてあったから、「がんじゃないよ」と言ったら非常に驚いていた。
すでに手術予定まで組まれていたから、主治医の明らかな虚言です。
そういう患者さんが一人でも僕のところに来たら、それは氷山の一角でしょう。
日本には同じように嘘をつかれて手術されている人がごろごろいるということだよ。

 
肺にがんが転移していると言われて大学病院で抗がん剤治療を受けている人も、僕が画像を見たら、がんの転移じゃなくて、ただの血管だった。
大学病院でも診療科によっては医者も少人数だし、内部的なチェックもないから、誰かが転移だと言えばそれが通ってしまう。
電子カルテだから、勝手に閲覧すると誰がアクセスしたか証拠が残るので、他人がカルテをチェックするのも難しい。

・高血圧、糖尿病、早期がんは“作られた病気”

――いちばん大罪だと思うのは、なんですか?

近藤 患者の数が多いし、治療で死ぬ数もいちばん多いから、高血圧でしょうね。
これまでの140未満に下げる基準でも、年間、数万人が降圧剤の副作用で脳梗塞になったり転倒したりして死んでいる。
目標値が130まで下げられたので、さらにすごいことになりますよ。

――血圧は自分の年齢プラス90?100でいいのですか?

近藤 そう。ほとんどの人は、その範囲に収まる。
ときどきストレスのためにその範囲を超える人もいるけどね。
でも、薬を飲むよりは危なくないんだよ。
僕のワイフも40代のときに上が180で下が110を超え、同僚の医師に言われて薬をちょっと飲んだけど、調子が悪くなりすぐ自主的にやめた。
それ以来、血圧は測っていないけど、30年たった今も元気です。

――降圧剤は、いきなり飲むのをやめると危険だと言われています。

近藤 それは降圧剤を一生続けさせたい医者たちがつくった都市伝説。
薬をやめても血圧はゆっくり上がっていき、からだの調節システムが適当とみなす血圧に落ち着くだけ。
特別の危険はありません。
本でも示したように、薬で血圧を下げたら、脳梗塞などの副作用で死亡率が高くなるのだから、薬をやめてそういう危険から逃げられてよかった、と考えるべきでしょう。

――本書では、フィンランドで行われた比較試験が紹介されていましたが、「医療介入」を受けた患者グループのほうが、そうでない患者グループより総死亡者数が多くなったそうですね。

近藤 高血圧や糖尿病などを治療したら寿命が延びることを証明しようと思って実施したら、あにはからんや、逆効果になってしまって、試験を担当した研究者たちも驚いたんだよ。
すごく丁寧に行われた比較試験だからね。
向こうは日本と違って家庭医が決まっているから、彼らが試験の担当者となり、そのデータを中央に吸い上げて解析するわけ。
結果が発表されたのは、「JAMA」という世界で3本の指に入る権威のある医学誌。
15年間の総死亡数は医療介入したグループが46%も増えた。
この結果は「上級医」なら知っているはずなんだけど、とにかく内容が全否定だからね。
日本では“フィンランド症候群”と名づけて、あくまでフィンランドの特殊事情だと貶め、「下級医」や一般社会が気づかないようにした。
“フィンランド症候群”なんて名前をつけたことからも、日本の上級医たちの意図が透けて見えるよね。

――医者として50年以上やってきて、いまの医療をどう感じていますか。

近藤 ろくでもない医者が増えた、ということかな。
僕が30代のときに慶応医学部の入学金と授業料がバーンと上がってね。
学生の質が落ちるよといったら、本当にその通りになった。
ぼくらの時代は全国で700人に1人しか医学部に入学できなかったのが、もうすぐ100人に1人が医学部に入学してくる。
そうなると質がさらに低下するのはもちろん、人口比で医者が増えるから、なんとしても病人をつくり出すしかなくなる。
これまでだって、高血圧、糖尿病、早期がん、みんな“つくられた”病気だからね。

――日本人は病院も薬も大好きですからね。

近藤 心の芯まで染みついているから変えるのは難しいけど、なかには何かおかしいと感じている人たちもいる。
僕はそういう人たちに向けて本を書いている。
元気で健康だと感じているときに見つかった病気は忘れなさいと言っている。
僕は自分の血圧も血糖値も知らないし、からだが不調なときもやり過ごすようにしている。
数年前、帯状疱疹になってひと月くらい痛かったけど、なにもしないで自然に治るのを待った。
薬を飲んだほうが長引くだろうと感じたし、患者の気持ちがわかるように医者として痛みを経験しておかないと、とも思った。

