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人は何のために生きるのか
自分も高校生の頃、こんなことで色々と悩んだり、学んだりしいた。
そこで出会ったのが、加藤諦三氏の「生きる」という本を手始めに、色々と書物も読み漁った時代があった。
若さゆえか、現実逃避か、その頃は答えを見出せずに過ぎていった。
池袋暴走事件から感じたこと
東京・池袋で平成31年4月、乗用車が暴走して通行人を次々とはね、母子2人が死亡した事故で、有罪判決が確定した飯塚幸三元被告(90)の収監手続きが12日、始まった。
最後の最後に自分の非を認めたことは、ホッとしたものだが、亡くなられた遺族の事を思うと、胸が張り裂けそうな思いは、私だけではないと思う。
亡くなられた、お二人のご冥福をお祈りするばかりです。
ただ、このお二人の魂の意義は何だったんだろうと考えると、このお二人の魂のおかげで、同じような老齢の親・知人に免許返納を勧め、結果的に救われた命がどれほどあるかと考えると、それが、このお二人の魂の使命だったのではないかと思う。
実際、私も90歳の父親に、この事故を引き合いに、免許返納につなげることができた。
如何に死ぬか
人は、生きている間のことに目が行きがちだが、このお二人の魂のように、死して、その意義が明確になることもあると思う。
静かに息を引き取ることも、一つの死に方だが、何かのために、死んでいくことも、大切な最後だと感じている。
人はみな最後は死ぬ。
如何に死ぬのか。
誰のために死ぬのか。
なんのために死ぬのか。
同じ迎える最後なら、お役に立って最後を迎えたいと思う。
戦争はあってはならない、起こしてはならないと心より思う者だが、最後、自分の魂を掛けて、日本のために尽くされた、英霊の皆様の魂を思い起こす日々である。