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「作られた病気」で薬漬けにして、人々を殺す『医者の大罪』…近藤誠医師がまたも衝撃作を発表

Business Journal 2019.10.30





■勘三郎さんは「がんで亡くなった」のではない

近藤誠(慶應義塾大学医学部放射線科講師)

本の話(文藝春秋)2013.05.01

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・医者・医療に殺される

「殺す」「殺される」という言葉は物騒だ。

医療の場にはふさわしくなく、ことに医師に対して用いてはならない――かつて私もそう思っていました。

では、歌舞伎役者・中村勘三郎さんの場合はどうなのか。

(1)食道がんでは、全摘手術よりも放射線治療のほうが安全で、生存率も同等かそれ以上なのに、(2)外科医はそのことを教えず、(3)12時間もかかる開胸手術へ誘導し、(4)案の定、勘三郎さんを術死させてしまった、と表現すれば正確です。

しかしこれは実質的には、がん治療で殺されたということではないのか。

――このタイトルのもとで本書を執筆した動機です。

第1章は、勘三郎さんの病状経過の分析を通じて、日本のがん治療全般に潜む問題点を指摘しました。

今流行りの「チーム医療」を信じると危険であり、健康で何も悪いところがないのに健診や人間ドックを受診すると、勘三郎さんのように寿命を延ばすどころか縮めてしまう可能性が高いのです。

思えば昭和に入るまでの医療はのどかでした。

治療行為といえばケガの手当てや、効力の弱い薬の処方が主なので、「治療死」という概念はなく、人々は医師のことを「お医者様」とあがめていればよかった。

しかし現在では、人は70になっても80になっても、何かにつけて手術を迫られ、副作用が強く出る薬を処方され、命を縮めている人が数限りなく存在します。

がん治療はことに危険で、抗がん剤のほとんどは毒薬指定です。

肺がん、胃がん、大腸がん等の(塊をつくる)固形がんでは縮命効果しかないのに、医者は「標準治療です」と抗がん剤を押し付けてくる。

食道がん、膀胱がん、子宮頸がん等では、放射線治療という臓器を残せる方法があり、生存率も変らないのに、日本では手術医の力が強いため、臓器全摘術になってしまいます。

治療法はデータや理論に基づくのではなく、診療科間の力関係によって決まっているのです。

・患者・家族がなすべきこと

では、がんの患者・家族は、どうすればよいのか。

ものごとの本質を理解することが大切です。

第2章「まずはがんを理解すべき」では、がんを治療しないで放置した場合にどうなるのかを説明しました。

がんは治療しなければ、ラクに死んでいける、超高齢社会にはピッタリの死に方です。

そして、がんによる痛みや苦しみとされているものが、実は手術や抗がん剤による後遺症だということを確認しておくのが第一歩です。

ただ医学の素人であるがん患者は、治療法を選ぶのにいろいろ迷いが生じるものです。

そこで第3章「がんをどうすべきか?」で、私がこれまで受けた質問を採りあげ、回答を載せました。

肺がん、胃がん等、がん発生臓器別に、具体的な対処法を解説しています。

医療は巨大な産業です。

赤ひげの時代は遠く去り、医者や病院は収支を考えるのでなければ、医業そのものを続けられなくなっています。

ただ、がん医療では、人々の恐怖や不安を逆手にとって、サギまがいの行為がまかり通っているのでタチが悪い。

第4章「『先進医療』はカネの無駄」で取り上げた、陽子線や重粒子線を用いた放射線治療と、がん免疫療法はこの意味で問題です。

ことに1人当たり数100万円から数1000万円をも巻き上げるがん免疫療法は、はっきりサギといえます。

こんな治療が行われているのは日本だけなのです。

終章では、がん治療で殺されないための秘訣を7つ挙げました。

「無治療が最高の延命策」「がんとの共生をモットーにしよう」「手術医と抗がん剤治療医を信じてはいけない」等です。

最後の「信じるな」という項はことに重要です。

がんの手術や抗がん剤治療は、もし目の前の医者が本当のことを言ったら、受ける患者が激減します。

米国の最新の研究では、抗がん剤治療を受けている(転移があって治らない)肺がん患者の7割が、大腸がんでは8割が、自分のがんが抗がん剤で治る可能性があると(誤って)思い込んでいます。

手術でも同じです。

世界中のどの国でも、抗がん剤治療医や手術医は、患者・家族の誤った認識を正そうとせず、彼らの誤解や錯覚に乗じて治療を受けさせ、経済的利益を得ているのです。

本書は、治療を控えている患者・家族や、がんに関心がある読者に裨益するであろうと考えています。

が、それにしても、医者である私が「同業者を信用するな」と言わなければならなかったのは残念なことです。

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『がん治療で殺されない七つの秘訣』 (近藤誠 著)






■『患者よ、がんと闘うな』から十年

近藤誠(慶應義塾大学医学部放射線科講師)

『がん治療総決算』 (近藤誠 著)

本の話(文藝春秋)2004.09.20

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一九九五年に「患者よ、がんと闘うな」を「文藝春秋」に連載してから十年がたち(現在は文春文庫)、その集大成として、『がん治療総決算』を上梓することになりました。

今回の本は、がんといわれたときにどう考え、どう対処するかを予備知識として身につけてほしいと思い、体系的にわかりやすく書いたつもりです。

とくに、がんといわれても、あせらなくていいということを理解していただきたい。

がんはじつはそれほど急には大きくなりません。

一月(ひとつき)、二月(ふたつき)考える時間は十分にあります。

残念ながら、がんより医者のほうが怖いことがあるのです。

がんと闘う前に、医者と闘わなくてはならないことが多い。

その意味で、この本は、がんの危機管理もさることながら、医者に対する危機管理をどうするかという本です。

医者がもたらす危機とは、患者の不安と恐怖を煽って治療に追い込んでいくこと。

それが妥当な治療であれば問題ありませんが、過剰な手術や抗がん剤の多用という医者の意図的な誘導から逃れる術(すべ)を知っておくべきです。

がんはそれほど急には大きくならず、そのままだったり、消滅することがあると知っているだけで、対応はずいぶん違ってくるでしょう。

手術以外の治療法や、抗がん剤を使わないほうがいい場合があることを知っておくと違ってくるのも、おわかりいただけるはずです。

・大きく変わったがん手術

十年前に、手術、抗がん剤、がん検診、臨床試験などを批判した「患者よ、がんと闘うな」があれほど反響を呼ぶとは思いませんでした。

じつは、はじめは書くのを躊躇していたのです。

医学など自然科学の分野では、同じ内容を何度も論文にしてはいけないという縛りがあります。

業績を水増しさせないために、二重出版禁止というルールがあるのです。

そのルールが身に染み付いているので、他の書籍・雑誌などですでに書いたテーマを繰り返すのはどうかという気持ちがありました。

しかし、「まだあなたの考えを知らない読者が多いから」と説得されて、あえて執筆したわけです。

一九九三年九月上旬、司会者の逸見政孝さんががんを告白する会見を開いて注目を集めました。

そして再発したがんを取り除くために再手術して臓器を数キログラム摘出したと聞き、別の雑誌に「意味のない手術」と批判したのが「文藝春秋」に連載するきっかけでした。

逸見さんのケースは、二つの意味で大きな出来事でした。

ひとつは、有名人が自ら再発がんであることを告白したこと。

一九八七年の昭和天皇の手術(膵がん)では、まだ病名は隠されていました。

そうしたタブーをなくしたという点で、評価されるべきでしょう。

もうひとつは、「がんは、なんでもかんでも手術して取り除けばいい」という幻想が打ち砕かれたことです。

日本人の手術に対する意識を大きく変えたといえるでしょう。

「患者よ、がんと闘うな」は、日本のがん治療の現状をかなり批判的に書きました。

大学病院やがんセンターの権威を実名で登場させたこともあり、読者としては面白くて、インパクトがあったのでしょう。

それが単行本化されてベストセラーとなって、驚くと同時に、専門家から抗議めいた手紙がきたり、反対意見の本がでたり、学会で批判されるなど社会現象化したわけです。

私ががん検診の学会で講演すると野次が飛ぶ、など異様な雰囲気がありました。

しかし、「患者よ、がんと闘うな」は、がんと言われたときにどうすればよいかを体系的に書いたわけではありません。

闘病して亡くなった人を家族・知人に持つ人が読んで賛同してくれたのでしょうが、実際がんに罹った患者には、若干読みにくかった可能性があります。

その後の『ぼくがすすめるがん治療』(九九年、現在は文春文庫)では、それまでの論争をふまえて回答を出しておくと同時に、最良の治療法を選ぶにはどうしたらよいかを意識して書きました。

ただ、反論への再反論にページを費やすと、どうしても特定のがんに対する対処法の記述が少なくならざるをえませんでした。

それから、また五年たちましたが、この十年でがん治療は、大きく変わった点と変わらない点があります。

手術で大きく変わった点は、かなりの部分が、ほかの治療法に置き換えられたことです。

内視鏡的治療や、放射線、さらに焼灼・冷凍など、臓器を摘出しない非手術的な治療法が登場し、件数も伸びてきました。

一方で、手術をする場合には、依然として、リンパ郭清をして広範囲に摘出する姿勢がそこかしこに残っています。

乳がんの手術を考えると、乳房全摘の件数と、温存療法の件数は逆転したでしょう。

それは温存療法を推進する外科医が増えているからです。

ところが、子宮頸がんでは、放射線治療を行えば大部分は手術しなくていいのに、現実には広汎に切除されている状況は十年前と変わらない。

おそらく医者の態度が違うからで、乳がんでは、温存療法の前にも多少とも手術はするから、外科医の仕事はなくなるわけではない。

しかし、子宮頸がんの場合には、放射線治療を行えば、婦人科医の出番は一切なくなる。

そうすると、婦人科医は仕事が激減するので、手術をやめようと旗を振る婦人科医は出てこないと考えられます。

・広がる抗がん剤治療による被害

抗がん剤治療では、がん告知のタブーと同じで、以前は患者には抗がん剤と知らせることができませんでした。

かつて私が、抗がん剤治療を解説する本を出したことが、大きな新聞記事になったような状況でした。

しかし、今では抗がん剤だと患者に伝えることは当たり前になっています。

ところが、抗がん剤治療による被害はかえって広がっているといえます。

抗がん剤では、特定のがんは治せますが、大部分のがんは治せないということを、医者も患者も認めたがらない傾向があるのが一因です。

患者が効果を認めたくなる気持ちもわからないではありませんが、抗がん剤で命を縮める可能性があるからこそ、データをきちんと知ったほうがよいのです。

医者が本当のことを言うと、多くの手術や、抗がん剤治療は受ける人がいなくなってしまうでしょう。

換言すれば、手術や抗がん剤治療がさかんに行われている現状こそ、私からみると、医者が不十分な説明しかしていない証拠であると思います。

もうひとつ象徴的だったのは、今度の本にも書いてありますが、昭和天皇と平成の天皇の手術です。

昭和天皇の場合は、本人に膵がんを告知せず、手術内容の正しい説明もしませんでした。

しかし結果的には、がんを切らずにバイパス手術だけにとどめた妥当な治療だったと思います。

それに対して、平成の天皇の場合、最初から前立腺がんを告知して、本人も公表を希望し全摘手術が行われました(二〇〇三年)。

しかし、その前年には、手術をしても、様子を見ても、生存期間・生存率には変わりはないというデータが発表され、また、アメリカでは放射線治療件数が手術件数を抜いていたのです。

手術では再発の可能性が残る上、おむつが必要になるケースが多く、性機能が阻害される危険性も高いからです。

前立腺がんには、手術以外にも放射線治療が可能で、私がみるかぎり、正しい情報が伝えられたのかどうか、疑問に思わざるをえません。

主治医団の構成をみると、泌尿器科医ばかりで、放射線科医はおらず、偏った情報提供がされたのではないかと思います。

そういう状況下で、問答無用で手術するのはいかがなものでしょうか。

・病気・患者を大量生産する社会

現代の日本は大量生産・大量消費社会ですが、医療もその例外ではありません。

こういうと、種々の検査機器や治療薬などの大量生産をイメージするかもしれません。

しかし、見方を変えると、生産されているのは、患者であって、消費されるのは患者の身体そのものです。

がん治療でいうと、「痛い」「苦しい」といって患者が病院に来て、がんを見つけて診断をくだす。

それだけでは、患者の数はかぎられます。

しかし職場検診、人間ドック、さらに地域のがん検診でさまざまな装置を駆使すれば、無症状の人からもがんを発見できる。

病気・患者の大量生産です。

がん以外の病気では、「消費」というイメージは少ないかもしれませんが、がんの場合には、手術で臓器をとり、抗がん剤で正常な細胞を殺すから、まさしく消費です。

消費とは英語でconsumeですが、consumeにはもうひとつ「消耗」という意味があります。

現代医療は、人々の不安感を煽って検査に来させ、さらに不安感・恐怖感を助長して薬を飲ませます。

いったん病名をつけられて、患者になると、心がやすまることがありません。

だから、医療における消費者(consumer)というのは、自らの肉体と精神を消耗させる人、という意味にもなりかねないわけで、がんにかかっても真の消費者たるには、それ相応の知識と自覚が必要とされるのです。

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『患者よ、がんと闘うな』(近藤誠 著)






■『がんより怖いがん治療』著/近藤誠

小学館

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「若いドクターのスキルアップのために」手術を選択する医者、ウニの放射線実験をいきなりがん患者に試す治療など、40年間がん治療の現場に携わってきた近藤誠医師が目の当たりにした患者不在の恐ろしい医療の実態とは?

「患者のための治療」を貫き、安易な手術や抗がん剤治療を批判したことにより、万年講師として慶應義塾大学病院で定年を迎えた近藤医師が病院や医療権力との闘いを赤裸々に告白。そして、その中でわかった「がんよりも怖いがん治療」に警鐘を鳴らす。

一方で、退職後に開いたセカンド・オピニオン外来でのアドバイス「がんとのつきあい方」「最先端医療の可否」「薬や検診の問題点」などについてもわかりやすく解説。

「がんは老化」と近藤医師が言い切る通り、4人にひとりががんになる時代。

もしがんにかかったら、私たちはどういう治療を選ぶべきか? 

不要な手術や薬で苦しまないためにも、「がん治療」の実態を知って、患者自身が自衛するしかない。

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『がんより怖いがん治療』著/近藤誠







■『がん治療に殺された人、放置して生きのびた人』近藤誠【著】

https://a.r10.to/hNDKjj




■『近藤先生、「がんは放置」で本当にいいんですか?』近藤誠 (著)
(光文社新書)2014/9/17





■『抗がん剤治療のうそ―乳がんをケーススタディとして』植松稔【著】
ワニブックス〈plus〉





■『ムダながん治療を受けない64の知恵 医者任せが命を縮める』小野寺時夫 (著)
(講談社+α新書) Kindle版





■『何度でも言う がんとは決して闘うな』近藤誠 (著)
(文春文庫)2015年01月05日




■『「がん治療」のウソ』著者:近藤誠, 小野寺時夫
(宝島社新書)2014/2/10





■先進国で唯一「がん死」が増加する日本の悲劇
「日本は先進国で唯一、がん死が増えている国。アメリカに比べると1.6倍もの割合で人々ががんで亡くなっています」
東洋経済 2018/06/19





■日本だけ「癌死亡率」上昇の不名誉
日米の癌死亡率が逆転したのは90年代半ば。主要先進国で今も上昇し続けているのは日本だけ。
2021年3月号 LIFE [癌治療栄えて癌死増える]





■「リスクのある小麦」の輸入を続ける日本の末路
・発がん性指摘される農薬を効率重視で直接散布
「グリホサートを、雑草ではなく麦に直接散布」
「これはジャップが食べる分だからいいのだ」
東洋経済 2021/08/27





■米国産輸入小麦の90%以上から発がん性物質グリホサートが検出
「5段階評価で2番目に高い評価をしている発がん物質」
「米国産小麦の90%以上からグリホサートが検出」
ライブドアニュース 2019年11月8日





■輸入小麦使用の食パン、発がん性あるグリホサート検出…世界で使用禁止の動き、日本は緩和
Business Journal 2019.07.01 小倉正行






■安倍政権下、発がん性ある米国産牛肉等の輸入急増…EUで輸入禁止のホルモン剤使用
「EUやロシアや中国で輸入が禁止されている成長促進ホルモン剤」
「発がん性があるとしてEU、中国、ロシアでは塩酸ラクトパミン残留の豚肉の輸入を禁止」
Business Journal 2020.01.29





■「ホルモン漬けアメリカ産牛肉」が乳がん、前立腺がんを引き起こすリスク
文藝春秋 2017/11/16 奥野修司





■強い発がん物質汚染の米国産トウモロコシ輸入、乳児用調製粉乳から検出…牛乳に混入の恐れ
Business Journal  2019.11.02






■売上No1除草剤に発がん疑惑、禁止国増える中、日本は緩和
Yahoo!ニュース 2019/7/25 猪瀬聖





■「おそらく発がん性がある」と世界中で規制が進むモンサント
週プレNEWS 2018/09/28





■17歳少女を襲った“悲劇”言葉を失う子宮頸がんワクチンの副作用
「娘を助けて」母親の悲痛な叫びに…
・計3回接種…会話できない状態に
「国が積極的に推奨してきたものの、現在は積極推奨は行っていないワクチン接種」
産経ニュース(2015.7.2)






■巨額のカネが、製薬会社から医師に流れ込んでいた!
『新薬の罠 子宮頸がん、認知症…10兆円の闇』
(鳥集徹 著)医療ジャーナリスト
発売日:2015年05月23日
文藝春秋「本の話」

楽天ブックス 






■医薬品、貿易赤字3兆円超
「赤字額は3兆円を超える。輸入している医薬品は抗がん剤や糖尿病薬、抗ウイルス剤が上位に並ぶ」
日本経済新聞(2016年7月8日)






■医薬品の輸入超過、11年2.4兆円 10年連続拡大
「赤字額は最大で、赤字幅は10年連続で拡大した。海外から抗がん剤など高価な医薬品の輸入が増え、輸入超過が広がっている」
「最大の輸入先の米国からの輸入は大きく伸びた。種類別では、輸入額が最も大きいのは抗がん剤で3945億円、次いで糖尿病薬が1511億円」
日本経済新聞(2012年8月21日)






■貿易赤字「陰の主役」は薬 輸入超過、10年前の5倍~開発競争で後手に~
「医薬品の輸入が拡大している。新薬開発で米欧の後手に回り、海外から高額な抗がん剤などを買う必要があるためだ」
日本経済新聞(2012年5月14日)






■ワクチン会社から謝礼を受け取っていた番組コメンテーター医師
「ファイザーから約714万円、アストラゼネカからは11万1370円、ジョンソン・エンド・ジョンソンの製薬部門であるヤンセンファーマからも5万5685円を受け取っていた」
週刊ポスト(2021.04.26)






■医師と製薬マネーのあまり表には出ない大問題
法制化も罰則もなく自主規制に頼る寒い現状
東洋経済オンライン 2019/07/21 谷本哲也:内科医






■医師が教える新型コロナワクチンの正体 
【本当は怖くない新型コロナウイルスと本当に怖い新型コロナワクチン】
著者:内海聡
「アメリカの製薬会社による日本への圧力」
「なぜ政府やメディアがここまで危機をあおるのか」
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■ビッグ・ファーマ 製薬会社の真実(マーシャ・エンジェル)
・巨大製薬会社が支配する医学界
「医学界ではすさまじい言論弾圧がまかり通っている」
「医学者は製薬会社のいいなり」





■「ビッグ・ファーマ 製薬ビジネスの裏側」
【BS世界のドキュメンタリー】(NHK)





■メガ・ファーマ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』






■『医療ビジネスの闇 “病気産生”による経済支配の実態』
著者:崎谷博征
発売日:2012年03月22日
出版社:学研プラス
楽天ブックス(電子書籍)

・内容紹介
医学の進歩にもかかわらず、世界から病気が一掃されないのはなぜか。その裏には国際資本家たちのある“意図”が隠されていた。現場の事態から見えてきた、知られざる「医療による経済支配」の構造を、現役の医師が自らの経験を通して明らかにする衝撃の一冊。
・目次(「BOOK」データベースより)
第1章 病気ビジネス/第2章 健康の産業化/第3章 洗脳される医師たち/第4章 惨事を利用する医療/第5章 食糧支配と人体汚染/第6章 産業がガンをつくる
・著者情報(「BOOK」データベースより)
崎谷博征(サキタニヒロユキ)
1968年奈良県生まれ。奈良県立医科大学、同大学院卒業。脳神経外科専門医。臨床心理士。現在は私立病院の副院長を務める。2006年に「崎谷研究所」を設立。2011年にアメリカ医師国家試験(USMLE)STEP1、2に合格。2012年「みどりの杜あんしんクリニック」開設。中国海陽市に崎谷研究所分院、健診・予防医学センター開設中である。アセアン諸国でも医療施設の開設に従事。アメリカの最先端医学である「精神神経免疫学」を研究し、難病治療に専念しながら、生活習慣改善による自然治療と土壌からの健康改善活動に従事している。アジア、南米でも土壌改良に従事。また、多くの経済誌、健康誌などに論文を寄稿し、セミナーや講演など幅広い活動を展開。宅地建物取引主任者。副島隆彦国家戦略研究所研究員
楽天ブックス(電子書籍)





■『製薬業界の闇 世界最大の製薬会社ファイザーの正体』
著者:ピーター・ロスト, 斉尾武郎
出版社:東洋経済新報社
発売日:2009年12月
楽天ブックス

・内容紹介
世界最大の製薬企業・ファイザーの元幹部による内部告発本。非道なリストラ手法や社内不倫の横行など同社の暗部を糾弾。業界に蔓延する不正経理等の違法行為も暴露する問題作。
内容紹介(「BOOK」データベースより)
適応外処方、不正経理、リストラ屋、社内不倫、自殺…。既得権にしがみつく製薬業界の真実を暴く。
・目次(「BOOK」データベースより)
二〇〇五年一二月三一日(土)/獲物を狙うハゲタカ/征服者/解雇の芸術/犯罪と不正行為/おまえはクビだ!/私立探偵/調査/性の乱れ/自殺?/電話の監視/販売数の水増し/驚愕の真実/証券取引委員会の介入/業界にはいられないぞ/起爆剤となった書評/すべてを賭けて/政治問題になった尋問/腐りきった製薬業界/米国食品医薬品局のひみつ/攻撃は続く/小さな汚い秘密/米国政府が隠そうとしたもの/メールが使えなくなった!/ファイザーCFOの告白/戦いは続く
・著者情報(「BOOK」データベースより)
ロスト,ピーター(Rost,Peter)
スウェーデン生まれ。世界最大の製薬会社ファイザーの元マーケティング部長(内分泌ケア)。現在は医薬マーケティングコンサルタントとして、また製薬業界のマーケティング活動に関する専門家証人として活躍するとともに、種々のメディアで製薬業界の暗部について鋭い発言を続けている
斉尾武郎(サイオタケオ)
医師(内科、精神科、労働衛生)、フジ虎ノ門健康増進センター長、K&S産業精神保健コンサルティング代表。根拠に基づく医療(EBM)のオピニオンリーダーとして知られる
・楽天ブックス





■【現代医療システムの闇】医師は医師会の方針に従わなければならない!ワクチン接種と医療報酬・日本医療を支配する勢力について





■【がんと宣告されたら必見】アメリカでは日本のようながん治療をしなくなった。抗がん剤や放射線はアメリカでは使用しなくなった。






■先進国でガンが増えているのは日本だけ





■抗がん剤の闇と実態
2015年05月28日





■ファイザー 今年の売上高11兆円超の見通し
日テレNEWS 2022/02/08





■欧州医薬品庁に圧力、ファイザーのワクチン承認急ぐよう=EU筋
Reuters(ロイター通信)2020年12月15日





■政府がひた隠す事実【コロナワクチンと超過死亡の因果関係】専門家「接種率が高い国ほど超過死亡が多くなる」
週刊現代 2023.02.14





■戦後最大「超過死亡」の謎…ワクチン接種との関係はあるのか?~コロナワクチン接種後死亡を追う~
日刊ゲンダイ:2022/11/12





■コロナワクチン「接種開始時期と死者増加時期が一致」のデータが意味するものとは
2022.12.20 女性セブン





■専門家が警告!コロナワクチン「追加接種で6万人死亡」の超衝撃データ
週刊アサヒ芸能 2023年3月12日





■人々の命と引き換えにワクチンで儲けるメガファーマー





■大きすぎる?ビル・ゲイツのWHOへの影響力
SWI swissinfo.ch  スイス公共放送協会国際部





■「ビル・ゲイツは新型コロナのワクチンを世界で初めて治験フェーズに移行させて注目を集めている米国のモデルナというバイオベンチャーに資金提供しています」
週刊現代(講談社)2020.5.2
コロナパニックで「巨額の富を築いた人」たち、その知られざる正体






■新型コロナウイルスで大儲けしたビル・ゲイツ氏:次の標的は食糧の種
福岡の経済メディア NetIB-News  2021年12月10日





■「人道に対する罪」コロナ騒動の元凶ビルゲイツを糾弾したイタリア女性国会議員
イタリア:サラ・クーニアル国会議員の議会演説(2020年5月18日)
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ビル・ゲイツはすでに2018年に感染爆発を予言しました。
そしてこれは、昨年10月の「イベント201」でシミュレーションされたんです。
彼のダボスの仲間に従ってです。
そして彼は、何十年にもわたり、人口削減計画を作ってきました。
全世界の政策を専制支配する計画もです。
この目的としては、農業、テクノロジー、エネルギーに対する支配権を得ることです。
彼はその宣言で文字通り言ってますよ。
「我々がワクチン、健康について良い仕事をすれば、世界人口を10%から15%削減できるだろう」と。
彼は続けます、「大虐殺のみが世界を救うことができるのだ」と。
彼のワクチンのおかげで、アフリカの数百万人の女性の不妊に成功しました。
そして、ポリオ流行をつくり出し、インドの50万人の子供をまひさせたのです。
今現在、彼のDTaPワクチン(三種混合ワクチン)は病気そのものよりも死者をもたらしているのです。
モンサントによってデザインされた、彼の不妊化されたGMO(遺伝子組み換え食品)と同様に、そして、必要な人々に気前よく与えられたのですが、これは全て、彼が顔認識のための量子タトゥーを考慮しているからです。
そしてRNAワクチンというのは、われわれの免疫システムを再プログラムするためのツールです
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■電通を媒介にしたアメリカによるメディア支配
gooブログ 2012年09月21日





■日本のテレビ局が外国資本に支配されている件。
note 2022年3月12日 Noboru Matsushita






■【がん治療】ある日突然、がんが消えた?腫瘍内科医・勝俣範之先生が体験した「自然治癒」のお話!






■やめてよかった抗がん剤 命の分岐点だった VOL.12






■近藤誠/がん手術とオプジーボ 前編:がん手術の虚実





■農業消滅!? アメリカの国家戦略に食い荒らされる「日本の食」 [三橋TV第470回]鈴木宣弘・三橋貴明・高家望愛 - YouTube






■遺伝子組み換え・ゲノム編集という脅威から「我々の食」を護るために [三橋TV第471回]鈴木宣弘・三橋貴明・高家望愛 - YouTube





■株式会社アメリカの食糧戦略…第二の占領政策の実態と売国奴たちの正体(鈴木宣弘X三橋貴明) - YouTube





■「農業消滅」の著者が警鐘 「食の安全保障」を確立しなければ危ない食品が日本に集まる(鈴木宣弘・東大大学院教授)
「さかのぼれば対日占領政策に行き着きます。日本の農業をズタズタにし、米国産に依存する構造をつくれば、日本を完全にコントロールできる」
日刊ゲンダイ 2021/11/01





■欧州委員会でのファイザー取締役の発言が欧米では大騒ぎになっている





■独立系メディアRebel NewsがファイザーCEOにダボスで直撃インタビュー





■「コロナワクチン接種者の寿命は長くて3年」元ファイザー副社長マイケル・イードン氏の命懸けの告発





■人口削減明言。米国ファイザー社、会長兼CEOのAlbert Bourla






■【人口削減】効果、出てますよ!菅首相!
2021.5.5





■日本のテレビ・マスメディア・政府は外国資本が買収済み「苫米地英人」


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